−おまけ−
(作者注:ほんとのほんとにおまけです!(強調) 軽く読んでね。)
今日は、3月4日。ひなまつりは終わった……
昨日のひなまつりは、愛のためのパーティ……のはずだったけれど、愛はまだまだ赤ん坊。喜んでいたのは、ごちそうとケーキに守と航……愛の成長におじいちゃんとおばあちゃん!
パパはいない。2月の末からいつものごとく宇宙へお仕事にいってしまった。ママはパパのために、愛の初節句のビデオ撮りに忙しかった。
幸せな家族の幸せなイベントがまた一つ終わった……
「雪、終わったらお人形は明日にでもしまいなさい。あ、でもお天気のいい日にね。お人形がいたむと困るからねっ!あと、それから……」
美里おばあちゃんはチェックをかかさない。
「おばあちゃん!(雪は、子供達の前ではおばあちゃんと呼ぶ)わかってますって…… もう……」
「僕も片付け手伝いたい!」
「ぼくもぉ!!」
守と航もはりきっている……が、当然手伝ってなど欲しくない。彼らの手伝いは、はっきり意って『邪魔』でしかない。
「守も航も気持ちだけありがとうね。でも……」
雪は、思い出していた。夫が今回の仕事に出かける前に厳命していったことを……
『雪、お雛様は俺が戻ってきてから一緒に片付けるからな。俺の娘のだから手伝えっていったのは、君だからなぁ。 いいなぁ、絶対だぞぉ!』
『……ずいぶんはりきってるのね? うふふ、わかりました、旦那様』
出かける前の熱〜いキッスを交わした二人はそんな会話で別れた。
でも……雪は考えた。
進さんが帰ってくるのって、確か3月17日…… 2週間も遅くなったら、ママがなんて言うかしら。ちょっと心配……
「ダメダメ!! そんなに遅くまでおいてたら愛がお嫁に行けなくなるわ!!」と言うに違いない。
もしかしてそれが、進パパのコンタンか???
結局、この年の古代家のお雛さまは、いつ誰がしまったのか……? それは皆様のご想像にお任せします!!
−お し ま い−
(背景・イラスト Queen's Free World)