044 怪我
あこさん作
会いたくてたまらなかった彼にやっと再会できて ずっとほしかった彼のすべてを取り戻した。 目が覚めてすぐそこに彼がいたこと・・・ それがどんなに幸せなことか。 そっとベッドを抜けて服を羽織り始めたのに彼はすぐ私を捕まえた。 もう何度愛し合ったか時間もわからなくなっているのに また引き戻すと肩越しに見つめふと彼の目が私の肩に留まる。 「ごめんよ・・・一人で辛い思いをさせて・・・。」 せつない声でそういうと傷痕にくちづけした。 泣いてるの?泣かないで。 私はあなたのその唇と暖かな手あなたのすべてに癒されるから・・・。 あまりにも幸せで嬉しくて私まで泣きそうじゃない。 そうして私を癒してまた当分ここからは抜けられそうにないわね。 でも私もこの幸せから抜けられそうにないわ・・・。 今の私たちは愛し合う以外何もいらないのね? |
うぁぁ〜〜自分で書いててこっぱずかしかったです(><)
イラストより言葉をつづることのほうが私は苦手なもので・・・。
もちろん「永遠に」の後に再会した二人です。
もう何度体を求めたかもわからなくなり、一休みした後何か食べるものでもと思った生活班長、雪ちゃんではありますが、古代君、雪ちゃん以外は何も要らないようです。
雪ちゃんの傷はもうすっかりよくなっていたであろうとはいえ、傷跡はまだ当然残っていて、古代君はそれを見るとやっぱり自分を責めてしまうという感じです。
傷痕に口づけするという行動は慈しみにあふれた行為のように見えつつ、なんとも艶めかしいものを感じます。
涙をキスでぬぐうのも同じイメージがありますね。
どちらも唇へのキスよりみょ〜に官能的なものを感じてしまうのは、私だけでしょうか?
ただ単に私がすけべぃなだけか(^^;
by あこさん(2005.4.5)
(背景:Cool Moon)