パパサンタのお仕事!?
お話:あい
イラスト:かずみさん
幸せな家庭の幸せな家族の一年は、あっという間に過ぎていく……
そして2216年という年を迎えた古代一家。この年も、パパやママの仕事は相変わらずだし、保育園と小学校、3人の子供達のイベントを追いかけていくだけでもこれまた大忙し。一年があっという間にたってしまったのでありました。
そして年も押し迫った12月のある日……
古代家の主婦雪は、航と愛を連れて近くのスーパーに買い物に出かけた。家で留守番しながら、のほほんとテレビを見ているのは、古代家の大黒柱進と長男の守だ。
この二人、ママとのお買い物はちょっと苦手。パパにとって、どうせママの長い買い物に付き合わなくちゃいけないし、荷物持ちも待っている。そして長男で男の子にしてはちょっとマセガキの守は、もうママと一緒に行きたい年頃は早めに卒業のようだ。
だがもちろん、次男の航と愛は、ママの買い物となると絶対について行きたい派である。
見ていたマンガが一区切り付いてCMになると、パパが守のほうにごろりと向いた。
「なぁ、守。何でお前はついていかなかったんだ?」
子供の時のパパは、守の年頃ではまだまだお母さんのお買い物にはついて行きたい派だったのだ。ついていけば欲しいお菓子も買ってもらえることもある。
「別にぃ〜 欲しいものなかったし、航や愛と一緒に言ったらあいつらの面倒みさせられるだけだしさ。家でごろごろしてた方が楽だもん!」
守はすっかりクールだ。確かに長男坊には、いつも弟や妹の面倒を見るという仕事がついて回る。が、そういう苦労は、甘えん坊の次男坊だった進パパにはほとんどわからない。
「ふうん、そっか。兄貴ってもんも、いろいろ大変なもんなんだな」
ちょっと尊敬の眼差しで見るパパに、守はさらに胸を張る。
「そうだよぉ〜! けんかなんかしたら、どっちが悪いよりも先に絶対僕が怒られるんだからね〜!」
本気で怒っているのだろうが、その言い方がなんともかわいらしくて、進は思わず笑ってしまった。
「あっははは…… そりゃ災難だな。そういや、俺の兄貴もそうだったっんだろうなぁ」
「死んじゃった守おじさんのこと?」
幾度となく話してもらったパパの素敵なお兄さんだった守おじさん。守にとっては自分の名をもらった本人のこと、彼がどんな人だったのかは、とても興味深い。
「ああ…… 年が10も違ったからなぁ。兄貴は遊び相手にもならないガキの面倒見させられて大変だったろうな。それに俺は何かって言うとすぐ泣いてさ、そのたんびに兄貴が怒られてたよなぁ」
進はちょっと照れ笑いしながら、遠い昔のことを話した。
「へぇぇ〜 お父さんって泣き虫だったんだ!」
ちょっと意外だったらしく、守が目を丸くする。大好きで自分の憧れでもある今のカッコいいパパからは想像できない。
「まぁな、泣き虫具合は、ちょうど航みたいなもんだったな」
「えぇ〜〜〜!! それって結構すごくない!?」
航の甘えん坊具合も泣き虫具合も相当なものだ。それに手を焼いている兄貴としては、それと同じだといわれるとびっくり仰天してしまった。
「仕方ないだろ、古代家の次男坊は甘えん坊って決まってんだ。お前もあきらめて、航の面倒見てやれよ!」
「ちぇっ、へぇ〜んな決まりぃ〜」
「あははは……」
などと、パパと息子がどうでもいい会話で盛り上がっていると、どやどやと人が入ってくる気配がした。ママ達が帰ってきたのだ。
「ただいまぁ〜〜」 「ただいま、パパ!!」 「ただいまっ!」
3人がそれぞれに声を上げる。
「おかえり!」
留守番組の二人の迎えの言葉を待ちかねたように、航が興奮したように目をキラキラさせながら言った。
「ねぇねぇ、お父さん、見て見て!!」
「航兄ちゃんってばすごいんだよぉ〜」
愛も同じく興奮気味にパパに訴えると、ママが持っている大きな包みを指差した。
「何がすごいんだ?」と守。
「ん? なんだそれは?」とパパ。
その問いに、ママはうふふと笑ったまま、二人の子供達の方を見た。その視線に促されて、航がちょっと胸を張って答える。
「えへへ〜 今日お店でやってるクリスマス抽選会で2等賞を当てたんだよぉ〜!」
「え〜っ? 本当か? すごいじゃん!」
2等賞の言葉に、守も嬉しそうに叫んだ。
「ほぉ、航が当てたのか?」
「うん!」
「そうなのよ。航って、なんだか知らないけど、よく当てるの。くじ運いいのねぇ」
そう言えば、航はちょこちょこと抽選会でそれなりのものを当てて帰ってくる。子供雑誌の応募懸賞なんかも当てたことがあった。
すると、パパが自慢げにこんなことを言った。
「俺に似てくじ運がいいんだな」
「あらぁ、あたしに似たのよ。だって何年か前もクリスマスディナー当てたじゃなぁい」
パパとママがどっちに似ているかを争い始めた。大抵、いいところは自分に似て、悪いところは相手に似ていると主張するのが、親の常である。
「俺だって子供の頃から、結構懸賞物とかよく当ててたんだぞ。だから俺に似てんだ!」
「あら、そう? そう言えばあなたって、いっつも悪運強いものねぇ〜〜」
意地でも自分に似ていると主張するパパに、ママが最後にチクリと一言。
「っなっ、それはどういう意味だ!?」
「うふふ、そういう意味よっ!」
妻の言外の意味はすぐに察知している夫である。結局言い返せなくなって、とっとと話題を変えることにした。
「ったく、で、中身はなんなんだ?」
「見たい、見たい!! 早く開けて見せて!!」
守も加勢して、一気に皆の視線がママの持つ大きな包みに移った。
「うふふ、それがねぇ〜」
と、ママはゆっくりと中身を引っ張り出して見せると…… なんと、そこには真っ赤な衣装がごっそりと入っていた。1、2、3、4、5……大きいのやら小さいのやら、全部で5着ある。
「なんだ?そりゃ!?」
「サンタさん衣装柄のパジャマよ。ほら、これが子供用で、こっちは大人用のガウンタイプ」
「うわっ、すっげぇ派手っ!」
守も目を丸くしている。だが目が嬉しそうに輝いているところを見ると、興味津々のようだ。このあたりは、さっきまで偉そうなことを言っていてもまだまだ子供というところだろうか。
「うふふ、いいじゃない。みんなでお揃いで素敵でしょ?」
雪が嬉しそうに自分の分を羽織って見せると、子供達はわ〜いと叫びながら、それぞれに自分用の物を手に取った。ちゃんと3人分上下とも揃っているらしく、すぐに胸に当ててあわせて喜んでいる。
「へぇ〜、人数分あるのか」
「ええ、っていうか最初は大人用2枚と子供用2枚のセットだったのよ。でもうちは3人兄弟なんですって言ったら、抽選会の担当者の方が、もう一つ持ってきておまけしてくれたの」
感心したようにながめる夫に、雪はそう説明した。すると、航がその説明を補足した。少々余計な解説となったのだが……
「はじめはね〜 抽選の男の人どうしようかって迷ってたみたいだったんだけど、ママと愛がお願い〜っ!って、うっふんしたんだよ! そうしたらねぇ、急に嬉しそうな顔になって、ニコニコしてもう1枚取りに行ってくれたんだよぉ〜 すごいでしょぉ〜〜」
「お母さんも愛もすごいなっ!」
「うっふんって……ゆ、雪!あいぃ〜!?」
守は素直に尊敬の眼差しを母と愛に向けたが、パパの方はちょっとばかり複雑な顔をした。自分の妻と娘が魅力たっぷりなことは、夫たる自分が一番よく知っているだけに、その魅力を他人に振りまいてきたことが、微妙に面白くない。
「うふふ……」
「あはっ…… もう、やぁねっ、航ったら大げさに言いすぎよ。ちょっとニッコリしてお願いしただけなんだから」
自分の笑顔が魅力的だと言われて嬉しそうな愛は、かわいい笑顔をパパに向け、ママのほうは、パパの心中を察したのか素敵な笑顔で言い訳などしてみせた。
もちろん、その二人の笑顔は、やっぱりパパの心もバッチリと虜(とりこ)にしたのだった。
「まったく……」
とつぶやいてみたものの、かわいい笑顔の二段攻撃には、パパも降参、思わず顔がニヤついてしまったのでありました!
「ね、クリスマスにはみんなでこれ着ましょうね!」
「わぁ〜〜〜い!! みんなでサンタさんだ!」
「わ〜い、わ〜い、サンタさん!!」
ということで、今年のクリスマスには、家族みんなでサンタパジャマを着てパジャマパーティをすることになったのでありました!
さてそれから数日がたち、クリスマスイブの夜とあいなった。
早めにお風呂に入った子供達は、さっそくサンタさんパジャマにお着替えだ。ちゃんと帽子だって付いている。なかなか立派なサンタパジャマである。
それを眺めながら、パパとママもサンタさんガウンを羽織った。こちらはなかなか艶っぽい雰囲気が既に漂い始めている。
少し胸をはだけ気味にしているパパサンタは、なかなか頼もしそうだし、胸元をきちんと止めているけれど、そこから少しばかり覗く白く決め細やかな肌が輝くママサンタは、これまた赤が映えて美しい。その胸元に、パパサンタの視線は既に引き付けられていた。
が……今はまだ腕白サンタ3兄弟のお相手が先である!!
「わぁ〜〜い! サンタさん!!」
「みんなよく似合ってるぞ、かわいいサンタさん達だなぁ」
パパが3人を褒めると、愛が目の前でポーズをとって見せた。
「その中でもあたしが一番かわいいでしょ? パパ!」
「ああ、愛は一番かわいいな」
これこれパパさん! 相変わらず娘にぞっこんのようです。と、それに抗議するように航が間に入ってくる。
「僕だってかっこいいよぉ!!」
「そうだなぁ、兄ちゃんたちはかっこいいサンタさんだな!」
と、パパサンタ、なんとか上手にフォローしたようだ。ママサンタも加勢する。
「愛もかわいいし、お兄ちゃんサンタさんたちは、と〜〜っても格好いいわよ」
パパとママの言葉に、ニッコニコの3人でありました!
「よしっ! 3人とも揃ったところで写真撮ってやろう」
「みんなそこに並んでちょうだい!」
パパとママの号令に、サンタ服ではしゃぎまわっていた子供達が集合した。
「はぁ〜〜〜い!!」
そしてそれぞれにカメラに向かってポーズをとるのだが……
「僕。真中!!」
「あたし、守にいちゃまのおとなりねっ!」
「あっ、ずるいよ!! 僕が真中に入りたいのにぉ〜〜!!」
ドタバタドタバタ…… なかなか位置が定まらない。場所争いを始める子供達に、パパとママも呆れ顔だ。
「こらこら! 喧嘩してるとそのまま撮っちまうぞ!」
「ああん、パパ、だめっ! 笑顔しか取っちゃダメよ! だって、愛は笑顔が一番かわいいんだもん! うふっ」
どこでそんなことを習ったのか、既に愛はモデル気分だ。きちんとカメラ目線で微笑む愛を見てパパはガクッ!
「ったく、あのぶりっこ具合は、君にそっくりだな、雪……」
ママに耳打ちすると……
「まあっ、ぶりっこだなんて失礼ね! 今時そんな言葉使う人もいないわよ! でもいいじゃないの、女の子なんだから、ふふふ……」
ママも呆れ気味に笑う。そして、まだごちゃごちゃ言いあってる3人にパパの再度の号令が響いた。
「よしっ! もう撮っちまうぞ!」
「あ〜っ、ちょ、ちょっと待ってぇ〜〜!」
守と愛の間に割り込もうと後ろ向きになっていた航が慌てて振り返ると、その場で慌ててハイポーズ!
「ピースッ!!」
カシャ、ジー……
なんだかんだ言いながら、わんぱくサンタ3人組の記念写真ができあがった。
そして古代家の楽しいクリスマスパーティが始まり、美味しい料理と楽しい会話が一杯にあふれ、大賑わいで終わった。
ちなみに今年のクリスマス、森家のおじいちゃんとおばあちゃんは、優雅にも豪華宇宙客船で、宇宙クルーズに出かけていて不在。もちろん、クリスマスプレセントだけは、ちゃあんと先に子供達に渡していってくれたとさ。
さて、大騒ぎした子供達がサンタさんパジャマに包まれてぬくぬくと眠ったころ、今度はいくつになっても仲良しの、結婚生活ン年目も何のそのアチアチサンタさん達の時間が訪れた。
少し照明を落としたリビングで、進がソファにどっかりと座ってテレビを眺めていた。そして、ほどなく子供達を寝かしつけて雪が戻ってきた。
雪が隣に座ると、進はその華奢な体をぐいと引き寄せた。
「さぁて、子供達も眠ったことだし…… これからは大人の時間だな」
「んふふふ……」
夫の厚い胸板にそっと顔をうずめながら、雪は嬉しそうに喉を鳴らした。それから、テーブルのグラスが空になっているのを見て尋ねた。
「シャンパンもう少し飲む?」
「ああ、そうだな。もう少しもらおうか、入れてくれるかい?」
「ええ……」
進が妻の肩から抱きしめていた手を緩めると、二人は互いに相手のグラスにシャンパンを注ぎ足しあい、それからもう一度二人だけの乾杯をした。
「乾杯!」
カチンと綺麗な音が静かな部屋に響いて、夫婦の顔に妖しい笑みが浮かぶ。
進はグラスのシャンパンを一気に飲み干し、雪は半分ほど飲んで、二人はグラスをテーブルに戻した。
「雪……」
妻を再び抱き寄せた進はさっと顔を近づけると、その唇を強く吸った。ううっ、と小さなうめき声をあげながら、雪もそれに答え、二人の間からは、ぴちゃりぴちゃりという粘着性の音が小さく漏れはじめた。
進は、シャンパンの味の唇をしばらく味わってから、空いているほうの手を、雪の赤いガウンの胸の合わせの間に、ゆっくりと差し入れた。
雪の体が夫の手から逃れようと少しよじれる。
「ああ、ダメよ、ここじゃ……」
ここはリビングのソファの上。確かにベッドの上ではない……が。
「ここじゃ、何がだめだって?」
夫はまったくそんなこと気にしていない。ぐいと妻の体を引き寄せると、ガウンの中に差し入れてなどとはまだるっこしいとばかりに、妻の肩からガウンを引き下ろした。
「ああんっ、やっ……」
雪の艶やかな肩があらわになる。三十路を越えた女の肌は、10代の若い女性の水も弾くようなツルツルとした感触とは違い、しっとりと触れるものに吸い付くようにしなやかだ。まさに女ざかりの肌と言えようか。
進は、その柔肌をゆっくりとなぞりながら、妻の耳元で囁いた。
「ガウンの下、何も付けてないんだな……」
進の指摘どおり、ガウンの下には、艶やかな肌を覆うものは何もなかった。
「だって……」
「ふふん、これを期待してたってわけだな?」
的を射たりと嬉しそうに笑みを浮かべる夫に、少し拗ねたような顔で妻は抗議した。
「ち、ちがうわ、お風呂上りにこのガウンの肌触りが気持ちよかったから…… だから下は……付けてるわ……よ」
雪が何を何を言おうとも、進には苦しい言い訳にしか聞こえない。
「ふう〜〜ん……」
疑わしそうな声でそう答え、それからガウンの隙間から再び胸元へと手を差し入れた。ふんわりと丸い柔らかな弾力が彼の手を迎えてくれる。
「ああっ……」
雪は、夫の手の愛撫に快感から仰け反った。火がついた体がとても熱い。雪ももう何もかも全てを彼に任せたい気持ちで一杯になった。
「お願い…… ベッドに行って、もっと…… ああっ!」
夫の愛撫に息も絶え絶えになりながら訴えると、進は黙ったまま、雪の手をとって立ち上がった。
ベッドに着くなり、進は自分が着ていたガウンを一気に脱ぎ捨てた。それから雪を引き寄せて、その胸に抱きしめる。雪も気持ち良さそうに、愛する人の胸に顔をうずめた。
抱きしめた手で雪の背中をさすりながら、進がつぶやいた。
「肌触りなら、こっちの方がもっといいだろ?」
「ええ、ああっ、温かいわ……」
うっとりと体を預ける妻を抱きしめながら、今日はどんな風に愛そうかと考える。そして何か思いつくと、おもむろに妻の体を体から離して、再び耳元でそっと囁いた。
「雪……後ろむいて……」
その言葉と同時に雪の体をくるりと背中向けにして、さっき一度肩に戻したガウンを、横に押し広げるように胸元まで引き下ろした。
そして唇をうなじから白い背中へと這わせる。
シャンプーなのかソープなのか、爽やかで甘い香りが、進の鼻腔をくすぐり、さらに興奮を誘う。進は唇を背中につけたまま、甘い言葉を囁いた。
「雪、綺麗な肌だ…… すごく滑らかで、唇が吸い付いてしまいそうだ……」
「んっ…… ああっ……」
くすぐったいのと気持ちいいのとが入り混じり、雪の口からは吐息が漏れる。
そして進は、雪の胸にかろうじてひっかかっていたガウンをするりと下まで落とし、あらわになった二つの膨らみを後ろからやんわりと掴んだ。温かくて程よい弾力のある双丘が、進の手の中で弾む。
「あなた…… ああっ」
雪の体に更なる快感が走ると、進の体にも電流が流れ、その流れが一点に集中していく。
後はもう、二人の欲望の赴くままに乱れ絡まりあい…… こうしてクリスマスの夜は、甘い吐息とベッドの軋む音をBGMに更けていった。
深夜、満足した二人が一眠りして目を覚ました。温かな夫の胸に体を摺り寄せる妻の頬に、進は軽くキスをして、体を起こした。
「あなた?」
何をするのかと尋ねる雪に、進はさっきのサンタガウンを羽織ながら答えた。
「子供達もぐっすり眠ってる頃だろ。そろそろサンタの仕事の時間だ」
そう、今夜はクリスマスイブ。子供達が明日の朝一番の楽しみにしているプレゼントを運ぶ仕事が残っているのだ。
「ああ…… そうね、うふふ…… 頑張ってきてね、パパサンタさん!」
ママサンタの声援に、パパサンタが胸を叩く。
「任しとけ! その代わり……」
ここまで言ってから、パパサンタはママサンタの耳元で声を転がした。
「帰ってきたら第2ラウンドだからな」
「あらっ、うふふ……忙しいわねぇ、パパサンタさんも」
くすぐったそうに笑いながら答えるママサンタさんも嬉しそうだ。
「ママサンタからのプレゼントも欲しいからなぁ」
と、パパサンタはウインクを一つ。
「もうっ……」
そしてママサンタさんは、恥ずかしそうに、けれど期待に満ちた笑みを浮かべつつ、3つのプレゼントを手にして部屋を出て行くパパサンタを見送ったのでしたっ!
かわいい子供達にプレゼントを届け終えたパパサンタさんが、ママサンタさんの元に戻ってきた後、どんなお仕事をこなしたのかは……
皆さまの大いなるご想像のままに。
かずみさんからいただいたイラストにお話をつけようかなぁ、と思っているうちにどんどん長くなってしまって、いっそのことイラストごといただいて……ということで、こんなもんになってしまいました(^^;)
かずみさん、いつも素晴らしいイラストありがとうございます!!
で…… お話のほうですが……
このお話、それでいったい何が言いたいのよ!?と思われたあなた! ごめんなさいっm(__)m
つまりその、えっと…… かわいい腕白サンタさんに囲まれた、幸せなパパサンタとママサンタが、ただただイチャイチャしてるってだけのお話でございましたっ!(逃げっ)
かずみさんのイラストの原画は、みんなのページのいらすとこーなーでご覧いただけます!まだの方はぜひどうぞ!!
(2005.12.10 あい)
P.S 一部、以前のイラストにつけたおまけ文を流用しています。
(背景:トリスの市場)