庭に面した縁側に嵌まっている輸入のガラス障子。当時としても珍しく、少し波打ったガラスも一見の価値がある。
 
隣同士で親しかった「植治」こと七代目・小川治兵衛が、明治の大事業「琵琶湖疏水」を利用した「水の庭」。

初めて個人邸に水を引いて造った庭は、大部分をしめる池から急激に浅瀬へ向かい、棗形の手水鉢で二手に分かれる流水は、躍動感に富む斬新な構成。景石や燈籠など、石へのこだわりも見どころのひとつである。

また、この庭は京都市指定名勝にも指定されている。



池に浮かぶ島に見立てた岩に家屋の柱を支える。

琵琶湖疏水からの取水口。
  
  
法人の概要
 
(C)2007 Namikawa Cloisonne Museum of Kyoto