| SAMAEL |
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| 『PASSAGE』 | |
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スイスのゴシック・メタル・バンドの96年発表の4th。 本作で近年に通じる音楽性が確立したとのコトで、独特のコーラス風のシンセが入るインダストリアル/ゴシック・メタルに仕上げてます。とはいえ、この当時はまだデス色が強く、全体的にメロディ控えめで暴力的で荒削りな感じの作風といった感じ。ヴォーカルも強力な咆哮デスヴォイスを聴かせてくれます。6曲目『THE ONES WHO CAME BEFORE』のようなかなりデス寄りの速い曲もありますし、ピアノの美旋律が全面的にフィーチャーされたメロディアスな曲もあり。やや散漫ながら多彩で飽きさせない作りになっているのはさすがであります。また、最近ではバンドのメインコンポーザーであるXYのソロ作(XYTRAS名義)をカップリングした2枚組もリリースされていたりします。こちらはメタル色皆無で、全編通してシンセ/ピアノによるインストゥルメンツで構成されております。一応、本編『PASSAGE』のクラシックアレンジという解釈の位置づけのアルバムなのでしょうか。いずれにせよ、XYの才能の一部をかいま見せてくれます。コアなファンの方なら、これ目当てに購入しても損はないと思います。 お気に入り指数 / ★★★★☆ |
| 『ETERNAL』 | |
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99年発表の5th。 デジタル要素の強いゴシック・メタルといった感じで、インダストリアル的な打ち込みドラムやノイジーな破壊的ギター・リフが大幅に導入されてます。ヴォーカルの声質もエフェクト加工した歪み声。ゴシカルな荘厳さも去ることながら、エレクトリカルかつポップな一面も併せ持つシンセの音使いが印象的。ピアノの音色が効果的に使われてるように感じます。ゴリゴリのヘヴィ・インダストリアル的な2曲目『AILLEURS』が曲の盛り上げ方も素晴らしくカッコいいです。全体的に速い曲がないのが不満ですが、遅い曲がメインでもメロディ等、曲のフックは植え付けられているのでダレずに聴けます。近年のTHE KOVENANTなどが気に入っている方にはオススメできます。 お気に入り指数 / ★★★★☆ |
| 『REIGN OF LIGHT』 | |
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2004年発表の6th。初回限定はスリップケース入りです。 前作から5年のブランクがありますが、基本的には前作のインダストリアル/ゴシック・メタル路線を踏襲しています。打ち込みドラムにヘヴィかつノイジーなギター・リフ、ディープな這いずり爬虫類系デス・ヴォーカルに加え、オマケ程度ですが一部で女性コーラスもフィーチャーしてます。速い曲がないのも相変わらずですが、前作に比べるとシンフォニック風味がやや減退したコトも相まってか全体的に地味な曲が増えてます。しかしながら、意外とキャッチーさもあるメロディや、華のあるシンセの音使いは健在ではありますし、東洋的な雰囲気を持つ音使いが斬新なリードトラック『MOONGATE』に10曲目『HELIOPOLIS』や、ゴリゴリのインダストリアル・ゴシック・メタルを聴かせる4曲目『REIGN OF LIGHT』など魅力的な楽曲も多く、満足度では前作にヒケをとらない良作に仕上げているあたりはサスガ。前作が気に入ったのなら文句なく買いです。 お気に入り指数 / ★★★★☆ |
| 『ERA ONE』 | |
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2006年発表の7th。本作は2枚組の構成。 本作においては、なんと既にバンドではなく、2人組のユニットとなっています。そのせいか、全編通してギターの音が全くというほど聴こえて来ないという、これまでのSAMAELからすると考えられないサウンドになってしまっています。もはやこれはインダストリアルであっても、ゴシック”メタル”ではないでしょう。少し残念ではありますが、初期から色々と音楽性を変えてきている(デビュー当時はスローなデス/ブラック・メタル系)彼らなので致し方ないところかも知れません。しかしながら、この作品はファンの私としても残念ながらあまり楽しめない曲が多く、久々に「裏切られたー」という印象の作品に堕してしまった感じはします。ミディアム/スロー系の曲ばかりで、特にメロが優れているわけでもなく、とことん無機質でタルイ感じの曲が多くなっています。正直、聴きどころに欠ける。(2枚目はもっとつまらないインストゥルメンタル)うーん、これがXYの目指す方向性なのかなぁ・・・だとしたら先行き不安です。 お気に入り指数 / ★★★☆☆ |