ログハウス建設で使った道具たちの紹介
  スコップ

 おもに基礎をつくるときの掘り下げに使用しました。スコップにも種類があって写真上にある先のとがったものを『ケンスコ』といい、土など比較的固いものを掘るときに使います。先がとがっているので土などを切るように使うものです。下は『カクスコ』といい比較的やわらかい砂などをすくう時に使います。四角くて先が平らなので道路の上の砂や泥などすくい取るときよく使われます。

     
  木槌

 木でできている大きなハンマーです。地面に杭を打ち込んだり、ログを組むときに上のログと下のログが隙間なく組みあるように木槌で叩き込みます。本来は柄がもっと長かったのですが折れてしまい半分くらいの大きさになってしまいました。柄が短いと使いずらいです。

     
  水平器

 水平や垂直を出すときに使います。写真のものは長さが30センチくらいのものですができれば長いほうが使いやすいかもしれません。使い方は単純で、水の中にある空気が真ん中にあればいいのですが妥協をしてはいけません。厳しい目で見ないとブロックなど高く積んでいくとだんだん斜めになっていき最後に痛い目にあいます。水平器は必需品ですのでよいものを用意しましょう。

     
  バール

 長さ50センチくらいで鉄でできていてかなり重いです。特になくてもいいのかも知れませんがあれば便利です。特に一度組んでしまったログを手直しのためにはずすときなどはこれがないとはずれません。両端で釘が抜けるようになっているので太く長い釘を抜くときなどはとても便利です。また、つるはしの代わりにも使ったりできます。

     
  トンカチ

 トンカチといえば大工さんの代名詞ともいえるもので必需品です。このトンカチは大工だったおじいちゃんが使っていたもので半世紀以上前のものでしょう。トンカチの頭の鉄の部分は重めで振り下ろすとその重みが適度で釘が打ちやすいです。10センチくらいの釘だと3発くらいで打てます。先端の丸くなっているほうは最後の仕上げに釘を木に少しめり込ませ出っ張りのないようにするときに使います。

     
  スケール

 スケールはいつもポケットの中に入れておきます。材料を加工するとき必ずといってほど長さを測るからです。このスケールは基礎工事を始めるときに買いました。最長で5.5メートル測れますのでたいていはこれで十分です。0のところがL字になっているので材料に引っ掛けてスケールを伸ばします。縮じめる時は材料からL字をはずせば自動的に縮みます。

     
  サシガネ

 大工さんの必需品です。加工する木材に線引きや直角を出すときに使うものです。このサシガネもおじいちゃんの使っていたもので、両側に目盛りが刻んであるのですが『ミリ』と『寸』の目盛りがついています。使い方はサシガネの長いほうの内側の面を木材の面に引っ掛けるようにして短い方を使って線を引きます。そうするとその木材の面に対して直角に線が引けるわけです。

     
  電気のこぎり(マキタ製)

 床や天井を張るときは大いに役に立ちました。その後は、キッチンの戸棚やテーブル、食器棚、戸やデッキなど部材を切断するのにはなくてはならない道具の一つです。手で持って部材を直線に切断することはとても難しいです。電気のこぎりをすえつけられる工作台も安く売っているのでこれを使ったほうがきれいに切れます。

     
  のこぎり

 大工だったおじいちゃんが生前愛用していたのこぎり。 おじいちゃんは仕事のないときは、道具の手入れをよくしていて、こののこぎりも目立がよくされており、油をつけてしまってありました。しかし、ログハウス建設の際に使用させていただきごらんの姿になってしまいました。のこぎりの先端は折れやすいので、力を入れすぎずやさしく使ってあげてください。

     
  サンダー (リョービ製)

 鉄筋やタイルや石材などを切断するときに使います。切る材料によって石材用、金属用、ダイヤモンドカッターなど刃を変えます。かなり勢いよく刃が回転するので使うときはけがをしないように注意が必要です。ものを切るというよりも削ると言ったほうがいいかもしれません。木材研磨用の刃をつけてカンナ代わりに使用することが多いです。

     
  ドリル

 このドリルは2代目です。初代は単に穴を開ける機能しかなく先端にねじ回し用のアダプターをつけていました。2代目はちゃんと5段階のクラッチも付いていて電動ドライバーの機能も装備しています。DIYセンターで1200円で売っていたものなので多くを望んではいませんでしたがそれなりに働いています。ねじを多く使うので必需品です。

     
  ジグゾー

 のこぎりのように刃が上下して部材を切断します。刃が鉄ノコのような形なのできりまわしのように曲線を切るのに適しています。刃を変えれば鉄でも木材でもプラスチックでも部材を問いません。特になくても不自由はありませんがあれば便利です。

     
  脚立

 説明するまでもないでしょう。アルミ製です。足場を組むには小さなログハウスだったのでこの脚立を使ってログを上部へ持ち上げました。だから、横にはいつもこの脚立がありました。脚立は足が4本あるので最初に設置するときぐらつきがないようにしないと上ったときにぐらついて落ちる危険性があります。実際荷物を持って脚立にのぼってぐらついたときは冷や汗がでました。

     
  ステープラー

 大きなホチキスです。トンカチのように柄を持って先端を目標に向かって打ち下ろすとホチキスの玉が出る仕組みになっています。屋根の防水シートを屋根に貼り付けるときに使いました。その後はほとんど使い道がありません。強いてあげれば戸棚を作ったときに薄いベニヤ板をつけたときでしょう。今では埃をかぶって倉庫の肥やしとなり次の出番を待っています。

     
  草刈機 (マキタ製)

 この草刈機を友人からいただくまでは鎌や刈り込みハサミで草刈をしていました。狭い土地ながら草刈が終わるまで1日くらいかかっていましたが、この草刈機のおかげで2時間くらいで終わるようになりました。固めの笹などを刈るときはエンジンの回転をあげないとうまく刈れないなどちょっとしたコツが必要なので使い始めると結構面白いです。山の必需品です。

     
  チェンソー (マキタ製)

 春になると木々は一気に芽吹いて枝を伸ばし自分の占める面積を広げようとします。時々枝を切ってあげないとログハウスの屋根にかぶさってきたり、電線に当たったりします。また、台風などの大風で木が倒れたりしたときなどに活躍するのがこのチェーンソーです。小型なので大きな木を切るには向いていませんが、枝を切ったり木を解体するのにはちょうどいいです。