「一人になる事」

 年をとって一人になるとか、そう言う話しではなくて。この現代社会のなかで一人になるということを。

 この時代ひとりでだれとも話したりしないで生きるということはほとんど不可能なわけで、なんらかのストレスを常に受けつづけながら生活している。そのなかでいろんな方法で発散するわけだが、一人になって、自分を見つめなおしたいときに限って人がきたり、一人になれなかったりする。なかなかうまくいかないものである。

 絶対一人になれる場所はどこであろう。車の中、家の中、いろんな場所がありそうだが、ホントにひとりになれるだろうか?いや、なれないに違いない。もっと狭い視野で考えて見よう、自分の部屋、お風呂、トイレ、そう、トイレやお風呂なら、一人だ。

 お風呂なら一人になれる、体を洗って、頭を洗って、お湯につかって考える、トイレは少し集中力が鈍るかも知れなし(アレに集中すると考えがあさっての方にいくかもしれない)他にしていることがあるからだ。
 さて、一人になったところで何を考えようか、明日の事、今日の事、自分の事、それぞれに考える事は違うかもしれない。簡単な事でもいいだろう、お風呂からでて何を食べよう、食べ過ぎたから明日は気を付けよう、明日は吉野家に行こう、何でもイイだろう。

 とりあえず、一人で考えると言う環境を作るのが良いと思う、たわいもないことでも考えるそれが大切なんだと思う。お風呂で時間を作れないなら他のところでも良いと思う、ただ、ちょっとした時間を作るそれが大切だ。


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