仏像製作の工程

「阿弥陀如来立像」(白檀材 一木造りの場合)


「木取り」


前もって高さ、幅、奥行きを測って切り出しておいた角材を鋸、ノミを使って不要な部分を切り取ります。
(この時点で すでに頭の幅、顎や腕の位置、胴体の厚み等は決定されています。)  



「荒彫り」 その1


ノミ、小刀を使って角を落とします。



「荒彫り」 その2

全体のフォルムを整え、おおよその衣の形と頭部を彫りだします。



「中彫り」

三角刀で衣文(着衣のシワ、ヒダ)をすじ彫りします。



「仕上げ」

丸刀を中心に何種類もの彫刻刀(30〜40本)を使って仕上げていきます。最も時間のかかる作業、工程。
金箔仕上げの場合を除いて、紙ヤスリ(サンドペーパー)等は一切使用しません。


「螺髪」(らほつ)

頭髪の部分全体を額の生え際から横方向に等間隔で区切ってゆき、
さらに縦方向に正方形が並ぶように区切った後、ひとつずつ丸くします。


完成


両手の材料は「木取り」の工程で頭部(両肩の上の部分)から切り取ったものを用います。
最後に「開眼」(目を彫る)、白豪(眉間にある渦巻状の毛)を施して完成。