2002年度  

飯島優勝、弘山は2位 まつえハーフマラソン

 陸上のまつえレディースハーフマラソンは3月16日、松江市営陸上競技場発着で行われ、

飯島希望(仏教大)が1時間11分12秒で優勝した。

14秒差の2位に弘山晴美(資生堂)が続き、8月の世界選手権(パリ)マラソン代表に決まった

千葉真子(豊田自動織機)が1時間11分32秒で3位だった。

 17日に19歳となる飯島は16キロ付近で弘山、千葉を相次いで振り切り、そのまま逃げ切った。

パリ世界選手権代表を決定

 日本陸連は3月10日、理事会、評議員会を開き、8月のパリ世界選手権のマラソン代表5人を決定した。

▽女子
松岡 理恵
(まつおか・りえ)
01年世界選手権代表。兵庫・洲本実高出。
150センチ、40キロ。兵庫県出身。26歳。
野口 みずき
(のぐち・みずき)
01年世界選手権一万メートル代表。99年世界ハーフマラソン選手権2位。
三重・宇治山田商高出。150センチ、40キロ。三重県出身。24歳。
大南 敬美
(おおみなみ・たかみ)
01年世界選手権代表。福井・美方高出。
164センチ、47キロ。福井県出身。27歳。
千葉 真子
(ちば・まさこ)
一万メートルで96年アトランタ五輪5位、97年世界選手権3位。
京都・立命館宇治高出。156センチ、40キロ。京都府出身。26歳。
坂本 直子
(さかもと・なおこ)
03年大阪国際女子マラソン3位。兵庫・県西宮高出。
160センチ、43キロ。兵庫県出身。22歳。

大南が優勝…パリ世界選手権代表へ

 世界選手権(8月・パリ)の国内代表最終選考会を兼ねた名古屋国際女子マラソン(3月9日、

名古屋市瑞穂陸上競技場発着点)強い向かい風の中、大南敬美(27)=UFJ銀行=が2時間

25分03秒で優勝。8月のパリ世界選手権代表の座を勝ち取った。これで来年のアテネ五輪出場

をかけたパリ世界選手権代表男女各5選手が、ほぼ確定し、10日に正式発表される。

■結果
順位 選手名 国・所属 タイム
大南 敬美 UFJ銀行 2時間25分03秒
萩原 梨咲 第一生命 2時間28分14秒
イリーナ・ボガチェワ キルギス 2時間28分17秒
天羽 恵梨 天満屋 2時間28分57秒
橋本 康子 サミー 2時間29分37秒
李  賀蘭 中国 2時間30分04秒
王  宏霞 サニックス 2時間31分19秒
小松ゆかり サニックス 2時間31分28秒
新田 愛子 九電工 2時間31分43秒
10 高井 志保 四国電力 2時間31分51秒
11 根来 亜紀 北国銀行 2時間33分40秒
12 植木美和子 TOTO 2時間34分28秒

大南敬、岡本らが出場=名古屋国際女子マラソン

 8月の世界陸上選手権(パリ)最終代表選考会を兼ねる名古屋国際女子マラソン

(3月9日、名古屋市瑞穂公園陸上競技場発着)の内外招待選手が25日、主催者

側から発表された。同マラソンには海外7人、国内11人の招待選手と一般選手247人

の計265人が出場する予定。

福岡クロカン・山中が2位

 福岡国際クロスカントリーが3月2日、福岡県福岡市・海の中道海浜公園で行われた。

 女子一般6キロでは、大阪国際女子マラソンで途中棄権した山中美和子(24)=ダイハツ=が、2位に入った。

 優勝はカナダのエミリー・モンド。

渋井陽子、名古屋国際女子マラソンを欠場

 日本陸連は2月25日、女子マラソンの渋井陽子(23)(三井住友海上)が世界選手権(8月・パリ)の

最後の代表選考会となる名古屋国際女子マラソン(3月9日・名古屋市瑞穂陸上競技場発着)を故障

により欠場すると発表した。渋井は中国・昆明での高地合宿中に左ひざ裏を故障し、20日に緊急帰国

していた。渋井は日本記録を持つ1万メートルで世界選手権出場を狙う可能性が高いが、アテネ五輪マ

ラソン代表の座は、今年11月から来年3月まで行われる3つの国内選考レースで狙うことになる。

横浜国際女子駅伝・日本は3位

 2003横浜国際駅伝が新コース(赤レンガ倉庫発着−八景島折り返し=42・195キロ、6区間)

で2月23日行われ、5区ボゴモロワで先頭に立ったロシア(ベリヤコワ、ジリアエワ、エゴロワ、トマ

チュワ、ホゴモロワ、サモクワロア)が2時間15分10秒で2年ぶり7度目の優勝を飾った。2位に

はエチオピア、9度目のVを狙った日本(山中、小鳥田、大山、加納、松岡、弘山)は、2時間17

分23秒で3位。4位には中国・四国選抜、6位に近畿選抜が入るなど地域選抜の活躍が目立った。

2003 横浜国際女子駅伝成績


チーム
総合タイム
1区(5キロ)
2区(10キロ)
3区(6キロ)
4区(6キロ)
5区(10キロ)
6区(5・195キロ)
1 ロシア
2時間15分10秒
(7)ベリヤコワ (2)シリアエワ (2)エゴロワ (2)トマチュア (1)ボゴモロワ (1)サモクワロワ
15分49秒 (2)31分54秒 (3)19・13 (4)19・43 (2)31・55 (2)16・36
2 エチオピア
2・15・16
(1)アイレ (7)ロバ (5)アレバ (3)テカ (2)ツル (2)タデッセ
15・28 (8)33・15 (4)19・22 (1)19・9 (1)31・44 (1)16・18
3 日本
2・17・23
(2)山中美和子 (1)小鳥田貴子 (1)大山 美樹 (1)加納 由理 (3)松岡 理恵 (3)弘山 晴美
15・29 (1)31分41秒 (1)19・2 (2)19・20 (12)35・10 (3)16・41
4 中国
 ・四国選抜
2・19・10
(3)藤井 裕美 (5)黒沢 奈美 (4)坂本 直子 (5)内田 尚子 (6)神品 枝里 (4)蘆田 陽子
15・39 (5)32・42 (5)19・25 (6)20・11 (10)34・17 (4)16・56
5 ルーマニア
2・19・14
(5)バシレ (6)ペトレスク (7)ゴガーリア (6)チリタ (4)タルポス (5)コステスク
15・45 (6)32・49 (9)20・8 (3)19・29 (6)33・42 (6)17・21
6 近畿選抜
2・19・23
(9)寺田  恵 (3)池田 恵美 (3)堀岡 智子 (4)早狩 実紀 (5)吉原 有美 (6)加賀谷絵里
15・59 (3)32・3 (2)19・8 (11)20・34 (8)34・13 (7)17・26
7 中国
2・19・57
(4)シ 慧娜 (4)孫 英傑 (6)ク 水仙 (7)孫 文芹 (7)張 玉紅 (7)蒋 成成
15・41 (4)32・36 (11)20・18 (8)20・27 (3)33・22 (9)17・33
8 九州選抜
2・20・16
(12)吉富 博子 (11)大塚  茜 (10)扇 まどか (8)前田 明香 (8)宮内 洋子 (8)宮内 宏子
16・18 (10)33・33 (7)19・48 (5)19・55 (7)33・46 (4)16・56

弘山、松岡ら横浜国際女子へ抱負

 横浜国際女子駅伝(2月23日・6区間、42・195キロ)に出場する注目選手が21日、

横浜市内で記者会見し、昨秋の釜山アジア大会マラソン2位の弘山晴美(資生堂)

は「1月末に風邪をひいたが、体調は上がってきた。春のトラックシーズンに向け、

いいイメージで走りたい」と抱負を話した。

 8月の世界選手権(パリ)マラソン代表の松岡理恵(天満屋)は「本番まで国内で

調整し、日本人トップでメダルをとればアテネ五輪代表に決まるので、それを視野

に頑張りたい」と今後の計画を明かした。

 大会には海外の6チームと日本の地域選抜を合わせ計14チームが参加。優勝

争いは2区(10キロ)に小鳥田貴子(デオデオ)、5区(10キロ)に松岡、アンカー

に弘山を据え、2連覇を狙う日本が中心となりそう。

 五輪金メダリストのファツマ・ロバ、デラルツ・ツルを擁するエチオピアも強いが

若手の出来がポイント。アジア大会長距離2冠の孫英傑のいる中国や、ロシアも力がある。

横浜国際女子駅伝日本代表メンバー 発表
◇横浜国際女子駅伝 日本は松岡、弘山らがエントリー
 今月23日に行われる横浜国際女子駅伝の参加チームと出場選手が14日、
日本陸連から発表された。大会には日本、豪州、中国、エチオピア、ルーマ
ニア、ロシア、米国の7カ国の代表と、国内7地域選抜の14チームが参加。
コースは、昨年までの横浜スタジアムから代わった「横浜赤レンガ倉庫」を
発着点に、八景島シーパラダイスで折り返す6区間42.195キロ。

 日本は、昨年の東京国際女子マラソン2位の松岡理恵(天満屋)、釜山ア
ジア大会マラソン2位の弘山晴美(資生堂)ら8人。1月の大阪国際女子マ
ラソンで初マラソン日本最高をマークして3位に入った坂本直子(天満屋)
が中国・四国選抜で出場する。外国勢は、エチオピアから五輪一万メートル
2連覇中のデラルツ・ツル、アトランタ五輪マラソン金メダリストのファツ
マ・ロバ、ロシアから2001年世界選手権五千メートル優勝のオルガ・エ
ゴロワ、中国からアジア大会長距離2冠の孫迎傑がエントリーした。

○日本ナショナルチーム
 小鳥田貴子(デオデオ)
 松岡 理恵(天満屋)
 大越 一恵(ダイハツ)
 山中美和子(ダイハツ)
 伏見 圭代(第一生命)
 大山 美樹(三井住友海上)
 弘山 晴美(資生堂)
 加納 由理(資生堂)

関電女子陸上部が廃部へ

 関西電力は1月31日、長期にわたる成績不振を理由に女子陸上部を3月いっぱいで廃部すると
発表した。全日本実業団対抗女子駅伝7位が最高で、今後も活躍が期待できないとの判断から
廃部が決まった。稲原敏弘監督は3月末で退職、選手10人の今後は未定という。

高橋尚子が佐倉AC移籍

 女子マラソンの国民栄誉賞ランナー・高橋尚子(30)が1月30日、東京・虎ノ門の積水化学本社で
会見し、同社を2月28日付で退社することを正式発表。新所属先となるスポンサーを近日中に決め、
佐倉アスリート倶楽部で小出義雄代表(63)の指導を受ける。恩師を追って2度目の移籍を決めた高橋
は、11月16日の東京国際女子マラソンをステップに、04年アテネで五輪連覇に挑む。

野口が世界歴代8位の快走V−大阪国際女子マラソン

 2003大阪国際女子マラソンが1月26日、長居陸上競技場を発着とする42・195キロで行われた。
正午のウェザーコンディションが、気温8・3℃、湿度43%、北北西の風0・7mと好条件の中、マラソン2
戦目の野口みずき(24)=グローバリー=が、2時間21分18秒の世界歴代8位の好タイムで2勝目を
飾った。2位には、千葉真子(26)=豊田自動織機=が、自己ベストを3分26秒うわまわる2時間21分
45秒、3位には坂本直子(22)=天満屋=は、初マラソン世界歴代2位となる2時間21分51秒でゴー
ルした。優勝した野口は、8月のパリ世界選手権出場資格である日本人1位、2時間25分59秒以内の
条件をクリアし、東京国際女子マラソンの松岡理恵(25)=天満屋=に続く2人目の代表内定となった。
また、優勝候補にあげられていた山中美和子(24)=ダイハツ=は、折り返し地点で右足をひねるアク
シデントに見舞われ、24・7キロ地点で無念のリタイアとなった。

大阪国際女子マラソン総結果
順位 名 前 No. 所 属 5km 10km 15km 20km 25km 30km 35km 40km ゴール
1 野口 みずき 33 グローバリー 16:42 33:12 49:57 1:06:40 1:23:41 1:40:34 1:56:55 2:13:51 2:21:18
2 千葉 真子 31 豊田自動織機 16:43 33:13 49:58 1:06:40 1:23:41 1:40:35 1:57:15 2:14:27 2:21:45
3 坂本 直子 42 天満屋 16:42 33:13 49:58 1:06:40 1:23:41 1:40:34 1:56:55 2:14:05 2:21:51
4 ローナ・キプラガト 1 ケニア 16:42 33:12 49:57 1:06:40 1:23:41 1:40:35 1:57:16 2:14:45 2:22:22
5 43 ノーリツ 16:43 33:13 49:58 1:06:40 1:23:41 1:40:34 1:57:46 2:15:35 2:23:30
6 ルミニツァ・タルポシュ 5 ルーマニア 16:50 33:56 51:11 1:08:04 1:25:33 1:42:57 2:01:03 2:19:29 2:27:32
7 田中 めぐみ 35 あさひ銀行 16:42 33:12 49:58 1:06:40 1:24:24 1:43:04 2:02:21 2:21:33 2:29:57
8 藤川 亜希 34 旭化成 16:42 33:44 51:42 1:09:27 1:27:39 1:45:26 2:03:42 2:22:09 2:30:13
9 ビクトリア・クリミナ 4 ロシア 16:50 33:44 51:09 1:08:53 1:27:36 1:46:19 2:05:30 2:24:33 2:31:56
10 田上 麻衣 39 ユニクロ 17:26 34:55 53:07 1:10:41 1:28:57 1:47:18 2:06:34 2:26:07 2:34:36

都道府県対抗女子駅伝・兵庫が2年ぶり2度目のV

 第21回全国都道府県対抗女子駅伝大会が京都・西京極陸上競技場発着〜国際会館前折り返しの9区間
=42・195キロで1月12日、行われた。第8中継所まで大会新記録ペースを刻んだ兵庫(加納、早狩、小林、勝又
、寺田、川嶋、竹内、田中、大山)が2時間16分02秒の大会歴代4位の記録をマークし、2連覇を狙った地元・
京都に20秒差で勝った。3位には神奈川とのトラック勝負を2秒差で制した長崎が入った。また、1区では、1月
26日の大阪国際女子マラソンに出場する山中美和子(24)=奈良=が、区間初の18分台となる18分44秒の好
タイムで区間新記録を樹立した

1位 兵 庫
加納、早狩、小林、勝又、寺田、川島、竹内、田中、大山)
2時間16分02秒
2位 京 都 2時間16分22秒
3位 長 崎 2時間19分19秒
4位 神奈川 2時間19分21秒
5位 愛 知 2時間19分28秒
6位 宮 崎 2時間19分29秒
7位 広 島 2時間19分32秒
8位 福 岡 2時間19分39秒
■区間賞
1区(6km) 山中美和子(奈 良) 18分44秒区間新
2区(4km) 早狩 実紀(兵 庫) 12分37秒
3区(3km) 飯野 摩耶(山 梨)  9分26秒
4区(4km) 五十嵐晴美(大 阪) 13分03秒
5区(4.1075km) 寺田  惠(兵 庫) 13分07秒
6区(4.0875km) 川島 千依(兵 庫) 12分53秒
7区(4km) 古田菜穂子(京 都) 12分33秒
8区(3km) 廣川 征耶(山 口)  9分59秒
9区(10km) 小鳥田貴子(広 島) 31分35秒

千葉、7年ぶりV 宮崎女子ロードレース
2003年1月6日

 第23回宮崎女子ロードレース大会(九州陸協、宮崎日日新聞社など主催)は六日、宮崎市の県総合運動公園を主会場に行われ、メーンのハーフマラソンは千葉真子(豊田自動織機)が1時間10 分06秒で、第16回大会以来7年ぶり2度目の優勝を果たした。
 同市山崎町のシーガイア・オーシャンドーム前をスタートし、同運動公園陸上競技場をゴールとするコースに招待選手26人を含む61人が出場。千葉は17キロ地点で先頭集団から抜け出し、そのまま逃げ切った。
 2位は11秒差で高橋富士子(パナソニックモバイル)、3位にはルース・ワンジル(日立)が入った。
 同運動公園内周回コースであった5キロの部(高校生以上)は、釜山アジア大会マラソン2位の弘山晴美(資生堂)が15分44秒の大会新記録で貫録勝ちし、3キロの部(中学生)は甲斐みのり(松尾)が10 分16秒で初優勝した。

全国都道府県対抗女子駅伝エントリー選手が発表

 第21回全国都道府県対抗女子駅伝大会(1月12日、京都・西京極陸上競技場発着9区間=42・195キロ)
出場選手が6日までに明らかになった。来年8月の世界選手権パリ大会に2大会連続のマラソン代表が内定し
ている松岡理恵(25)=天満屋=や、マラソン日本歴代5位の弘山晴美(34)=資生堂=らの名が列挙された。
松岡は岡山、弘山は出身県の徳島で“ふるさとランナー”出場する。シドニー五輪マラソン金メダリストの高橋尚
子(28)=積水化学=や、マラソン世界歴代10位の渋井陽子(23)=三井住友海上、全日本実業団女子駅伝
での故障のため、3000mと5000mの日本記録保持者の福士加代子(21)=ワコール=も出場を見送った。

第22回 全日本実業団対抗女子駅伝競走大会     2002.12.8

全日本実業団対抗女子駅伝(8日、岐阜・長良川陸上競技場発着の6区間42・195キロ)は27チームが
参加して行われ、第一生命が2時間14分0秒の好タイムで初優勝した。2区の森春菜で先頭に立った第一
生命は、各チームのエースがそろう3区で羽鳥智子がよく粘って首位をキープ。最後まで区間1位記録をマ
ークできなかったものの、総合力で上回り、トップでゴールした。

             大 会 記 録(GR)  2:13:59  リクルート 第14回 平成6年12月11日(1994)
順位 記録
コメント
チーム/メンバー 第 1 区
( 6.6km)
第 2 区
( 3.3km)
第 3 区
(10.0km)
第 4 区
( 4.1km)
第 5 区
(11.6km)
第 6 区
(6.595km)
1 2:14:00 第一生命
東日本
尾崎 好美
オザキ ヨシミ
第一生命
(6) 20:49
(6) 20:49
森  春菜
モリ ハルナ
第一生命
(1) 31:15
(2) 10:26
羽鳥 智子
ハトリ トモコ
第一生命
(1) 1:03:34
(3) 32:19
萩原 梨咲
ハギワラ リサ
第一生命
(1) 1:16:24
(2) 12:50
磯貝 恵子
イソガイ ケイコ
第一生命
(1) 1:53:17
(5) 36:53
安藤 美由紀
アンドウ ミユキ
第一生命
(1) 2:14:00
(2) 20:43 NSR
2 2:14:31 三井住友海上
東日本
橋本  歩
ハシモト アユミ
三井住友海上
(16) 21:15
(16) 21:15
大平 美樹
オオヒラ ミキ
三井住友海上
(8) 31:37
(1) 10:22
渋井 陽子
シブイ ヨウコ
三井住友海上
(5) 1:04:11
(5) 32:34
山本 波瑠子
ヤマモト ハルコ
三井住友海上
(2) 1:17:00
(1) 12:49
坂下 奈穂美
サカシタ ナオミ
三井住友海上
(3) 1:53:47
(4) 36:47
大山 美樹
オオヤマ ミキ
三井住友海上
(2) 2:14:31
(3) 20:44 ESR
3 2:14:55 ダイハツ
関 西
加茂 優子
カモ ユウコ
ダイハツ
(10) 20:59
(10) 20:59
加賀谷 絵里
カガヤ エリ
ダイハツ
(11) 31:43
(10) 10:44
山中 美和子
ヤマナカ ミワコ
ダイハツ
(2) 1:03:52
(2) 32:09
田鍋 久美
タナベ クミ
ダイハツ
(5) 1:17:13
(15) 13:21
大越 一恵
オオゴシ カズエ
ダイハツ
(2) 1:53:35
(2) 36:22
河相  縁
カワイ ユカリ
ダイハツ
(3) 2:14:55
(8) 21:20
4 2:15:37 資生堂
東日本
エスタ・ワンジロ・マイナ
エスタ・ワンジロ・マイナ
資生堂
(1) 20:44
(1) 20:44
高橋 教子
タカハシ ノリコ
資生堂
(4) 31:22
(7) 10:38
加納 由理
カノウ ユリ
資生堂
(7) 1:04:14
(7) 32:52
尾崎 朱美
オザキ アケミ
資生堂
(4) 1:17:11
(3) 12:57
弘山 晴美
ヒロヤマ ハルミ
資生堂
(4) 1:54:25
(6) 37:14
佐藤 由美
サトウ ユミ
資生堂
(4) 2:15:37
(6) 21:12
5 2:16:15 天満屋
中 国
天羽 恵梨
アモウ エリ
天満屋
(8) 20:54
(8) 20:54
山ア 智恵子
ヤマサキ チエコ
天満屋
(9) 31:39
(12) 10:45
松岡 理恵
マツオカ リエ
天満屋
(10) 1:04:46
(8) 33:07
挽地 美香
ヒキチ ミカ
天満屋
(9) 1:17:51
(8) 13:05
坂本 直子
サカモト ナオコ
天満屋
(7) 1:55:09
(8) 37:18
北山 由美子
キタヤマ ユミコ
天満屋
(5) 2:16:15
(4) 21:06
6 2:16:16 旭化成
九 州
上田 美恵
ウエダ ミエ
旭化成
(2) 20:44
(2) 20:44
大渡 泰子
オオワタリ ヤスコ
旭化成
(3) 31:19
(4) 10:35
桐原 三和
キリハラ ミワ
旭化成
(11) 1:04:51
(12) 33:32
八木 真子
ヤギ マコ
旭化成
(10) 1:17:54
(7) 13:03
藤川 亜希
フジカワ アキ
旭化成
(6) 1:55:08
(6) 37:14
加藤 あすか
カトウ アスカ
旭化成
(6) 2:16:16
(5) 21:08
7 2:16:38 UFJ銀行
中 部
王  春梅
オウ シュンバイ
UFJ銀行
(24) 21:53
(24) 21:53
川島 真喜子
カワシマ マキコ
UFJ銀行
(23) 32:40
(14) 10:47
大南 敬美
オオミナミ タカミ
UFJ銀行
(12) 1:06:00
(10) 33:20
西山 貴美
ニシヤマ タカミ
UFJ銀行
(14) 1:19:25
(16) 13:25
大南 博美
オオミナミ ヒロミ
UFJ銀行
(12) 1:56:01
(3) 36:36
川島 亜希子
カワシマ アキコ
UFJ銀行
(7) 2:16:38
(1) 20:37 NSR
8 2:16:53 松下通信
東日本
高橋 富士子
タカハシ フジコ
松下通信
(11) 21:00
(11) 21:00
杉原 加代
スギハラ カヨ
松下通信
(7) 31:36
(6) 10:36
ジェーン・ワンジク
ジェーン・ワンジク
松下通信
(4) 1:04:11
(6) 32:35
川村 美香
カワムラ ミカ
松下通信
(6) 1:17:16
(8) 13:05
加藤 咲子
カトウ サキコ
松下通信
(8) 1:55:10
(12) 37:54
田中 さゆり
タナカ サユリ
松下通信
(8) 2:16:53
(16) 21:43
9 2:16:56 九電工
10 2:16:57 あさひ銀行
11 2:17:03 積水化学
12 2:17:05 デオデオ
13 2:18:10 ワコール
14 2:18:26 沖電気
15 2:19:47 京セラ
16 2:20:05 デンソー
17 2:20:12 サニックス
18 2:21:05 ホクレン
19 2:22:15 みずほ銀行
20 2:22:43 スズキ
21 2:23:08 四国電力
22 2:23:29 エスアイアイ
23 2:24:03 北國銀行
24 2:24:17 十八銀行
25 2:24:54 関西電力
26 2:25:35 小島プレス
27 2:26:27 ユタカ技研



国際千葉駅伝・エチオピアがアベックV
日本は男子3位、女子は2位

 国際千葉駅伝(千葉県総合運動場陸上競技場発着、男子・42・195キロ=5区間、
女子・42・195キロ=6区間)が23日、行なわれた。 女子は、5区で先頭を奪ったエチ
オピア(D・ツル、M・デンボバ、E・クマ、T・デババ、M・デファー、W・キダネ)が、2時間14
分42秒でVゴールへ飛び込んだ。11連覇のかかった日本(大越、福士、小鳥田、高橋、奥永、
真鍋)は、35秒差で2位に終わり連覇は「10」でストップした。  5位でスタートした日本は、
2区・福士加代子(20)=ワコール=が、区間新記録を18秒更新し4人抜きで一気に奪取。
小鳥田の待つ第2中継所で、タスキを風車のようにまわし笑顔で現れた。3区はルーマニアの
タルボシュが、区間賞の走りで小鳥田を追走、4区では17歳のデババ=エチオピア=が、見
事な走りで首位の日本・高橋との差を3秒までに詰め寄り、5区では3・3キロ地点まで、奥永
を風除けにしていたエチオピアのデファー(19)が、そ検見川陸橋の上り坂で先頭に立つと、
粘る奥永を振り切り第5中継所は8秒差でタスキリレー。エチオピアは、そのまま差を広げ念願
のゴールテープを切った。

1区 2区 3区 4区 5区 6区
10km 5km 10km 5km 4.767km 7.428km
1) エチオピア 2:14:07 デラルツ・ツル メリマ・デンボバ エレサレム・クマ チルネシュ・デババ メセレト・デファー ワークネシュ・キダネ
(3) 31:27 (2) 46:56 (3) 1:19:38 (2) 1:35:05 (1) 1:50:49 (1) 2:14:07
(3) 31:27 (2) 15:29 (3) 32:42 (1) 15:27 (3) 15:44 (1) 23:18
2) 日 本 2:14:42 大越 一恵 福士 加代子 小鳥田 貴子 高橋 教子 奥永 美香 真鍋 裕子
ダイハツ ワコール デオデオ 資生堂 九電工 四国電力
(5) 31:41 (1) 46:44 (1) 1:19:01 (1) 1:35:02 (2) 1:50:57 (2) 2:14:42
(5) 31:41 (1) 15:03 (2) 32:17 (2) 16:01 (4) 15:55 (3) 23:45
3) ルーマニア 2:16:37 ミハエラ・ボテザン C.T.ディタ ルミニタ・タルポシュ イウリア・オルテアヌ クリスティナ M.グロス ダニエラ・ペトレスク
(2) 31:25 (3) 47:24 (2) 1:19:25 (3) 1:36:03 (3) 1:51:38 (3) 2:16:37
(2) 31:25 (4) 15:59 (1) 32:01 (8) 16:38 (2) 15:35 (8) 24:59
4) ロシア 2:17:21 ビクトリア・クリミナ オルガ・エゴロワ オルガ・ロマノワ エレーナ・ザドロツナヤ リリア・ウォルコワ ガリーナ・ボゴモロワ
(10) 33:01 (10) 49:30 (6) 1:22:24 (5) 1:38:34 (4) 1:53:46 (4) 2:17:21
(10) 33:01 (7) 16:29 (4) 32:54 (4) 16:10 (1) 15:12 (2) 23:35
5) 千葉選抜 2:19:40 橋本 康子 山口 麻衣子 村田  史 那須川 瑞穂 川邊 麻紗美 吉田 香織
サミー 積水化学 サミー 積水化学 東京学館浦安高 積水化学
(4) 31:37 (5) 47:34 (5) 1:21:22 (4) 1:37:31 (5) 1:55:08 (5) 2:19:40
(4) 31:37 (3) 15:57 (7) 33:48 (3) 16:09 (14) 17:37 (5) 24:32
6) 中 国 2:20:09 孫 迎 傑 孫 文 芹  慧 娜 閻 俊 麗 路   晶 鞠 麗 梅
(1) 31:09 (4) 47:27 (4) 1:21:00 (6) 1:38:35 (6) 1:55:37 (6) 2:20:09
(1) 31:09 (6) 16:18 (5) 33:33 (15) 17:35 (10) 17:02 (5) 24:32
7) オーストラリア 2:21:13
8) 英 国 2:21:55
9) アメリカ 2:22:12
10) ウクライナ 2:22:41
11) メキシコ 2:23:25
12) ポーランド 2:24:19
13) ノルウェー 2:25:30
14) ケニア 2:27:40
15) ニュージーランド 2:28:27


東京国際女子マラソン・松岡が粘りの2位
パリ世界選手権当確の2時間25分02秒

 2002東京国際女子マラソン(東京・国立競技場発着〜大森海岸交番前折り返し、42・195km)が
11月17日、気温10・9℃、湿度53%、北東の風1・6mという好条件の中でスタート。4キロから41・5
キロまで続いたサバイバルレースは、ムラシャニ(25)=タンザニア=が、自己記録を約5分短縮する2
時間24分59秒でゴールに飛び込んだ。2位には、松岡理恵(25)=天満屋=が、わずか3秒差の2時
間25分02秒で日本選手最高位となり、来年のパリ世界選手権の条件をクリア。

市橋、途中リタイア
本格的マラソンとしてはシドニー五輪(15位)以来2年2カ月ぶりの市橋有里(テレビ朝日)
にとって、ほろ苦い復帰戦だった。2・7キロで早くも先頭集団から遅れ、30キロ過ぎで途中棄権。
「疲れてこれ以上走れないと思いました。完走したかったです」。最大目標のアテネ五輪を前に厳
しい試練を受け、浜田安則監督も「今後のことはこれから考えます」と厳しい表情だ。


第13回淡路女子駅伝

第13回淡路女子駅伝は11月4日、淡路島の一宮町〜南淡町までの6区間、37`のコースに16チームが参加し、  
天満屋が2時02分06秒で初優勝した。天満屋は4区でトップに立ちそままゴールインした。  
順位 チーム名 1区(3.5km) 2区(8.0km) 3区(5.3km) 4区(11.2km) 5区(3.8km) 6区(5.2km) 総合記録
1 5.天満屋 山ア 智恵子 坂本 直子 北山 由美子 松岡 理恵 挽地 美香 森本 友  
(中国) 記   録 0:11:03 0:27:13 0:17:03 0:37:27 0:12:25 0:16:55 2:02:06
区間順位 4 4 2 3 2 2  
2 3.UFJ銀行 中山 多美子 大南 博美 西山 貴美 大南 敬美 王 春梅 川島 亜希子  
(中部) 記   録 0:11:09 0:26:57 0:17:12 0:38:00 0:12:10 0:16:50 2:02:18
区間順位 7 2 5 5 1 1  
3 8.ダイハツ 加茂 優子 山中 美和子 田鍋 久美 大越 一恵 五十嵐 晴美 河相 緑  
(関西) 記   録 0:11:13 0:27:17 0:17:20 0:37:06 0:12:42 0:17:27 2:03:05
区間順位 10 5 6 1 4 3  
4 9.四国電力 真鍋 陽子 真鍋 裕子 高井 志保 黒澤 奈美 下元 里美 中村 香織  
(関西) 記   録 0:11:11 0:27:23 0:17:10 0:37:57 0:13:05 0:17:39 2:04:25
区間順位 9 6 3 4 9 5  
5 2.ワコール 野田頭 美穂 福士 加代子 片渕 綾子 中嶋 絵美 片渕 恭子 原 こず江  
(関西) 記   録 0:11:10 0:26:28 0:17:23 0:39:23 0:12:37 0:18:04 2:05:05
区間順位 8 1 7 9 3 10  
6 7.スズキ 早津 佳映 小川 純子 古井 友恵 鄭 桂霞 高木 笑 赤川 香織  
(中部) 記   録 0:11:04 0:27:34 0:17:39 0:38:29 0:12:51 0:17:35 2:05:12
区間順位 5 7 9 6 5 4  
7 4.デオデオ 磯部 知子 藤井 裕美 内田 尚子 小鳥田 貴子 松林 妙子 池田 めぐみ  
(中国) 記   録 0:11:35 0:28:36 0:17:11 0:37:18 0:12:54 0:17:40 2:05:14
区間順位 13 9 4 2 7 6  
8 10.京セラ 小川 美智子 小川 清美 阿蘇品 照美 原 裕美子 石井 智子 高仲 未来恵  
(関西) 記   録 0:10:59 0:27:06 0:16:48 0:40:16 0:12:51 0:18:01 2:06:01
区間順位 1 3 1 14 5 8  
9 11.デンソー 里村 桂 王 艶栄 小林 恵美 田辺 かおり 岡野 奈月 永山 育美  
(中部) 記   録 0:11:01 0:29:01 0:17:27 0:39:28 0:13:22 0:17:45 2:08:04
区間順位 3 13 8 10 10 7  
10 14.小島プレス 大場 美穂 三浦 愛 山村 悦子 柴田 郁 伊藤 恵梨 川原 希美  
(中部) 記   録 0:11:18 0:29:03 0:17:52 0:39:06 0:13:24 0:18:46 2:09:29
区間順位 11 14 11 7 11 14  
11 15.ユタカ技研 井上 仁見 堀 佳奈子 稲垣 雅子 八木 里子 田村 あすみ 出倉 恭実子  
(中部) 記   録 0:11:41 0:28:42 0:17:50 0:40:03 0:13:27 0:18:01 2:09:44
区間順位 14 10 10 12 12 8  
12 12.関西電力 中村 望 山口 由香 又賀 愛 森 菜穂 野々口 千津 高橋 幸子  
(関西) 記   録 0:11:00 0:29:13 0:17:59 0:40:41 0:13:00 0:18:18 2:10:11
区間順位 2 15 13 15 8 11  
13 13.北國銀行 鉄井 陽子 根来 亜紀  保坂 峰子 本川 理恵 山崎 祐佳 杉山 貴子  
(北陸) 記   録 0:11:45 0:28:55 0:17:54 0:39:31 0:13:43 0:18:49 2:10:37
区間順位 15 11 12 11 14 15  
14 6.ノーリツ 大山 香織 小ア まり 原田 愛 岡本 治子 永井 美里 上岡 正枝  
(関西) 記   録 0:12:16 0:27:43 0:18:50 0:40:07 0:13:44 0:18:43 2:11:23
  区間順位 16 8 16 13 15 13  
15 17.ユニクロ 田ア 亜紀 橋本 麻里子 高井 かおり 田上 麻衣 積木 佐織 野藁 圭子  
(中国) 記   録 0:11:27 0:31:20 0:18:26 0:39:10 0:13:35 0:18:35 2:12:33
  区間順位 12 16 15 8 13 12  
16 16.愛知電機 長江 佐紀子 古北 麻美 横井 有美 西島 貴子 石川 永子 佐野 亜弓  
(中部) 記   録 0:11:04 0:28:59 0:18:12 0:42:26 0:14:43 0:19:02 2:14:26
. 区間順位 6 12 14 16 16 16  
印は全国大会出場。              

【駅伝】三井住友海上が6人中5人区間賞でV

 東日本実業団対抗女子駅伝(11月3日、埼玉県庁〜上尾運動公園陸上競技場=
6区間42・195キロ)6人中5人が区間賞を奪った三井住友海上が2時間13分52秒
で3年連続3度目の優勝を果たした。第1区の橋本歩(19)から一度も首位を譲らず、
第3区でエースの渋井陽子(23)が独走態勢を築いての完勝だった。高橋尚子(30)
不在の積水化学は5位。上位9チームが全日本実業団対抗女子駅伝(12月8日、岐阜)
の出場権を獲得した。

【マラソン】渋井、日本歴代2位のタイム

 シカゴ・マラソン(10月13日、シカゴ)。渋井は顔をしかめ、肩で息をしながらゴール。
目標としていた世界最高こそ更新できなかったが、山口衛里の2時間22分12秒を上回る
日本歴代2位の2時間21分23秒をマークして3位に入った。
 スタート前はペースを守る作戦を立てたが、ラドクリフに追走。30キロ地点までは、高橋の
持つ日本最高更新ペースで走ったが、後半に疲れからペースダウンした。 「最初は積極的に
攻めたけど…。当初の予定とは違う走りになってしまった。次こそ…」。アテネ五輪に向け、巻き返しを誓っていた。

【アジア大会】弘山銀メダル、トップと1分9秒差

 アジア大会15日目(10月13日、釜山)
女子マラソンで弘山晴美(34)=資生堂=が2位、大南博美(26)=UFJ銀行=は3位
にとどまった。優勝は北朝鮮のハム・ボンシル(28)で2時間33分35秒。

アジア大会福士が日本新で銀

 釜山アジア大会第10月14日(12日、釜山)陸上の女子5000メートルで
福士加代子(20)=ワコール=が自身の記録を更新する14分55秒19
の日本新を出したものの、銀メダル。今後は、高橋尚子、渋井陽子ら日
本女子が世界トップ級にあるマラソンを視野に入れる。

高橋尚子が史上4人目のマラソン6連勝!

 第29回ベルリン・マラソン(9月29日、ドイツ・ベルリン)1年ぶり
のレースに挑んだ高橋尚子(30)=積水化学=が体調不良の
中、2時間21分49秒の好タイムで2連覇した。世界最高記録
(2時間18分47秒)更新こそならなかったが、独走でマラソン6
連勝を達成。国民栄誉賞ランナーのQちゃんが、2004年アテネ
五輪への第一歩を踏み出した。

全日本実業団1万m・羽鳥が制す

 第50回全日本実業団対抗選手権大会第1日目が9月28日、福島営あづま陸上競技場で
開催された。この日、男女1万mがタイムレースで行われ、女子は、羽鳥智子(21)=第一生
命=が、31分48秒12で制した。

福士、健闘の4位…女子5000

 陸上のポケットバンク・スーパー大会(9月16日、横浜国際総合競技場)、女子5000メートルで20歳の
成長株・福士加代子(ワコール)が強豪エチオピア勢を相手に健闘し、15分29秒77で日本選手トップの
4位に食い込んだ。「レースは久しぶりなので緊張しちゃった。体調はいいはずなのに、ドッと疲れました」。
約1カ月の米ボルダー高地合宿を終え、10日に帰国したばかり。10月の釜山アジア大会では5000と1万
の長距離2種目で中国勢と戦う。

北海道マラソン・堀江知佳が大会記録で優勝

 2002北海道マラソン(真駒内屋外競技場〜中島公園=42・195キロ)が8月25日、気温21度・
湿度50%の好条件のもとスタートした。女子では、堀江知佳(21)=積水化学=が、山口衛里(29)
=天満屋=の持つ大会記録を1分25秒上回る2時間26分11秒をマークし優勝した。

福士、夢の14分台で2位…女子5000

7月20日、陸上の国際競技会「ナハト・ファン・アスレティク」の女子5000メートルで
20歳のホープ、福士加代子(ワコール)が14分55秒21の日本新記録をマークして2位
に入った。福士は日本の女子選手として初めて「15分の壁」を突破、14分台突入を果た
した。世界記録は姜波(中国)が97年に出した14分28秒09。
福士が日本の女子長距離陣に立ちはだかってきた「15分の壁」をついに打ち破った。 
1000メートルの通過は2分55秒。2000メートルは5分52秒。好ペースの展開も、ペース
メーカーが予定の3000メートルまでを走れず、2400メートルまで。福士は自ら前に出て
ペースをつくった。3000メートルは8分54秒。優勝したレグザウイとの競り合いとなり、2位
でゴール。夢の14分台。「みんなに前に行けと言われて、気持ちも前に出た。14分は、そん
なに簡単には出せないと思っていた。チームメートと高校(青森・五所川原工高)時代の恩師
に報告したい」と笑顔で喜びを爆発させた。 永山監督は「福士が自分で前に出る気持ちになっ
たのがよかった。精神的にも強くなった」と評価した

ゴールデンガラ・福士が5000mで日本新!

陸上のゴールデンリーグ第3戦、ゴールデンガラは7月12日、当地で行われ、
女子5000メートルで福士加代子(20)=ワコール=が、15分2秒08の日本新
記録で7位に入った。福士は日本女子初の14分台には届かなかったが、1998年
に弘山晴美(資生堂)がマークした15分3秒67の日本記録を4年ぶりに更新した。

札幌ハーフ・ヌデレバが貫禄の優勝

 札幌国際ハーフマラソン(円山競技場発着、21・0975キロ)が7月7日、小雨の降る気温20℃、
湿度95%のコンディションの中で行われた。女子は、マラソン世界最高記録保持者のC・ヌデレバ
(29)=ケニア=が、粘りの走りで1時間08分57秒をマークし、ケニア勢アベック優勝となった。また、
18キロ地点まで先頭でレースを作った高仲未来恵(21)=京セラ=の、2位・1時間09分13秒が日本
勢女子の最高位だった。

日本選手権女子5000m・福士が2冠

 第86回日本陸上競技選手権大会兼第14回アジア競技大会代表選手選考会の第3日目
(10月7日〜14日、韓国・釜山)が6月9日、石川県西武緑地公園陸上競技場で行われた。 
 女子では、大阪グランプリで15分04秒54の好記録を樹立した福士加代子(20)=ワコール=が
、日本記録更新に向けてスタートから果敢に飛ばした。早い段階で独走態勢になってしまうが、15分
14秒46の大会記録を樹立し、1万mに続き大満足の2冠を達成した。 最初の1キロを2分56秒という
驚異的なラップで通過した福士は、「ベストに近いくらいの勢いで入っちゃったので、1キロでできあがり
ました」と一言独り旅については、「独りだと寂しいので、後ろに人がいると考えて走りました」と、冷静な
レースメイキングぶりが伺われるコメントを残した。

日本選手権・福士が貫禄初制覇!

 第86回日本陸上競技選手権大会兼第14回アジア競技大会代表選手選考会の第1日目
(10月7日〜14日、韓国・釜山)が6月7日、石川県西武緑地公園陸上競技場で行われた。長距
離種目の先頭を切った女子1万mでは、今シーズン波にのる福士加代子(20)=ワコール=が
32分30秒51で日本選手権初優勝を飾った。2位には小鳥田貴子(25)=デオデオ=が32分31
秒64、山中美和子(24)=ダイハツ=は32分33秒19で3位だった。また、ディフェンディングチャ
ンピオンの岡本治子(27)=ノーリツ=は、4位に終わった。5月3日に、カージナルス招待の同種目
で日本人女子で初の30分台となる30分48秒89(世界歴代14位)を、マークした渋井陽子(23)=
三井住友海上=は、体調不良で欠場だった。福士が冷静なレース運びで、暑さと勝負のサバイバル
レースを制した。スタート20分前の16:00、気温28度、湿度は58%を指していた。 レースは山中を
先頭に、最初の1、2周は78秒−77秒のラップが刻まれ、1000mは3分14秒通過。2000m以降は
1周=80秒のスローペースで展開された。海外レースのように、ゆさぶりを掛ける選手もなく、7000m
地点まで集団走となった。7200mから7600mは、78秒へとややペースアップし、ここで岡本幸子(27)
=沖電気=とアトランタ・シドニー五輪で同種目代表の川上優子(26)=同=の沖電気コンビが脱落。暑
さに冷静に対応した福士は、集団の中盤に位置し、6100mで1度目の給水を取ると、ペースアップが図
られた7300m地点では、脚に軽く水をかけ、ラスト600mでは刺激を入れるかのように3度目の給水を
行った。 ラスト3周の8800m、先頭集団は10人で形成。9000mを岡本が29分35秒で通過すると、常
に先頭が見える好位置をキープし、レースの行方を観察していた福士が、9200m地点で初めて先頭に立ち
、山中、大越、岡本らが追走。ペースは一気に70秒まで上がる。9800m地点で、山中に一度は先頭を譲るが
、福士はすぐ奪首しそのままゴールを駆け抜けた。前半の5000mは16分33秒、後半は15分57秒とペース
アップ。福士の勝負に徹した見事な走りを見せつけられたレースだった。

デオデオ女子陸上部監督に新畑茂充氏

 デオデオ(広島市)女子陸上部は5月28日、新畑茂充氏(61)=東亜大教授=の監督就任を発表した。
同部は中国・昆明合宿中の4月に三村清登前監督が急死し、監督不在のままだった。新畑氏は広島県
出身。世羅高監督時代の1972、74年に全国高校駅伝制覇。93年に広島大で医学博士の学位を取得した。
 広島市内のホテルで会見した新畑新監督は「五輪、アジア大会で通用する選手を育てること、地域社会に愛
されるチームづくりが、故三村監督の遺志を継ぐことになると思う」と抱負を述べた。

ゴールデンゲームズ in のべおか

2002年5月25日(日)
宮崎・延岡市西階陸上競技場

第13回ゴールデンゲームズinのべおか大会が5月25日、宮崎県延岡市・西階陸上競技場でおこなわれた。
中学生から社会人までの男女約800人がエントリーした今大会。それぞれが、自己記録更新に果敢に挑戦する熱い走
りを披露し、スタンドやグラウンド内に集まった25000人のファンは大いに盛り上がった。 女子5000mA組では、日本歴
代2位の記録を持つ福士加代子(20)=ワコール=が終始先頭でレースを引っ張り、15分20秒97のタイムで優勝した。

大阪GP女子5000m・福士が自己ベスト!
 2002大阪国際グランプリが5月11日、大阪・万博記念陸上競技場で行われ女子5000mで
福士加代子(20)=ワコール=が、15分04秒54のタイムで日本選手最高の3位に入った。
中盤レースをけん引し、今月3日のカージナルス国際1万mで日本新記録(30分48秒89)を
樹立した渋井陽子(20)=三井住友海上=は、3800m地点で遅れ5位となった。

世界ハーフマラソン

陸上の世界ハーフマラソン選手権は5月5日、ブリュッセルで行われ、女子は名古屋国際マラソン優勝の
野口みずき(23)=グローバリー、が1時間09分43秒の9位で、団体は5位だった。

渋井陽子、日本女子初の30分台達成!

 陸上カージナル招待(5月3日、米カリフォルニア州パロアルト=共同ほか)の女子1万メートルで、
昨年のエドモントン世界選手権女子マラソン4位の渋井陽子(23)=三井住友海上=が、日本女子初
の30分台、世界歴代でも14位となる30分48秒89の日本新記録で優勝した。

福士がデッドヒート制す…女子1万メートル

 兵庫リレーカーニバル最終日(4月28日、神戸ユニバー記念競技場)、女子1万メートルは、
ラスト1周のデッドヒートを制して福士が優勝。「高校時代のインターハイ予選で胸の差と
いうのがあったけど、(ここ最近では)初めてですね、ラストで勝ったのは」と笑顔を浮かべた。
 序盤は日本記録を大幅に下回る、超スローペース。福士は3200メートル過ぎに先頭に
立ったが、結局タイムは自己ベストよりも13秒以上も遅い31分55秒59。それでも最後の
1周は69秒「新たな快感ですね」と目を細めていた。

大南敬美(UFJ銀行)がマラソン初優勝

ロッテルダム・マラソンは4月21日にオランダのロッテルダムで行われ、女子は
昨年の世界選手権代表・大南敬美(UFJ銀行)が2時間23分43秒でマラソン初優
勝を飾った。同マラソンで日本人女子が優勝したのは94年の朝比奈三代子以来
8年ぶり。2位は2時間25分11秒の千葉真子(豊田自動織機)、3位は2時間
29分10秒で赤木純子(積水化学)だった。

2002ソウル国際女子駅伝・ロシアが8連覇達成
 【ソウル(韓国)7日】10回を数える、2002ソウル国際女子駅伝(蚕室五輪スタジアム発着・
7区間=42・195キロ)が4月7日行なわれ、3区に首位を奪ったロシア(スボア−ベリャコワ−クリ
ミナ−ロマノア−ザドロージュナヤ−ボルコア)が、圧倒的な強さを見せつけ、2時間18分24秒
で大会8連覇を達成した。日本(大塚茜−片淵恭子−藤井裕美−山本奈美枝−真鍋陽子−
加納由理−坂本直子)は、2年連続の2位となったが、チーム記録を1秒上回る2時間19分54秒
のタイムを出した。2区の片淵恭子(22)=ワコール=が、同区間2年連続の区間賞を獲得する快
走を見せ、第2中継所ではロシアに30秒の差をつけ、先頭でタスキリレーを行ない気を吐いた。
しかし、後半に実力者を備える布陣を組み、8連覇を目指すロシアは、4区ロマノアで独走態勢を
築き、そのままゴールに飛び込む格段の強さを見せ付けた。

春季海外マラソン派遣選手

◇春季海外マラソン 土佐がロンドンに出場
 日本陸連は4月1日、今春の海外マラソンに派遣する選手を発表した。昨年8
月の世界選手権(カナダ・エドモントン)女子マラソンで銀メダルを獲得し
た土佐礼子(三井住友海上)が14日のロンドンに出場する。7日のパリに
は世界選手権代表の松岡理恵(天満屋)、21日のロッテルダムには千葉真
子(豊田自動織機)、大南敬美(UFJ銀行)らが参加する。ボストンにエ
ントリーしていたシドニー五輪代表の市橋有里(東京陸協)は、2月末に痛
めた右足親指の回復が思わしくなく、出場を回避することになった。

○パリ・マラソン(4月7日)
 山本 泰明(三井ランニングクラブ)
 櫛部 静二(城西大クラブ)
 松岡 理恵(天満屋)

○ロンドン・マラソン(4月14日)
 
 土佐 礼子(三井住友海上)

○ボストン・マラソン(4月15日)
 
 小松ゆかり(サニックス)
 増田 一美(四国電力)
 若本 和昭(四国電力)

○ロッテルダム・マラソン(4月21日)
 
 大南 敬美(UFJ銀行)
 赤木 純子(積水化学)
 千葉 真子(豊田自動織機)