008　願い星

このシーンも忘れられないシーンのひとつですね。
Part.1のオリオン星のエピソードです。

あの頃の二人は、既にお互いを意識していたんでしょうね。
というか、古代くんのほうが雪ちゃんを気になって、気になって、仕方がないという感じがします。

当時このシーンを見た時の記憶が鮮烈でないところを見ると（小学生だったので）、自分の中では普通のシーンに映ったのだと思います。
でも今もう一度見直してみると、古代くんは雪ちゃんのことが気になっているから、何を祈っているのか聞きだしたくて仕方がない、という風に感じます。
こういう時こそもうちょっと気の利いたセリフでも言えれば大したものなのですが、そこが彼のいいところ！（笑）
「ヤマトの航海の成功」や、「人類の未来」を祈っているんだろう、と雪ちゃんに向かって言っています。あぁ、情けない・・・（涙）
いや、そうじゃないですね、本当は違うことを祈っていたのをわかっていたけど、聞き出しにくいからありきたりなことを言ったのですね！！
う〜〜ん・・・やっぱりそうじゃないのかなぁ〜？鈍感さはピカ一だから、古代くん（笑）

イラストは、準主役のオリオン星が燃え盛っているところをバックに、雪ちゃんのセリフ、「ある人が私のことを好きになってくれるようにって」を言った直後を描きました。
本編では結構サラッと流れていってしまいますが、雪ちゃんにそう言われた古代くん、色んなことを頭に中で考えてしまって、実は半分面白くなかったんじゃないかな〜って思います。なので、ちょっとふてくされた顔を描きました。
まさに「ある人って誰なんだよっ。聞くんじゃなかった」って顔してますね。

ｂｙ　ゆみこさん（2004．11．15）

close

（背景：Ｈｏｌｙ-Ａｎｏｔｈｅｒ　Ｏｒｉｏｎ）