2000年度(2000年12月より)

兵庫リレーカーニバル

 ◇兵庫リレーカーニバル 女子1万は小鳥田が優勝、渋井は3位
  日本グランプリシリーズ第2戦、兵庫リレーカーニバルは22日、神戸
 ユニバー記念陸上競技場で男女計14種目の決勝が行われ、注目の女子一
 万メートルは、小鳥田貴子(デオデオ)が世界選手権参加標準A記録を上
 回る31分41秒32で優勝、世界選手権マラソン代表の渋井陽子(三井
 海上)は3位となった。
◇1500メートル
   1)田村 育子(グローバリー)      4分23秒83
   2)早狩 実紀(KIコーポレーション)  4分26秒10
   3)平田 雅子(東海銀行)        4分26秒95
  ◇10000メートル
   1)小鳥田貴子(デオデオ)        31分41秒32
   2)藤永 佳子(筑波大)         31分47秒82
   3)渋井 陽子(三井海上)        31

アジアクロカン 一般女子で岩本が優勝
 第6回アジア・クロスカントリー選手権大会は21日、ネパールのカトマ
 ンズで行われ、一般女子で岩本靖代(日本生命)が優勝した。

長野五輪記念マラソン 女子は大西昭代が初優勝
  第3回長野五輪記念長野マラソンは15日、長野県山ノ内町から長野市
 南長野運動公園までの42.195キロの片道コースに男女計4523人
 が参加して行われ、女子は大西昭代(積水化学)が2時間31分20秒で
 初優勝した。長野マラソンで日本勢が勝ったのは、男女を通じて初めて。
 今回限りで引退するワレンティナ・エゴロワ(ロシア)は26キロ過ぎで
 左足を痛めて棄権した。

ロッテルダム・マラソン 小出が自己ベストで2位
  ロッテルダム・マラソンは22日、オランダのロッテルダムで行われ、
 女子は積水化学・小出義雄監督の二女、小出正子(積水化学)が自己記録
 を2分以上縮め、2時間28分28秒で2位に入った。優勝はスーザン・
 チェプケメイ(ケニア)で2時間25分45秒だった。

ロンドン・マラソン 弘山は12位
  第21回ロンドン・マラソンは22日、ロンドンの市街地コースで行わ
 れ、女子はシドニー五輪一万メートル金メダルのデラルツ・ツル(エチ
 オピア)が2時間23分57秒で初優勝した。同五輪マラソン銀のリディ
 ア・シモン(ルーマニア)は4位、世界最高を持つ前年優勝のテグラ・ロ
 ルーペ(ケニア)は8位。弘山晴美(資生堂)は序盤のハイペースに付い
 ていけず、2時間29分1秒の12位だった。

陸上東京選手権第1日 女子5000メートルは市川が優勝
 陸上の東京選手権第1日は21日、東京・国立競技場などで男女計23種
 目の決勝が行われ、女子五千メートル(タイムレース)は、シドニー五輪
 代表の市川良子(三井住友VISA)が16分0秒80で優勝した。

ボストン・マラソン

 ◇ボストン・マラソン 男子は李鳳柱初優勝 女子はヌデレバ2連覇
  第105回ボストン・マラソンは16日、ボストン郊外のホプキントン
 からボストン市立図書館までの42.195キロの片道コースに約1万5
 600人が参加して行われ、

 ヌデレバは30キロ過ぎにアトランタ五輪覇者のファツマ・ロバ(エチ
 オピア)を引き離して独走、一気にゴールまで駆け抜けた。日本勢では、
 初マラソンに挑んだ女子の田辺かおり(デンソー)が2時間31分31秒
 で10位、男子は小椋誠(NTT西日本)が2時間20分24秒で20位
 になったのが最高だった。

 【女子】
  1)C.ヌデレバ(ケニア)       2時間23分53秒
  2)M.ソバンスカ(ポーランド)    2時間26分42秒
  3)L.モルグノワ(ロシア)      2時間27分18秒
  4)L.キプラガト(ケニア)      2時間27分56秒
  5)F.ロバ(エチオピア)       2時間28分08秒
  6)I.ティモフェイエワ(ロシア)   2時間28分50秒
 10)田辺かおり(デンソー)       2時間31分31秒

選抜陸上中・長距離熊本大会

 ◇選抜陸上中・長距離 藤永佳子が女子5000メートルで優勝
  選抜陸上中・長距離熊本大会は8日、熊本県民総合運動公園陸上競技場
   で行われ、女子五千メートルで5月の東アジア大会代表の藤永佳子(筑波
   大)が15分39秒54で優勝した。シドニー五輪女子一万メートル代表の川上
   優子(沖電気宮崎)、は体調不良で欠場した。
一般女子】
  3000m 1)田村 育子(グローバリー)  9分05秒88
        2)池田 恵美(立命館宇治高)  9分10秒08
        3)田顔 朋美(須磨学園高)   9分24秒47

  5000m 1)藤永 佳子(筑波大)     15分39秒54
        2)川島真喜子(東海銀行)    15分42秒36
        3)王  宏霞(サニックス)   15分44秒29

ソウル国際女子駅伝 ロシアが優勝、日本は2位

  ソウル国際女子駅伝は4月8日、ソウルの五輪スタジアムを発着点とする7
 区間42.195キロに15カ国・地域の16チームが参加して行われ、
 日本は2時間20分48秒で2位だった。ロシアが4区から独走態勢に入
 り、2時間17分37秒で7年連続7度目の優勝を果たした。日本は2区
 で片渕恭子(ワコール)が区間賞の19分37秒をマークしてトップに立
 ったが、4区のシドニー五輪マラソン代表の山口衛里(天満屋)が、ロシ
 ア、メキシコに抜かれて3位に転落。6区で疋田みゆき(沖電気宮崎)が
 2位に盛り返したが、及ばなかった。

 ○ソウル国際女子駅伝(7区間42.195キロ)
  1)ロシア                  2時間17分37秒
  2)日 本                  2時間20分48秒
  3)メキシコ                 2時間21分51秒
  4)ルーマニア                2時間22分07秒
  5)中 国                  2時間23分27秒
  6)ウクライナ                2時間26分08秒
  7)韓 国                  2時間26分47秒
  8)英 国                  2時間28分18秒
  9)豪 州                  2時間28分48秒

○2001年度4、5月の国内主要大会日程
 【4月】
    8日(日) 中・長距離選抜大会           熊本
   15日(日) 長野マラソン               長野
   15日(日) 日本選手権50km競歩        石川・輪島
   21日(土)〜22日(日)
          群馬リレーカーニバル          前橋
   22日(日) 兵庫リレーカーニバル         神戸
   29日(祝) 織田記念陸上              広島

 【5月】
    3日(日) 静岡国際陸上             静岡・草薙
    6日(日) 水戸国際陸上             茨城・水戸
   12日(日) IAAFグランプリ大阪         長居
   11日(金)〜13日(日)
          東海インカレ              瑞穂
          九州インカレ              長崎
   12日(土)〜13日(日)
          中部実業団対抗            長良川
          中国実業団対抗            広島・三次
          九州実業団対抗            宮崎・延岡
   13日(日)、18日(金)〜20日(日)
          関東インカレ              国立、横浜国際
   14日(月)〜17日(木)
          関西インカレ              長居、長居第2
   19日(土)〜20日(日)
          東日本実業団対抗         宮城・利府
          北陸実業団対抗         新潟・十日町
          関西実業団対抗            皇子山
   23日(水)〜27日(日)
          東アジア大会              長居
   25日(金)〜27日(日)
          中国インカレ              愛媛
   26日(土) ゴールデンゲームズinのべおか     宮崎

営団地下鉄陸上部が3月31日、正式に廃部
   となり、1999年世界選手権女子マラソン8位の小幡佳代子(東京陸協)が、
   同日付で長沼祥吾監督らと ともに所属先の営団地下鉄を退社、当面は東京
  陸協の登録で活動しながら 移籍先を探すことになった。
  出場を予定していた4月8日のパリマラソン は、体調が整わないため欠場する。
  同陸上部は昨年3月に起きた日比谷線 の脱線事故の後、活動を自粛。昨年11月
  に今年度限りでの廃部が決まっ た。
  全部員の半数となる5人は競技続行を希望し、2人は受け入れ先が見
 つかり他社へ移籍したが、小幡ら3人と長沼祥吾監督は移籍先が見つから
 なかった。長沼監督は「選手個人のスポンサーの形でもいいので、支援し
 てもらえる所を探したい」と、同社の寮が使用できる4月いっぱいは東京
 を拠点にスポンサー探しに全力を挙げるという。

松下通信女子陸上部のコーチに倉林氏が就任
 松下通信女子陸上部は3月28日、元YKK陸上部選手の倉林俊彰氏のコーチ
 就任を発表した。倉林氏は順大時代に箱根駅伝に4年連続出場し、4連覇
 を経験。YKK時代には1995年の世界陸上選手権(スウェーデン・イ
 エテボリ)の男子マラソンに日本代表として出場した。昨年は北海道マラ
 ソンでは2時間17分20秒で2位、シドニー・パラリンピックにはマラ
 ソンの伴走者として参加。「選手とともに走れる指導者に」という松下通
 信の要望に応え、今月いっぱいでYKKを退社することになっていた。

女子の高橋は19位=陸上世界クロカン(時事通信)

 陸上の第29回世界クロスカントリー選手権第1日は3月24日、ベルギーのオステンドで行われ、女子7.7キロで日本勢は高橋千恵美(日本ケミコン)が29分51秒で19位となったのが最高だった。優勝はポーラ・ラドクリフ(英国)で27分49秒。藤永佳子(筑波大)は25位、西村みゆき(ダイハツ)は52位。  

○女子ロング(7.7キロ)
   1位 Paula Radcliffe  英 国         27分49秒
   2位 Gete Wami        エチオピア       27分52秒
   3位 Lydia Cheromei   ケニア         28分07秒
  19位 高橋千恵美    日本ケミコン      29分51秒
  25位 藤永 佳子    筑波大         30分01秒
  52位 西村みゆき    ダイハツ        31分05秒
  82位 河相  縁    ダイハツ        33分24秒

○女子ショート(4.1キロ)
   1位 Gete Wami        エチオピア       14分46秒
   2位 Paula Radcliffe  英 国         14分47秒
   3位 Masai Edith      ケニア         14分57秒
  72位 岡本由美子    東京陸協        16分44秒
      田村 育子    グローバリー      欠 場

大阪シティハーフマラソン

 ◇大阪シティハーフマラソン 女子は大越が優勝
  大阪シティーハーフマラソンは25日、大阪市の中之島公園―長居陸上
 競技場の21・0975キロのコースに国内外招待選手、市民ランナーら
 約2700人が参加して行われました。
 女子は19歳の大越一恵(ダイハツ)が独走し、1時間10分24秒の大
 会新で優勝しました。

 2001大阪シティハーフマラソン
 
 【女子】
  1)大越 一恵(ダイハツ)       ★1時間10分24秒
  2)田鍋 久美(ダイハツ)        1時間11分58秒
  3)村田  史(日本生命)        1時間12分17秒
  4)スーザン・ミッシェルソン(豪 州)  1時間12分31秒
  5)藤本 絵美(資生堂)         1時間15分13秒
  6)浅井えり子(NTT−AT)      1時間16分17秒
   ★は大会新

<クロスカントリー>千葉国際 一般女子六千Mで藤永が2位(毎日新聞)


 世界クロスカントリー選手権(3月、アイルランド)の日本代表選考会を兼ねた第36回千葉国際クロスカントリー大会(日本陸上競技連盟主催、毎日新聞社など後援)は18日、千葉市緑区の昭和の森で、一般、ジュニア、中学の男女計9種目が行われ、一般女子六千メートルはユーリア・オルテアヌ(ルーマニア)が優勝した。日本勢は若手の成長株、藤永佳子(筑波大)が2位に食い込んだ。注目の弘山晴美(資生堂)は6位に終わった。

大阪シティーハーフマラソン ワイナイナらが出場
 大阪シティーハーフマラソン(2/25日・大阪市中之島公園―長居陸上競技
 場)の事務局は2/13日、招待選手を発表した。女子はベテランの浅井え
 り子(NTT―AT)、若手の大越一恵(ダイハツ)らが出場する。


横浜国際女子駅伝 土佐、渋井らが出場
 日本陸連は14日、横浜国際女子駅伝(25日、横浜スタジアム発着、6
 区間42.195キロ)の出場チームと選手を発表した。日本のほか、昨
 年優勝のケニア、ルーマニア、中国など海外9カ国の代表と国内の地区選
 抜など計17チームが参加する。日本は8月の世界選手権(カナダ・エド
 モントン)マラソン代表に内定している土佐礼子(三井海上)と渋井陽子
 (三井海上)をはじめ、シドニー五輪一万メートル代表の川上優子(沖電
 気宮崎)、高橋千恵美(日本ケミコン)も加わる豪華な布陣で2年ぶり8
 度目の優勝を目指すことになった。監督は鈴木秀夫氏(三井海上)が務め
 る。
横浜国際女子駅伝 ------------------------------------------

 ◇横浜国際女子駅伝 ロシアが7年ぶり優勝、日本は2位
  2001横浜国際女子駅伝は25日、横浜スタジアムを発着点に八景島
 シーパラダイスを折り返す42.195キロコースに10カ国17チーム
 が参加して行われ、ロシアが2時間12分50秒の大会新で7年ぶり6度
 目の優勝を果たした。ロシアは2区からすべて区間賞を奪い、5年ぶりに
 大会記録を1分25秒更新した。2年ぶり8度目の優勝を目指した日本は
 1区で上野理恵(積水化学)がトップに立ったが、2区の高橋千恵美(日
 本ケミコン)が3位に後退。3区の吉田香織(積水化学)で2位に浮上し
 たが、4区の川上優子(沖電気宮崎)、5区の渋井陽子(三井海上)らも
 ロシアとの差を詰められず、2年連続の2位に終わった。3位はルーマニ
 ア、4位に中国、5位に九州選抜が入った。

○横浜国際女子駅伝(6区間42.195キロ)
  1)ロシア               ☆2時間12分50秒
  2)日 本                2時間16分13秒
  3)ルーマニア              2時間16分39秒
  4)中 国                2時間19分00秒
  5)九州選抜               2時間19分34秒
  6)東海・北陸選抜            2時間20分43秒
  7)近畿選抜               2時間21分18秒
  8)ウクライナ              2時間22分32秒
  9)関東・東京選抜            2時間22分53秒
 10)英 国                2時間23分05秒
 11)ケニア                2時間23分14秒
 12)豪 州                2時間23分55秒
 13)中国・四国選抜            2時間24分48秒
 14)神奈川                2時間25分52秒
 15)北海道・東北選抜           2時間26分11秒
 16)ポーランド              2時間26分33秒
 17)メキシコ               2時間26分51秒
   ☆は大会新

【区間最高】
 1区( 5.0キロ)  上野 理恵(積水化学)    15分46秒
 2区(10.0キロ)  L・ペトロワ(ロシア)    31分41秒
 3区( 6.0キロ)  E・ザトロジュナヤ(ロシア)★18分24秒
 4区( 6.195キロ)T・トマチョワ(ロシア)   19分17秒
 5区(10.0キロ)  L・グリゴリエワ(ロシア)  32分26秒
 6区( 5.0キロ)  O・エゴロワ(ロシア)   ★15分04秒
   ★は区間新

千葉国際クロスカントリー 弘山晴美らが出場
 日本陸連は8日、第29回世界クロスカントリー大会の日本代表選考会を
 兼ねた千葉国際クロスカントリー大会(18日、千葉・昭和の森)の招待
 選手を発表した。女子六千メートルはシドニー五輪一万メートル代表の弘
 山晴美(資生堂)、高橋千恵美(日本ケミコン)、セビリア世界選手権マ
 ラソン8位の小幡佳代子(東京陸協)、昨年の日本選手権五千メートルを
 制した藤永佳子(筑波大)、上野理恵(積水化学)、大越一恵(ダイハツ)
 らが出場する。

 マラソン有森らを輩出したリクルート陸上部が休部
 女子マラソンの五輪メダリスト、有森裕子らを輩出したリクルート陸上部
 は5日、9月30日付で休部し、地域密着型のクラブチームとして再出発
 を目指すことを発表した。東京都内で会見したリクルート広報室は厳しい
 経済環境の中、スポーツに対する取り組みの意義を問いただす必要に迫ら
 れたと休部理由を説明した。現在の部員はアトランタ五輪五千メートル4
 位の志水見千子ら女子10人。金哲彦監督は現部員を主体に佐倉市を拠点
 とし、独立したスポーツクラブをつくって運営していく構想を明らかにし
 た。リクルート側は、金監督からの具体的な活動案の提示を待ち、スポン
 サーとして支援していくかどうかを決める。また、同社が有森と結んでい
 る個人契約はこれまで通り継続される。1986年に創部されたリクルー
 ト陸上は、有森を筆頭に鈴木博美(現積水化学)、志水ら女子長距離界の
 トップ選手を育て、全日本実業団女子駅伝でも2度の優勝を誇る。シドニ
 ー五輪の女子マラソン金メダリスト、高橋尚子(積水化学)を指導する小
 出義雄氏も88年から97年まで監督、総監督を務めた。
                               

女子マラソンの浅利純子が引退表明
  1993年の世界陸上女子マラソンで金メダルを獲得した浅利純子(ダ
 イハツ)が24日、大阪府池田市のダイハツ本社で会見し、世界レベルで
 戦おうという気持ちがわかなくなったと話し、現役引退を発表した。今後
 はダイハツに残り、コーチとして後輩の指導にあたる。

丸亀ハーフマラソン 高橋が五輪以来の走りに笑顔
 シドニー五輪女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子(積水化学)は
 4日、五輪以来初の公式レースとして香川県立丸亀競技場を発着点とする
 香川・丸亀ハーフマラソンに出場した。一般女子19歳以上の部で8位だ
 ったが、目標タイムを大幅に上回る1時間12分40秒でゴールした。タ
 イムは平凡だったが、次に向けていいスタートが切れたと明るい表情を見
 せた。今後は5日から鹿児島県徳之島で合宿に入り、18日の青梅マラソ
 ン(30キロ)に出場予定。その結果を見て今春の海外マラソン出場を決
 める。

第55回香川・丸亀ハーフマラソン成績
 
 【女子】
  1)永山 育美(デンソー)     ★1時間09分28秒
  2)黒澤 奈美(四国電力)      1時間10分10秒
  3)藤川 亜希(ラララ)       1時間10分24秒
  4)松尾 和美(天満屋)       1時間10分29秒
  5)西山 貴美(東海銀行)      1時間11分07秒
  6)小松ゆかり(サニックス)     1時間11分09秒
  7)山元  愛(沖電気宮崎)     1時間11分16秒
  8)高橋 尚子(積水化学)      1時間12分40秒
   ★は大会新

  第55回香川・丸亀ハーフマラソンは4日、香川県立丸亀競技場を発着
 点に行われ、女子は永山育美(デンソー)が5人の先頭集団から12キロ
 すぎに抜け出し、1時間9分28秒の大会新をマークして優勝した。シド
 ニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子(積水化学)は6キロ付近
 で先頭集団から脱落したが、五輪後初の公式レースを1時間12分40秒
 の8位で走り切った。男子は野口英盛(順大)が1時間2分28秒で制し
 た。ハーフマラソンの日本最高記録を持つ高橋健一(富士通)は1秒差の
 2位だった。

NEC女子陸上部が廃部
 NEC女子陸上部が3月いっぱいで活動を停止することが1日、明らかに
 なった。NECは成績不振を理由に挙げているが、不況の影響も無関係で
 はないとみられる。男子はこれまで通り活動を続ける。1987年に活動
 を開始した女子陸上部は最近、目立った成績を残せず、全日本実業団女子
 駅伝は98年の7位を最高に99年が23位、昨年は18位と低迷が続い
 ている。会社側はこうした状況から女子は飛躍的な成績を今後も望むこと
 ができないと判断し、活動を男子だけに絞ることを決めた。女子陸上部は
 竹元久美子ら選手、スタッフを含めて計15人が所属。会社側は、部員が
 社員として業務に専念することは可能としているが、移籍を希望する部員
 については受け入れ先を探す際に協力したいとしている。

渋井 初マラソン世界最高
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 アテネの星・渋井が“世界最高”でデビュー戦を飾った。今年8月の世界選
手権(カナダ・エドモントン)の代表選考を兼ねた大阪国際女子マラソンが行
われ、21キロ過ぎから独走したマラソン初挑戦の渋井陽子=三井海上=が2時
間23分11秒で初優勝。2時間26分26秒の初マラソン日本最高はもちろん、世界
最高の2時間23分44秒をも破り、同僚の土佐礼子に続いて世界選手権代表に内
定した。

○大阪国際女子マラソン
  1)渋井 陽子(三井海上)     2時間23分11秒
  2)F.フィアッコーニ(イタリア) 2時間26分49秒
  3)松岡 理恵(天満屋)      2時間27分50秒
  4)S.オベレム(ドイツ)     2時間28分50秒
  5)小幡佳代子(東京陸協)     2時間32分14秒
  6)杉原  愛(大塚製薬)     2時間34分29秒
  7)大西 昭代(積水化学)     2時間35分03秒
  8)E.ヤロス(ポーランド)    2時間35分24秒
  9)山田かおる(九電工)      2時間36分17秒
 10)M.フォルトゥナト(ブラジル) 2時間37分30秒
 11)前田 祐子(九電工)      2時間37分46秒
 12)呉  貞姫(韓 国)      2時間38分47秒
 13)前田 明美(関西電力)     2時間38分51秒
 14)北村 智子(小島プレス)    2時間41分01秒
 15)権  銀珠(韓 国)      2時間41分28秒
 16)山田 貴子(サニックス)    2時間43分29秒
 17)堀田麻樹子(岐阜陸協)     2時間43分41秒
 18)高橋 広美(石川島播磨)    2時間44分12秒
 19)前田 淳子(熊本マラソンク)  2時間44分21秒
 20)片岡 千里(長崎市陸協)    2時間45分38秒

 ○女子マラソン日本歴代10傑
  1)高橋尚子(積水化学)  2時間21分47秒 98年12月アジア大会
  2)山口衛里(天満屋)   2時間22分12秒 99年11月東京国際
  3)弘山晴美(資生堂)   2時間22分56秒 00年1月大阪国際
  4)渋井陽子(三井海上)  2時間23分11秒 01年1月大阪国際
  5)土佐礼子(三井海上)  2時間24分36秒 00年3月名古屋国際
  6)小幡佳代子(営団地下鉄)2時間25分14秒 00年1月大阪国際
  7)朝比奈三代子(旭化成) 2時間25分52秒 94年4月ロッテルダム
  8)伊藤真貴子(第一生命) 2時間26分03秒 97年4月ロッテルダム
  9)安部友恵(旭化成)   2時間26分09秒 94年1月大阪国際
  9)藤村信子(ダイハツ)  2時間26分09秒 94年1月大阪国際
   所属は当時。朝比奈は現姓高橋

 ○初マラソン日本歴代10傑
  1)渋井陽子(三井海上)  2時間23分11秒 01年1月大阪国際
  2)小鴨由水(ダイハツ)  2時間26分26秒 92年1月大阪国際
  3)安部友恵(旭化成)   2時間26分27秒 93年1月大阪国際
  3)鈴木博美(リクルート) 2時間26分27秒 96年1月大阪国際
  5)松野明美(ニコニコドー)2時間27分02秒 92年1月大阪国際
  6)真木 和(ワコール)  2時間27分32秒 96年3月名古屋国際
  7)藤川亜希(ラララ)   2時間27分42秒 99年1月大阪国際
  8)麓みどり(デオデオ)  2時間27分55秒 00年3月名古屋国際
  9)原万里子(富士銀行)  2時間28分50秒 95年11月東京国際
 10)吉田直美(リクルート) 2時間28分56秒 95年11月東京国際

選抜女子駅伝北九州大会 諫早、沖電気宮崎が優勝
  第12回選抜女子駅伝北九州大会は21日、北九州市役所前発着のコー
 スに一般5区間、高校6区間の32.8キロで行われ、高校は諫早(長崎)
 が1時間48分32秒で3年連続3度目、一般は沖電気宮崎が1時間45
 分53秒で3年ぶり6度目の優勝を果たした。諫早は2区で松元美香がト
 ップに立ち、その後も安定したレース運びで快勝した。沖電気宮崎は5区
 で区間新を出した川上優子ら3人が区間最高をマークし、危なげなく勝っ
 た。

 ○第12回選抜女子駅伝北九州大会
 【一般の部】(5区間32.8キロ)
  1)沖電気宮崎        1時間45分53秒
  2)デオデオ         1時間47分14秒
  3)天満屋          1時間47分32秒
  4)サニックス        1時間48分07秒
  5)富士銀行         1時間49分07秒
  6)九電工          1時間49分24秒

14日全国女子駅伝出場 千葉真子が引退否定!
 1997年世界陸上アテネ大会の一万メートル銅メダリスト・千葉真子が
 9日、京都市内のホテルで会見を行い、14日の全国都道府県女子駅伝に
 京都府代表として出場することを発表した。千葉は米コロラド州ボルダー
 で約1カ月の合宿を行い、6日に帰国したばかり。レース出場は昨年1月
 の宮崎女子ロード以来1年ぶりとなる。昨年11月に所属先の旭化成から
 発表された引退について「手違いがあった」と否定。千葉は体力的につら
 く、少し休もうと考えた。手違いがあり、引退の発表となったと行き違い
 があったことを説明した。昨年7月の休職後、出身校の京都・立命館宇治
 高で後輩の練習に参加、後輩が昨年末の全国高校駅伝で初優勝を果たした
 ことで走ることの楽しさを感じて、現役続行を意識したという。立命館宇
 治高時代の恩師でもある京都府の荻野由信監督に誘われ、駅伝出場を決め
 た。1月15日付で旭化成を退社するが、同駅伝後、競技を続行するかに
 ついては「走れる体なら続けたいが、今後じっくり検討して決めたい」と
 述べた。


都道府県女子駅伝 シドニー五輪の山口衛里らが出場へ
 第19回全国都道府県女子駅伝(14日、京都・西京極陸上競技場発着)
 の出場予定選手が9日、主催者から発表された。シドニー五輪代表から、
 マラソン7位入賞の山口衛里(天満屋)が岡山のメンバーに登録されたほ
 か、一万メートルの川上優子(沖電気宮崎)が宮崎、高橋千恵美(日本ケ
 ミコン)が宮城、五千メートルの田中めぐみ(あさひ銀行)が埼玉にそれ
 ぞれエントリーされている。また、1997年の世界選手権マラソン優勝
 の鈴木博美(積水化学)が千葉、アトランタ五輪一万メートル5位の千葉
 真子(旭化成)が京都、アテネの星と期待される土佐礼子(三井海上)が
 愛媛のメンバーに入るなど、豪華な顔ぶれがそろった。昨年は長崎が全区
 間トップで完全優勝した。今回は混戦もようだが、須磨学園高の現役とO
 Bが中心となった兵庫や鈴木博美(積水化学)がいる千葉などが有力視さ
 れている。正式なメンバーは13日の監督会議室で発表される。

宮崎女子ハーフマラソン

 ◇宮崎女子ハーフマラソン マイアーが優勝、永山は2位
  第21回宮崎女子ロードレースのハーフマラソンは6日、宮崎市のシー
 ガイア・オーシャンドーム前をスタート、宮崎県総合運動公園陸上競技場
 をゴールとするコースで行われ、シドニー五輪一万メートル8位のエレナ
 ・マイアー(南アフリカ)が1時間9分42秒で初優勝した。マイアーは、
 序盤から2位以下を引き離し、一度もトップを譲ることなく独走した。永
 山育美(デンソー)が1時間10分10秒で2位。大南敬美(東海銀行)
 が1時間10分36秒で3位だった。1月の大阪国際女子マラソンで世界
 陸上代表を狙う小幡佳代子(東京陸協)は、自己ベストを51秒更新する
 1時間11分5秒で8位に入った。昨年の優勝者で大南敬美の双子の姉、
 大南博美(東海銀行)は途中で棄権した。ケニア出身でシドニー五輪マラ
 ソン4位のエスタ・ワンジロ(日立)は、体調不良で出場を取りやめた。

 ○第21回宮崎女子ロードレース大会(ハーフマラソンの部)
  1)E・マイヤー(南アフリカ)   1時間09分42秒
  2)永山 育美(デンソー)     1時間10分10秒
  3)大南 敬美(東海銀行)     1時間10分36秒
  4)片渕 恭子(ワコール)     1時間10分58秒
  5)藤川 亜希(ラララ)      1時間11分03秒
  6)田辺かおり(デンソー)     1時間11分04秒
  7)宮崎 陽子(沖電気宮崎)    1時間11分05秒
  8)小幡佳代子(東京陸協)     1時間11分05秒
  9)久家 悦子(沖電気宮崎)    1時間11分08秒
 10)甲斐 智子(デンソー)     1時間11分20秒

第20回神戸全日本女子20キロロードレース 2000/12/17

 ◇神戸全日本女子20キロ ワンジロが世界最高で優勝
  第20回神戸全日本女子20キロロードは17日、神戸ポートアイラン
 ドの周回コースで行われ、女子20キロは、エスタ・ワンジロ(日立)が
 1時間4分1秒の世界最高記録で初優勝した。従来の記録は1993年に
 王秀テイ(中国)、98年にコリーン・デルック(南アフリカ)がそれぞ
 れマークした1時間5分11秒。 ※王秀テイのテイは女ヘンに亭

  ワンジロは5キロから独走し、2位の鄭桂霞(スズキ)に2分以上の大
 差を付けた。3位は西村みゆき(ダイハツ)で1時間6分15秒、4位の
 大越一恵(ダイハツ)は自己の持つジュニア世界記録を6秒更新する1時
 間6分25秒。大越までが大会新をマークした。市橋有里(住友VISA)
 は体調不良のため欠場した。女子10キロは藤永佳子(筑波大)が32分
 54秒で快勝した。


 
【女子20キロ】
  1)エスタ・ワンジロ(日 立)      ☆1時間04分01秒
  2)鄭  桂霞(スズキ)         1時間06分12秒
  3)西村みゆき(ダイハツ)         1時間06分15秒
  4)大越 一恵(ダイハツ)        ◆1時間06分25秒
                              以上大会新
  5)崔  国梅(スズキ)           1時間08分08秒
  6)山田 貴子(サニックス)        1時間08分37秒

   ☆は世界最高 ◆はジュニア世界最高

 【女子10キロ】
  1)藤永 佳子(筑波大)          32分54秒
  2)小林 雅代(サニックス)        33分05秒
  3)大山 美樹(立命大)          33分06秒
  4)市川 良子(JAL・AC)     33分06秒
  5)羽鳥 智子(第一生命)         33分10秒
  6)日下部和子(第一生命)        33分10秒

全日本実業団女子駅伝 三井海上が初優        2000/12/10

  第20回全日本実業団女子駅伝は10日、岐阜長良川競技場を発着点、

 大垣市を折り返す6区間42.195キロのコースに31チームが参加し

 て行われ、三井海上が2時間16分13秒で初優勝を飾った。東日本勢の

 優勝は単独チームとしては1993年、94年連覇のリクルート以来、2

 チーム目。

  雨模様の中、三井海上は1区の坂下奈穂美が序盤から抜け出した。2区

 で1秒差の2位となったものの、3区の渋井陽子が区間1位の快走でトッ

 プを奪い返すと、そのまま独走して圧勝した。昨年3位のスズキは、5区

 ・鄭桂霞の力走で2位に入った。2年連続4回目の優勝を目指した沖電気

 宮崎は、終盤追い上げて3位に食い込んだ。シドニー五輪マラソン優勝の

 高橋尚子が欠場した積水化学は、2区の那須川瑞穂、4区の渡辺芳子が区

 間最高を出すなど健闘したが7位に終わった。



 ○第20回全日本実業団女子駅伝(6区間42.195キロ)

  1)三井海上          2時間16分13秒

  2)スズキ            2時間17分02秒

  3)沖電気宮崎        2時間17分10秒

  4)あさひ銀行         2時間17分11秒

  5)デオデオ           2時間17分17秒

  6)東海銀行          2時間17分17秒

  7)積水化学          2時間17分58秒

  8)第一生命          2時間18分25秒

  9)天満屋            2時間18分38秒

 10)サニックス            2時間18分47秒

 11)ダイハツ           2時間19分18秒

 12)リクルート          2時間19分41秒

 13)資生堂           2時間20分02秒

 14)九電工           2時間20分12秒

 15)松下通信          2時間20分25秒

 16)日 立            2時間20分40秒

 17)セイコーインスツルメンツ  2時間20分48秒

 18)NEC             2時間20分55秒

 19)ラララ             2時間21分09秒

 20)富士銀行          2時間21分46秒

 21)ワコール           2時間21分55秒

 22)日本生命          2時間22分16秒

 23)日本ケミコン        2時間22分51秒

 24)ユタカ技研         2時間23分31秒

 25)北国銀行         2時間24分03秒

 26)TOTO            2時間24分34秒

 27)ホクレン          2時間25分20秒

 28)四国電力         2時間25分58秒

 29)三和銀行         2時間26分16秒

 30)十八銀行         2時間27分42秒

 31)ユニクロ          2時間31分56秒



 【区間賞】

  1区( 6.6キロ)  坂下奈穂美(三井海上) 20分40秒

  2区( 3.3キロ)  那須川瑞穂(積水化学) 10分24秒

              伏見 圭代(第一生命) 10分24秒

  3区(10.0キロ)  渋井 陽子(三井海上) 32分03秒

  4区( 4.1キロ)  渡辺 芳子(積水化学) 13分06秒

  5区(11.6キロ)  小鳥田貴子(デオデオ) 37分25秒

  6区( 6.595キロ)川島真喜子(東海銀行) 21分04秒


 シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子(積水化学)が、右ひざ痛の
ため五輪後初の公式レースに予定した全日本実業団対抗女子駅伝(10日・岐阜
長良川競技場発着)を欠場することが決まった。区間エントリーが提出され、
高橋は補欠に回った。高橋は五輪後の練習不足による筋力の低下などから右ひ
ざに痛みが出て、11月23日の国際千葉駅伝でも補欠に回っていた。

 

  

      2000年度主要大会競技会日程      2000/12−2001/3

曜日 競技会名 場所        備                 考
12 10  日 全日本実業団女子駅伝 岐阜
17  日 神戸女子ロードレース 神戸
 1  6  土 宮崎女子ロードレース 宮崎
14  日 全国都道府県女子駅伝 京都
28  日 大阪国際女子マラソン 大阪
 2 18  日 横浜国際女子駅伝 横浜
 3 11  日 名古屋国際女子マラソン 名古屋
11  日 全日本実業団ハーフマラソン 山口