新春特別企画! 

古代君と雪のページのみんなにしつも〜ん!!
(第二回)


さて第二回のはじまりはじまり〜!!
今回は第一回と違って、少しは真面目バージョンのつもりなんですが……
どうなりますやら?

それでは、お楽しみください!!


 しばらくその宴会に紛れて、お酒などを相伴していたあいですが、このままでは話が進まな〜い!! 別室に移動して、もう一度古代君達だけを引っ張り込むことにしました。お酒が入りましたからねぇ。きっとお口の方は流暢になったかと……(含笑)
 ではっ!質問にいきま〜す! 

 「古代君、雪ちゃん! ちょっと、ちょっと……」

 「あ〜ん? まだあるのぉ?……(ぶちぶち)」

 「そう言わずに、古代君! ファンサービスよっ!(*^_^*)」

 雪ちゃんやさしい!(;_;) それではぁ、ゆうこさんからのご質問です!

 さらばと2で雪ちゃんはヤマトに密航(?)しますが、古代君に見つかってどう思ったか。で、古代君は雪を見て正直どう思ったか。雪は帰れと言われて、もし彼が止めなかったら本気で宇宙遊泳で帰るつもりだったんだろうか・・・先日2のビデオを見てそんなことをふと思ってしまいましたわ・・・

 あいワールドでは「さらば」はないので「2」の設定で会話してもらいますね。

 「ああ、あの時ねぇ…… ずっと見つからないとは思っていなかったから、いつ話そうかって考えてた時だったのよね。だから、ちょうど潮時だったかしらね? 加藤君達が合流してくれて彼の気分もいいときだったし…… ミー君がとてもいいタイミングで会わせてくれたのかな?って後でそう思ったわ」

 「俺は心臓が止まるかって思ったぜ。実際、雪を置いてきてちょっとばかし心がちくちくしてたところだったし、正直なところちょっと後悔もしてた…… だから、一瞬、幻を見たのかって思ったさ。
 慌てて追いかけて医務室で見つけた時は、なんかもう、いろんな気持ちが混乱してたよ。雪に会えて嬉しかったのも事実だけど、せっかく彼女のことを思って地球に残してきたのになんてことするんだって腹も立った……」

 「だって、私は古代君といつも一緒にいたかったんだもの……(涙目になる雪ちゃん)」

 「わかってる……君の気持ちはよくわかってるけどね。しっかし、君も大胆だよなぁ。いきなり制服を脱ぎ出すし…… あんなところで宇宙に飛び出したら、相原の二の舞じゃないか!」

 「へ、へっ、へ〜っくしょ〜〜〜ん! あれぇ? 風邪でもひいたかなぁ」(by 別室で飲んでる相原君)

 「わかってたわよ。あの時は、絶対止めてくれるって思ってたし……」

 「へぇぇ、じゃあ、あのまま止めなかったらどうしてたんだい?」

 「あら、その時は宇宙服着て堂々と廊下を出口まで歩いて行ったわよ。きっと途中で誰かが止めてくれるはずだもの(*^_^*) こんなかわいいうら若き乙女を一人宇宙遊泳させるなんて、心優しきヤマトクルーができるわけないじゃなぁい?」

 雪ちゃんけろっとして平然と言っちゃったりして…… 止められるのを百も承知の行動でしたか! 古代君、肩から大きくため息です(笑)

 「はぁ〜、じゃあ、本気で宇宙遊泳するつもりなんか全然なかったのか?」

 「あったり前でしょう? あんなところから帰れるわけがないじゃない。あなたが降りろ!って怒るから、ムカッときて売り言葉に買い言葉よ!」

 「ったく、ほんとに君は勝気なんだから……」

 「だってそう言う性格なんですもの! 悪い!!」

 睨んだ顔が……こ、恐い!! 古代君、体が引けてますよ!

 「お、おいっ! 今頃また喧嘩売るなよ」

 「そうよ! だいたいねぇ、あなたったら、私の気持ちわかったわかったっていうけれどねぇ。あの後だって、最期の戦いに一人で行こうとしたし…… アクエリアスの水柱を断ち切ろうって言う時にも、最初は自分が残るつもりだったんでしょう!! もうっ! 結局、私の気持ちなんかわかってないじゃないの!!」

 「だから、それは……」

 「それは、なによぉ!」

 雪ちゃん、ちょっと酔っ払ってるみたい…… 目が据わってます。古代君、このピンチ、どうやって切り抜ける!?

 「あのなぁ、雪。男ってもんはなぁ、大切な人を守りたいもんなんだぞ! 誰が好き好んで死と背中あわせのところに世界中で一番大事な人を連れて行きたいって思うか? 俺は……俺は、雪がどうにかなったりしたら、生きて行けないんだよ!」

 古代君、結構目がマジです!! 余りの真剣さに、雪ちゃんの酔いも覚めたようで…… ちなみに既にこの二人、まん前にあいがいることは完全に忘れてます(笑)

 「古代……くん……」

 「君の気持ちはわかってるんだ…… でも、俺の気持ちだって……わかってくれるだろ?」

 「……うん」

 雪ちゃん感極まって、古代君の胸の中へ…… 古代君もぎゅっと雪ちゃんを抱きしめて…… しばらくして、雪ちゃんが顔を上げると…… ま、まずい!! このままでは、当然の成り行きでキスシーンに…… な、生で見たい気はするけれど、やっぱりここは(汗)

 「うぉぉっほ〜〜ん!!」

 「あっ(*^^*)」 「おっと(^_^;)」

 「さ、さぁ…… 次の質問に行きますね」

 続けてお二人にミカさんからの質問です!

 これだけ美人だと、ヘンなひとに追っかけられたりしませんか?
古代君、もし、そこへ遭遇したら、アナタはどうします?


 「たまにね…… 変な人っていうか、いろんな人に声をかけられることはあるわよ。お茶しませ〜ん?っていう軽いのから、雑誌のモデルになりませんか?とか、映画に出ませんか?とか……」

 「やぱし……(^_^;)  で、お返事の方は?」

 「うふふ、もちろん丁重にお断りしてるわよ。お茶しませ〜ん?には、OKしたこともあるけれど……」

 「ぬぁにぃ〜〜〜!! ゆ、ゆきっ!どこのどいつとお茶なんかっ!!」

 「どこって? ほら、そこにいる……南部君(*^_^*) だって、南部君ってたまたま街であったらいっつもそう言うんだもの」

 「な、な、なななんっぶぅぅぅ〜〜!!」

 「あらっ? 行っちゃいましたよ」

 「大丈夫よ、年中行事だから…… 別に出会った時にお茶するのは南部君だけじゃないし、島君も真田さんもだし、太田君に美味しいお店でお昼ご馳走になったこともあるわ(*^_^*)」

 しばらくして、古代君はふてくされて帰ってきました。

 「どうしたの?」

 「南部だけじゃないじゃないか……雪とお茶したことあるやつ」

 くすりと肩をすくめて笑う雪ちゃん。確信犯ですな。またまた飛びきりの笑顔で古代君にニッコリ……

 「あらっ? ダメだった?」

 「べ、別にあいつらなら……ダメじゃないけど…… けどなぁ、知らない男に声かけられて付いて行ったりしてないんだろうなぁ! 変なスカウトとかに捕まったら何されるかわからないんだぞ!」

 「そんなことしないわよ、当たり前でしょう? 私今の仕事に十分満足してるもの……」

 「だからそう言う問題じゃなくって!」

 「やきもち?」

 「ぐっ……」

 雪ちゃんのことが心配なんだもんねぇ、こっだいく〜ん! そこで敢えて質問!

 「それで、もし変な人が雪ちゃんに声かけてるのを見つけたら?」

 「ぶっ殺す(-_-メ)!!」

 この古代君の声の大きいことといったら…… 一瞬家の中がシーンとしました。雪ちゃんだけはあきれたような嬉しいような笑顔を浮かべてましたけれど……
 部屋の入り口から、外で宴会していたみんながそっと覗いてましたが、古代君がキッと睨むと慌ててちりじりに…… 少なくとも、元ヤマトクルーは雪ちゃんに手を出そうとは、決して思わないのではないかと(^_^;)
 なんとなく静かになってしまった場の雰囲気を変えるべく、次の質問にいきます! 雪ちゃんにしつもんで〜す!


 艦内服・ナース服・防衛軍制服etc…で、どの服がイチバン好き?(同質問を、隣の艦長代理にもv)

 「わたしぃ? そぉねぇ…… 動きやすさではやっぱり艦内服が一番よね? でも、かわいさではナース服! もちろん、ミニの方ね(*^_^*)」

 「でも、あのナース服って、アナライザーの恰好の餌食だったのでは?」

 「うふっ、確かに(^_^;) 何回やられちゃったかしら?」

 「俺も個人的には、雪のナース服がいいけど…… 俺も1回くらいアナライザーみたいにやってみたかったなぁ」

 「古代君!!」

 「うっ、だって……スカートめくりってのは、男の密かな願望なんだよ。アナライザーにさせるくらいなら、俺にもやらせろって……」

 「そう言う問題じゃないでしょう!! もうっ、エッチなんだからぁ」

 「男はそういうもんなんだ! けど、もうあんなミニスカートは人前ではだめだぞ。俺の前だけ! 二人っきりの時になっ」

 「やだぁ、古代君ったらぁ(*^_^*)」

 「けどさっ……ごにょごにょごにょ……」

 古代君、雪ちゃんの耳元で内緒話! あっ、ずる〜い!!

 「んっ、もうっ! 古代君ったらぁ(*^^*)(*^^*)」

 雪ちゃん、うれしそうな顔して真っ赤になっちゃった。古代君なんて言ったの?

 ちょっとそれでは、密かに設置してあった(いつそんな時間があったんだ?なんて言うのはヤボですよ!)超高感度受音マイク(by 真田さん作(笑))でさっきの古代君の耳打ちを再現!


 「俺は本当は、あのネグリジェが一番よかったけどなぁ。今度着てくれよ、なっ!」

 こらこら(^_^;) やっぱりそんなこと言って口説いてるぅ! もうっ! さぁて、続いていきますよ!

 古代艦長代理へ、雪ちゃんって可愛いですが、艦長代理的には、どこがいちばん可愛いですか?

 「どこがって?(と雪をまじまじと見る)そうだなぁ…… 外見とかはもちろんだけどさ。そういうんじゃなくてさぁ、一生懸命なにかする姿とかが可愛いって思うよな」

 「うふ(*^^*) 古代君ったら、私のことちゃんと見てくれてるのね!」

 雪ちゃん、喜んでます。しか〜ぁし、素直によろこんでいいのかな!?

 「たとえば……?」

 「下手な料理を頑張って作ってるところとか!」

 ボカッ!(雪ちゃんの鉄拳爆裂!) おひおひ、古代君、そりはぁ……

 「ってぇ〜(叩かれた頭を抱えつつ、それでもめげずに)それから、ちょっとした繕い物をするだけなのに、すんげー時間かかって、その上、指に針さして血出してべそかいてるところとか……」

 「ん、もおっ! ばかっ!」

 真っ赤になって怒りモードの雪ちゃん。当然……ですな。こだいく〜ん!! それって、全然誉めてないよぉ!

 「あははは(^_^;) けど、そういうのがいじらしくてかわいいじゃん!」

 ま、これだけの完璧美人ですからぁ。かえってそういうドジなところが可愛いのかもね? 雪ちゃんも機嫌直してねっ! ほら、古代君、挽回にこの質問に答えて!

 超レア昆虫標本と、雪ちゃんのキッス。どちらかひとつ選ぶならどっち?(意地悪)

 「そ、それは……(とちらっと雪を見て) もちろん!! 雪のキッスの方がずっといいに決まってるだろう!!」

 「あらっ(*^_^*) 古代君ったら、無理しなくていいのよぉ(といいつつ、悪い気はしていない)」

 「あ、なんだか、喉が渇いたなぁ」

 「うふっ、今ジュースでも取ってくるわね、古代君(*^^*)」

 ご機嫌復活の雪ちゃんはいそいそと台所へ…… と、古代君がこっそり近づいてきてあいに耳打ち。

 「あのさぁ、それってブツにもよるんだよなぁ。例えば、もう絶滅してしまった昔の日本の国蝶オオムラサキの標本とかだとさぁ、もう博物館にしかないんだよなぁ、そんなのが手に入るんなら……」

 「入るんなら?」

 「雪のキスなんかメじゃないよな」

 と言ったところで、当然お決まり!! 古代君、背中にぞくりと殺気! もちろん、そこには雪ちゃんが立っておりましたぁ!

 「こ・だ・い・く〜〜〜〜〜〜ん(-_-;)」

 「ひぇっ!(絶句)」

 その後この二人がどうなったかは、あいは知りません。恐ろしくてさっさと部屋から逃げ出してしまったからねっ!

 さて、揉めてる二人を別室において、今度は宴会中の皆様への質問で〜す!
ミルクさんからは……

 例の“湘南の夜”の後、古代くんと宇宙パトロールで一緒だった方!
(ヤマトメインクルーが一緒だったことを切に望む!にま!)
航海中の古代艦長の様子をぜひぜひレポートしてくださいませ!!!
「この航海の間中、あの瞬間(とき)を思い出し、何度そんな風になって人の目を気にしたことだろうか『MakeLove』」って、ご本人もいってることですしっ!!!

 「例のあのときねぇ。初めてヤッタ時だろう? 誰かいたか?」

 ヤッタ、って……まぁ、ストレートな(^_^;)島君ったらぁ。

 「いや、あの時はここにいる奴は一緒でなかったはずだなぁ」

 いかにも惜しそうな南部君。と、そこでとぼけた顔で太田君が一言。

 「あ、でも俺、ガニメデ基地で古代さんに会ったんだよなぁ」

 「で、どうだった?」

 「いやぁ、そう言えば、ヤケに機嫌がいいなぁって思ったのを覚えるよ。いきなり俺の顔を見て、ご馳走してやるか、なんて言ったりして……
 そうそう、思い出したぞ。飯食いながら、雪さんはお元気ですか?なんて話をしたら、急に喉に物を詰まらせたみたいに、咳き込んで……変に照れてるんだよ。それからなんかテーブルの下に手をやってもぞもぞしてたような気がする。あれって、今考えると……」

 考え込むように語尾をにごす太田君。

 「むふふ…… 既に元気になってたってやつか? わかるよなぁ、最初の頃って、もう頭ん中はそのことばっかりが渦巻いてしまってさぁ」(by 南部君)

 南部君が、ズバリご指摘(笑) 一同一斉にニヤリ。やぱしねぇ…… けど、南部君よくご存知で! 経験者は語るですかな?
 と今度は、端っこで黙って聞いていた相原君がおずおずと……


 「あの……実は僕、あの時古代さんと一緒だった奴が、訓練学校で同じクラスだったんですけど……」

 「なんだとっ! じゃあ、何か聞いてるんだろう!」

 「ま、まぁ……」

 へへへ、と笑いながら、もったいぶる相原君に、南部君が食い付いた!

 「は、早く言えって!」

 「なんかねぇ、言動が怪しかったらしいっすよ。もちろん仕事モードの時はすごく的確な指示を出すし、厳しかったらしいんですが。休憩時間だとか食事の時なんかね……なんか上の空のことが何度かあったらしいよ。
 ある時、食事を一緒に取ってたらしいんだどね、食べてる途中でぼーっと考え事をしてるみたいになって。それで「どうしたんですか?」って聞いたら、「なんでもないっ!」って叫んで、突然真っ赤になって立ち上がって、慌ててまた座ったんだって。でも結局、食事もそこそこにまた立ち上がって部屋を出て行ったらしいんだけど、なんか歩き方がへんてこで……」

 相原君の詳細な報告に、一同にやけっぱなし。そして、最後の詰めはやっぱり南部君がきっちり締めて……

 「前かがみがちに、がに股で?」

 相原君、ちょっぴりはにかみながら南部に視線をやって、コクリと頷いてます。それを合図に、一同大爆笑! 盛り上がったぁ!

 「ぶはぁっ、はっはっは……」

 そこに登場は、我らがアイドル!?古代君。やっと雪ちゃんの攻撃を逃れてきたようですが……

 「なんだ、お前ら? 面白い話でもあるのか? 俺にも聞かせてくれよ」

 その言葉に、一同はまた一瞬沈黙、古代君を凝視し、そして後ろから出てくる雪ちゃんの姿を見て……

 「わっはっははは……」 「いっひひひ……」 「ぶぁははは……」

 思い思いにまた大爆笑の渦となりました。なにかを察知した雪ちゃんが心配そうに一言。

 「あいさ〜ん! また、なにか変な質問をしてたんじゃないでしょうねぇ……」

 「い、いえ……べ、別に……(汗) さ、さ、まあ、一杯飲んでくださいねっ(*^_^*)」

 笑ってごまかすあいに、古代君と雪ちゃんも仕方なく座り、またみんなと一緒に宴会を始めたのでした!

 さてとぉ…… 古代君達が再度宴会に入ったところで、あいはちょっと休憩と、一人別室に戻ったところ…… な、なんと!!


 「ひっ、ま、守さん!? ど、どうしてここに?」

 「なんか進のところでみんな盛りあがってるみたいなんで、ちょっと覗きにな」

 「ちょっと覗きって、あの……でも…… 守さんって、そのぉ……」

 「ああ、ま、いわゆるあの世からちょっと」

 「げっ(^_^;)」

 「まぁまぁ、そんなに恐がるなってぇ! 俺も今じゃ、あっちで家族5人仲良くやってるからなぁ、こっちの方も仲良くやってるか気になるんだよ」

 「そ、そうですか…… じゃあ、あの、お出でになったついでに質問に答えてくださいますか?」

 ちょっとびっくりしましたが、守兄さんなら幽霊だっていいわん!という女性も多いことだし……ここは落ち着いて……と。
 あ、そうだっ!そういえば、お兄様にもご質問が来てたはず、とちゃっかり便乗する事に……


 「ああ、いいよ。なんでもどうぞ」

 それでは、霊界からわざわざお越しの守兄さまにミカさんからの質問です!

 弟くんへ、どんな<めいくらぶ>アドバイスをなさったのでしょうか? 「これ」がかなり貢献しているようなのですが…?

 「あっははは…… そうかい? それはよかったなぁ。あいつには本当に手を焼かされたよ。あんな美人が婚約者だってのに、まだ手も出してないっていうんだからなぁ。地球へ帰ってきてからずっと、早くなんとかしろって言い続けてたんだ。まじでやり方知らないのかと思ったぞ。
 ま、そこまででもなかったけどな。あいつの知識っていったら、あやしげなビデオや雑誌をちょっとばかし見たぐらいだったみたいでなぁ。もちろん、いわゆる○○で、経験は皆無って言うだろう?
 聞いてみると、雪もだって言うし、いきなり感情の赴くままなんてやったら、進の奴、一発で振られてしまうかもしれないって心配になってな」

 「で……具体的にはどんなご教授を?」

 「もちろん、一から十まで! 雰囲気の作り方、相手がその気になった時のタイミングのみつけ方、初めての相手の時に注意しないといけない事とかな、もう何もかもだ。さすがに、こればっかりはあいつも真剣でなぁ。真面目な生徒だったぞ」

 「真面目な……ねぇ(笑)」

 「でな、俺としては、失敗しないように一度くらい実地で経験してみようって誘ったんだけどな。それだけは絶対嫌だって、テコでもウンと言わなかったな、あいつ」

 「ほぉ〜」

 「それだけ、雪に惚れてんだな、進は…… 幸せもんだよ、あいつは。そんなに惚れてる相手から、負けないくらい惚れられてるんだからなぁ」

 「そうですねぇ、本当に…… で、初めての経験の後、報告はありました?」

 「進は帰ってすぐ宇宙に行ってしまったけど、雪は一緒に働いていただろう? 出勤した朝、俺は雪の顔を見るなり、ニヤッと笑ったんだ。そしたら、すぐ真っ赤になってたな。ああ、これはうまくやったな、って確信したよ。
 進には、その航海から帰ってきてから会ったのかな? めちゃくちゃ照れてたけど、すごく上手くいってるようだった。俺は思いっきり贅沢な物をご馳走させたけど、全然文句言わなかったからな」

 「感想なんかは言ってました?」

 「ああ、よかったか?って聞いたら、真っ赤になりやがってもじもじしてさ。それでも突っ込んだら、小さな声ですごくよかったってさ。上気した顔で言ってたのを覚えてるよ。こりゃあ、はまるな?って思ってたら、案の定だったよな。とっとと一緒に暮らし始めやがって……」

 苦笑しながらも、すごく嬉しそうな守兄さん。部屋のドアの隙間から見える二人を目を細めながら見ていました。

 「へ、へっ、ぶぇっくしょ〜〜〜ん! あれぇ? 風邪でもひいたかなぁ。そういえば今、背中に悪寒が走ったような……」

 お〜っと、今度は古代君がくしゃみ中のようですな。悪寒? それって守兄さんの視線では?(笑)

 「あの、じゃあもう一つ二人の事で……」

 弟くんが地球にいらっしゃらない時、雪ちゃんに弟のコトとか話します? もしくは、他の話とかっていたします?

 「ああ、よくしたねぇ。雪も進の小さい頃のことを色々と知りたがったし、俺もこれから進を任せるわけだから、できるだけ聞いて欲しかったしね。他の話? ああ、それもいろいろしたね。
 仕事で遅くなった時なんかは、よく飯を一緒に食べに行ったりしたもんだ。そんな時は、随分話が弾んだよ。彼女は話題も豊富だし、ウイットに富んだ会話をする。
 これは進には内緒だけど、正直言って雪と話をするのは楽しかったよ。何から何まで、あいつにはもったいない人だよ、全く」

 「えっ? それってまさか守さん、雪さんに惚れてた?」

 「まさか弟の恋人を恋愛の対象にしてたわけじゃないさ。もちろん、進のフィアンセじゃなかったらほっとかなかっただろうけどね(ウインク)」

 「ははは(^_^;) 進君が先に出会っててよかったですね」

 「俺もそう思うよ、あははは……」

 「守さん、そんなこと言っていいんですかぁ? 守さんの最愛の方は別にいらっしゃるでしょう?」

 「ん? まあな。彼女は別格さ」

 じゃあ、最後に一言!ミカさんのラストクエスチョンです!

 スターシャ奥様の好きなところを一言v

 「一言だけ? なら、全部かな? えっ? それじゃだめかい? 言い出すときりがなくてねぇ……
 美人だし、スタイルは抜群だろう。もちろんとても優しいし、だけど芯は強くて…… でも少し涙もろいところがまたかわいい。もちろん、イスカンダルの女王としての風格もあったし、知識も相当の物で、賢い人だったよ。けど、二人きりになると、甘えるのも結構上手なんだ。それに、ベッドの中でもなかなか……(ニヤリ) それから……」

 「あ……確かにきりがなさそうですので、その辺で……(^_^;)」

 「ん? じゃあ、もう質問は終りかい? どんどん聞いてくれていいよ。俺は女性には優しいのがモットーだからね。例え……あ、いや、あはは(^_^;)」

 「例え……なんですかぁ?(-_-;) おばさんでも、って言いたいんでしょう!?」

 「はっはっは……さぁて、ちょっと宴会の方覗いてみるかな?」

 っと、守さんはすたこらさっさと逃げて行ってしまいました(笑) こらっ!

 その後、酔っ払った彼らは、守さんが参加しても、その姿が見えてるのか見えてないのか、全く動じることもなく、気にせず飲み続けていました。
 翌朝起きた時には、誰もその晩の記憶は残っていなかったらしいです!!(ちゃんちゃん)


 さて、これでリアルタイム時代の質問はおしまい。
 次回は、タイムマシンに乗って、どんどん未来に進みながら質問をしたいと思っています。まずは、『完結編』から一年後の世界へ……第三回をお楽しみに……!!

第一回へ         第三回へ

トップメニューに戻る     オリジナルストーリーズメニューに戻る

(背景・イラスト:幻想素材工房、Queen's Free World)