消えた記憶
(3)


 市中にある連邦中央病院は、司令本部から車ではほんの数分の距離だったが、雪にはその時間が永遠にも長く感じた。

 「どうしよう、彼にもしものことがあったら、私……」

 「心配するな、雪! あいつが交通事故くらいで、そう簡単にどうにかなるわけがないっ!」

 「はい……」

 車中で不安に震える雪を励ましつつ、真田は病院への道を急いだ。ほどなく到着した二人は、すぐに脳神経外科の受付に向った。
 受付カウンターに着くなり、雪は叫ぶように中の看護師に声をかけた。

 「すみません、古代進の関係者のものですが……」

 するとすぐに看護師が出てきた。

 「先ほど救急車で来られた古代進さんですね?」

 「はい!! 容態の方はどうなんでしょう!!」

 「まだ検査中なので詳しいことはわかりません。頭を打って意識がない状態でしたが、外傷は見られませんでした。今、3D検査室で精密検査中ですが、まもなく終わると思いますから、詳しいことは、検査が終わり次第担当医から説明を受けてください」

 「あの、でも……命にかかわるようなことは!?」

 「申し訳ありませんが、今はまだなんとも…… とにかく、しばらくあちらでお待ちになってください」

 必死に尋ねる雪に気の毒に思いながらも、それ以上言える権限もない看護師は、ただ丁寧な口調でそう答えるしかなかった。

 その看護師が指し示したのは、3D検査室の前の長椅子だった。雪と真田がそちらのほうを見ると、そこには、母親と小さな女の子が二人うなだれて座っているのが見えた。

 「雪、とりあえず待とう」

 真田が静かに雪の肩に手をやると、雪も不安な顔のまま頷いた。


 二人が、ゆっくりと長椅子の前に着くと、そこに座っていた母親のほうが顔を上げた。

 「あの…… あの方のご家族の方ですか?」

 その女性は、3D検査室を視線で示しながら、雪に尋ねた。

 「え? あ、はい…… 婚約者の森雪と申します。あのそちら様は?」

 するとその女性は、突然すくっと立ち上がると、大きく腰まで折り曲げて頭を下げた。

 「すみませんでしたっ!!!」

 「えっ?」

 驚いて顔を見合わせる雪と真田に、女性は半分泣き出しそうな声で話を続けた。

 「この子のせいで…… この子を助けてくださったせいで……」

 女性が抱きしめているのは、5歳くらいのかわいらしい女の子だった。少し疲れたような顔をして、目にはうっすらと涙がたまっているようにも見える。

 「じゃあ、古代君が事故にあったのは!?」

 「あの方、古代さん……っておっしゃるんですか?」

 「あ、はい」

 「すみませんっ、私がちょっと目を離している隙にこの子が道路に飛び出して…… それに気付いた古代さんが、とっさに飛び出してこの子を抱きかかえて助けてくださったんです」

 雪の脳裏に、その光景が目に浮かぶ。突然道路に飛び出した子供、それに気付いて咄嗟に助けるために車の前に飛び込んだ進、そしてそこに車が……!
 雪は思わずぎゅっと目を閉じてから、頭を左右に振った。

 「それじゃあっ、古代君はその車に!?」

 「いえ、古代さんがこの子を抱いて道路に飛び込むようによけてくださって。それで車はなんとか二人にぶつからずにすんで止まったんです。
 でも飛び込んだ勢いで、二人は道路に倒れこんで…… その時に頭を打ったようで、この子を胸に抱いたまま気を失ってしまわれたんです。それで慌てて近くの人に頼んで救急車を……
 古代さんが助けてくださらなかったら、この子は今頃あの車にひかれて……」

 もしものことを考えたのだろうか、その母親はそこで絶句してしまった。
 とにもかくにも事故の状況が、この説明で大体わかったことで、雪と真田も少し安堵した。

 「そう……だったんですか……」

 「それで、娘もどこか打っていてはいけないからと、一緒に救急車に乗るようにと言われたんですが……」

 心配そうに母に抱きつく娘の頭を、母親は優しくなでた。その不安そうな女の子の表情を見て、雪の瞳が柔らかくなった。

 「それで、お嬢さんは大丈夫だったんですか?」

 「はい。最初はショックで泣きじゃくってたんですが、病院に着いて、お医者様がゆっくり話を聞いてくださったら、どこも痛いところはないって言うんです。簡単な診察もしていただいて、特に問題ないってことで……」

 「そう…… よかったわね」

 雪は腰を下ろすと、女の子に目線を合わせてニッコリと微笑んだ。すると、女の子は涙が少したまった瞳で、恐る恐る雪の顔を見つめた。

 「ごめんなさい…… あたし、持ってたお花が風で飛んじゃって、それを取りたくて……ごめんなさい。あたしのせいで、お兄ちゃんは死んじゃうの?」

 女の子の瞳の涙が再び一杯になり始めた。子供なりに状況を察知して、進の様子を危惧しているらしい。
 雪はそのかわいらしい瞳をじっと見つめながら、溢れ出そうになった涙を、指でそっとぬぐってやった。

 「大丈夫、お兄ちゃんはきっと大丈夫よ。とっても強い人ですもの。絶対死んじゃったりなんてしないわ」

 子供にはっきりとそう答えながら、雪は自分自身にも、そう言い聞かせていた。

 「そうだよ、心配ないよ」

 真田も腰を落として女の子の頭をそっとなでてそう言ってから、今度は振り返って、雪のほうを向いた。

 「ふうっ、まったく、あいつらしいな。相変わらず無茶をする。
 だがな、雪、戦闘訓練を十二分に受けたあいつのことだ。そんな修羅場は何度も乗り越えている。いくら子供を抱えていたとはいえ、常に受身の体勢が取れるように体が覚えているはずだ。
 飛び込んだ弾みで道路で頭を打った程度じゃ、命に関わることはまずない。それは俺が保障する」

 「はい、そうですね……」

 真田の言葉に、雪も安心したようにこっくりと頷いた。


 その時、3D検査室のドアが開いた。雪達がドアの向こうから出てくるのを固唾を呑んで見ていると、ほどなくカラカラという音がして、進を乗せたストレッチャーが出てきた。

 「古代君!」

 雪が思わず駆け寄ったが、声をかけられても、進の目は開く様子はなかった。さらにストレッチャーに取り付こうとする雪を、真田がさりげなく引きとめた。
 それから真田は、ストレッチャーの後ろから出てきた医師らしい女性に気付いて尋ねた。

 「患者の様子はどうですか?」

 「あなたは?」

 「彼の同僚の真田と申します。こちらは彼の婚約者の森です」

 すると、医師はこくりと頷いてこう答えた。

 「まだ意識は戻っていませんが、脳内には事故が原因と見られるような出血や損傷は見られませんでした。とりあえず命には別状ないと思いますよ」

 「ああ……」

 雪が肩の力が抜けるような声を出した。体もそれにあわせるように力が抜けていこうとするのを、真田が支えた。その二人に向って医師はこう言った。

 「詳しいことを説明しますので、こちらにいらしてもらえますか?」

 医師がすぐそばの小部屋を指し示した。

 「わかりました。行こう、雪」

 「でも古代君は?」

 雪が、先に看護師に押されていった進のストレッチャーを目線で追いかけながら尋ねると、医師は微笑んだ。

 「看護師が様子を見ていますので、大丈夫ですよ。さあ、こちらへどうぞ」

 「わかりました」

 真田は医師の言葉に頷いてから、後ろを振り返った。そこには不安げに立っているさっきの母子がいた。

 「あの……そういうことらしいですから、今日のところはどうぞお帰りになってください」

 「でも……」

 まだ心配そうな母親に向って、真田はゆったりとした口調で説得するように話した。

 「お子さんも事故のショックもあるでしょうし、疲れているでしょう。早く家に帰って休んだほうがいい。
 今聞かれたように、彼の命に別状はないということです。それ以上のことはわかりませんが、病院に連絡先を教えておいてくれれば、後で詳しいことをお知らせします」

 母親は、真田の説明にやっと安心したようで、逆にこれ以上ここにいるのはかえって迷惑だと判断したらしく、真田の指示に素直に頷いた。

 「……わかりました。そうさせていただきます。どうぞお大事に……」

 「ありがとうございます……」

 雪は、かけられた声に微かに微笑んで、軽く頭を下げた。


 医師に続いて小部屋に入った二人は、示された椅子に座った。そこは医師の説明用の部屋のようで、大きなディスプレイには、進のものらしい脳内の3Dで撮影された画像が映っていた。医師は、ディスプレイの前の椅子に座ると、自己紹介した。

 「初めまして、脳神経外科医の皐月と申します」

 真田と雪も軽く会釈した。それから真田が二人分の説明をした。

 「私は防衛軍科学局所属の真田志郎です。こちらは同じく防衛軍秘書課所属の森雪さん、患者の婚約者です」

 医師はこっくりと頷いてから口を開いた。

 「患者さんのご家族の方は? ご両親とかご兄弟はおいでになれなかったのですか?」

 「古代の両親は遊星爆弾で、兄は今回の戦いで……亡くなりました。今はこの森君が一番近い関係になります」

 「そうですか…… わかりました」

 皐月は同情をこめた表情で頷くと、進のカルテに目を向けた。

 「患者のお名前は古代進、彼も防衛軍の方ですね……」と言ったところで、はっと気がついたように「あっ、古代というと、もしかしてヤマトの?」と尋ねた。

 皐月の問いに、真田と雪は思わず顔を見合わせたが、特に隠す必要もないだろうと暗黙の了解をしあった後、真田が頷いた。

 「はい……そうです。先日まで私も同じくヤマトの同僚でした」

 「そうですか。先日までの任務、本当にご苦労様でした」

 皐月が深々と頭を下げた。

 ほんの一月前、ヤマトは暗黒星団帝国との死闘を繰り返した。地球は三度(みたび)ヤマトに救われたのだ。皐月が二人に頭を下げるのは、当然のことともいえる。

 しかし二人にとって、今、彼女と話したいことは、そんなことではなかった。

 「いえ…… それより古代の様子をお願いします」

 真田の言葉を受けて、皐月は思い出したように頷いた。

 「ああ、そうですね。先ほども申し上げましたが、3D検査の結果、特に問題になるようなことは何もありませんでした」

 皐月がニッコリと微笑んでそう答えると、雪が腰を浮かせるようにして、さも嬉しそうな声を上げた。

 「ああ、よかったわ!」

 雪の嬉しい気持ちが、皐月にも届いたのだろう。さらに笑顔になった皐月が続きを説明した。

 「ええ、事故の様子を、連れてきた救急車の隊員にも確認しましたが、車と接触して飛ばされたということはなくて、よけた弾みで道路に頭をぶつけられただけのようですね。こちらをご覧ください」

 皐月は、ディスプレーに表示された頭部の3D映像を、左右に回転させて色々な角度から見せながら説明した。

 「頭を打たれたと言うことでしたので、念のため頭部の3D撮影で古代さんの頭蓋骨内を精密検査しましたが、打撲箇所周辺には、頭蓋骨の骨折もありませんし、脳内でも出血している様子は見当たりませんでした」

 先ほどの言葉に加えて、画面で示されて目で確認したことで、真田と雪は本当に安心した。
 ほおっと安堵の息を吐く二人に、皐月は笑いを含んだ口調でこう言った。

 「しいて言えば、後頭部に少々の腫れ……がありますが」

 「腫れ?」

 雪が眉をしかめ不安そうに尋ねると、皐月はふふふ、と小さく笑った。

 「これは、いわゆるたんこぶ、ですね」

 「ああ……ははは」 「まあっ、ふふふ…… それじゃあ?」

 ひとしきり笑いあってから、皐月はこっくりと頷いた。

 「患者さんは脳震盪で意識を失っているだけのようですから、まもなく目を覚まされるでしょう」

 「それじゃあ、特に後遺症もなく?」

 雪が最後の不安を拭い去ろうと念を押すように尋ねると、皐月は今回もしっかりと頷いた。

 「そうですね、おそらくは…… まあ、事故のショックで、事故の時の前後の記憶がないということはよくありますが…… もしそうだとしても、それほど問題ではないでしょう」

 「そうですか!」

 「ああ、よかったわぁ〜〜」

 「安心したな。雪」

 「ええ……」

 真田と雪が口々に安堵の声を上げていると、ちょうどその時、部屋をノックする音がして、看護師が入ってきた。

 「先ほどの患者さんが目を覚まされました」

 「ああ、ちょうどよかった。今説明が終わったところなの。行って問診するわ。頭が痛いとか吐き気がするとか、そういう症状がなければ、今日中帰っても構いませんよ」

 「そうですか! ありがとうございます」

 交通事故と聞いた時は、どうなることかと思った二人だったが、重傷ではなかったことで、心から安心した。


 皐月を先頭にして、三人は進のいる病室へ入った。部屋に入ると、一人の看護師が進のそばに立って、脈を取っていた。
 それから三人の気配がしたのか、進は首をゆっくりとドアのほうへ動かした。

 「気分はどうですか?」

 「古代君!」「古代っ!!」

 皐月が尋ねたすぐ後ろから、真田と雪が、叫ぶように進の名を呼んだ。すると進は真田に気付いて答えた。

 「真田さん!」

 そう言って起き上がろうとする進を、看護師が「だめです、まだ横になっていてください」とやんわりと押さえた。
 進は、その指示の通り寝たままで、しかし言葉を続けた。

 「真田さん、ご存知ですか? あの子はどうなりましたか? 怪我とかしていませんでしたか?」

 「あの子?」

 突然の問いに、真田が一瞬その意図が理解できないでいると、雪が気付いてすかさず答えた。

 「ああ、あなたが助けた女の子ね。大丈夫よ、かすり傷一つないって」

 その言葉に、進はとてもほっとした顔をして、嬉しそうに微笑んだ。

 「そうかぁ、よかった……」

 自分のことよりもまず周りの人間の心配をする。それがいつもの彼らしくて、雪は嬉しいやら腹が立つやら、けれど力が抜けるような安堵感も感じた。

 「もう、古代君ったら、無茶ばっかりするんだから」

 雪が仕方ない子を叱るような視線でそう言うと、進は困ったような当惑したような顔で、雪を見上げた。

 「え? あ、はぁ……」

 なぜかその視線が見知らぬ人を見ているようで、雪は微妙な違和感を感じた。が、何か問おうとした時、皐月が先に口を開いた。

 「古代さん、医師の皐月です。さきほどあなたの3D検査をさせていただいた結果、頭蓋骨も脳内の血管にも異常はありませんでした。それで、念のため2、3お聞きしたいことがあります。よろしいですか?」

 「はい」

 医師の問診が始まったので、雪はそのまま黙って話を聞くことにした。

 「頭痛はありませんか?」

 「頭痛と言うか、後頭部のこのあたりが少しズキズキします」

 進は皐月の顔を見上げたまま、片手をその部分に添えて説明した。

 「そこが打った部分ですね? 少し腫れてますが、その痛みは頭痛のように頭の内部からの痛みですか?」

 「いえ、いわゆる打撲傷のような痛みです」

 皐月は進の答えに満足して頷いた。さらに質問を続けた。

 「他に吐き気とか、何か具合の悪いところはないですか?」

 「いいえ、特には……」

 再び皐月がこっくりと頷いた。

 「そうですか。それでは念のための質問です。的確に答えてください。あなたのお名前は?」

 「……古代進です」

 進はよどみなく自分の名を告げた。その後、皐月は進の職業や所属部署、住所、電話番号など基本的なことを順々に尋ねたが、進はどの問いにもすらすらと答えた。
 そして質問が終わると、安心したようにほっと息を吐いた。記憶喪失等の問題もないと判断されたらしい。

 「大丈夫なようですね。もしどこか心配なことがあれば、一晩入院していってもらってもかまいませんが……」

 と皐月が言うと、進は即座に頭(かぶり)をふった。

 「いえ、特に問題なかったら、帰らせてください」

 「わかりました。それでは念のため、今晩一晩だけは誰かに付き添ってもらってください。万が一、夜中に具合が悪くなったりしたらすぐ連絡をください」

 「はあ……」

 皐月の指示に、進はちょっと困ったような顔をした。それを見た雪がすぐにフォローする。

 「大丈夫です、私が付き添いますので」

 患者の婚約者の言葉に、皐月は頷いた。しかし二人の後ろで、進が小さな声で、「えっ!?」とひどく驚いてあげたのは、誰にも聞こえなかった。

 「わかりました。ではよろしくお願いします。何か異変があったら、何時でも構いませんので病院まで連絡ください。では、後30分ほど休んで様子を見てもらって、大丈夫ならお帰りいただいて結構です」

 「はい、ありがとうございました」

 「では、お大事に……」

 真田と雪が深々と頭を下げると、皐月は軽く会釈して部屋から出ていった。それに続くように、そばについていた看護師も部屋から出ていった。


 医師たちを見送って、真田と雪は進のほうを振り返った。真田が嬉しそうに進に語りかける。

 「よかったな、古代。お前もあの子も大したことなくて……」

 進も照れたような笑みを浮かべた。

 「ありがとうございます、真田さん。今日、仕事だったんですね。仕事中にわざわざ来ていただいて、お世話かけてしまったみたいで、すみませんでした」

 真田が制服を着ているのを見て取って、進はそう言った。

 「いや、そんなことはいい。だが、もう雪を心配させるようなことするなよ」

 「えっ?……雪って??

 進は不思議そうな顔をして真田を見上げた。だが、雪はその言葉をかき消すように、甘えたような口調で、進に話しかけた。

 「本当よ、交通事故にあったって聞いた時は、私、生きた心地しなかったわ」

 雪はベッド脇に座ると、ブランケットの外に出していた進の手をぎゅっと握った。柔らかな手に握り締められて、進の手がびくりと反応した。
 それから握られた手を、ぎょっとしたような視線で見つめた後、慌てて雪の手の中から自分の手を引き抜いた。

 その慌て振りに、雪は少し面食らったが、すぐに後ろに真田がいるのに気付いて、彼は恥ずかしかったのだろうと判断した。
 雪は、家に帰ってからゆっくり甘えればいいわと、気を取り直して立ち上がった。
 すると、その雪をじっと見つめていた進が、おずおずと口を開いた。

 「…………あの?」

 「なぁに、古代君?」

 雪は優しい声で答えて、もう一度進のベッドの横に座りなおした。しかし、次に進の口から出てきた言葉は、雪にとっても真田にとっても、信じられない言葉だった。

 「失礼ですが、あなたは……どちら様ですか?」

 「えっ!?」

 雪と真田は同時にそう叫ぶと、狐につままれたような顔で、進の顔をまじまじと見つめた。
 

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