沖縄遠征釣行


3日目

早起きして朝食をかきこみ、一路北を目差す。相変わらず風は強いが
雨はやんでいる。今日は釣る!と自分に言い聞かせアクセルを踏み込む。

すると気合が入りすぎて最北端の観光地の辺戸岬についてしまった(爆

あわててUターンして数キロ戻ったところでこれは釣り人の車だろうと
思われる路上駐車の列に入り込む。
手すりを越え、草むらの中の釣り場へ続くであろう獣道を
タックルを担いで崖をくだる。

いきなり開けた紺碧の海にしばらく感動。
崖を見下ろすと釣り人が一人。

そしてここで驚愕の光景を目の当たりにする。
釣り人の向こうに見えるは・・・・・・・

!! シャーク !!!
しかも3m以上あろうかというとんでもないサイズ。

4〜5匹が悠々とおよいでいる。
我が目を疑うとはこのことか。
普段釣りをしている瀬戸内や日本海沿岸ではまずありえない。

落ちたら死ぬ。喰われる!とびびりながら崖を下り、先行者に挨拶する。
あぁ〜!どうも〜〜〜! 何と昨夜のおさるの店員さん。

上から鮫見えました?アレ狙ってるんですけど

平然と、笑顔をみせて彼は言ってくれた。
巨大なダツを泳がせて狙っているという。

さすが沖縄の釣り人
スケールが違う。





ここのポイントは足元から水深が30m以上
そして鮫がウヨウヨ・・・・・
足元に垂れ下がるロープがなぜだか
無性に恐ろしい

このロープの下のあたりに・・・・・


奴がいる



怖いよ〜。

すばらしく狭く、斜めの足場。岩肌は侵食で険しく切り立っている。
フルキャストしたら竿と一緒に落ちていきそう。


へっぴり腰になりながら愛竿ミュートス100HHを振り回して
130gのジグに魂を吹き込む。

ジャーク、ジャーク、ジャーク

潮通しもよく、ときにベイトも飛んでいる。
気持ちは絶好調だが、海からの返事はなく、時がすぎる。


そんな時!

ギ、ギィィィィーーーーー!!
とステキなドラグサウンドが響く。

が私のリールからではなく、隣のおさるの店員さん。

さらにドラグが出た次の瞬間、無念のラインブレイク。

すげ〜。本当に鮫掛けてるよ。
つられて私も活性があがり気合のジャークをするが空回り。

程なくお隣さん、餌のダツも釣り上げて泳がせ再開。
すると・・・・・

足元に鮫キター!!!

ダツを水面で泳がせていると、背びれを出してぐるぐると周りながらじっと見ている。
1周、2周、3周・・・・

頭の中でジョーズのテーマが響き始める。

次の瞬間、大口を開け、水面を割り、奴はダツに襲い掛かった。
満月のように竿がしなり、ドラグなんて関係ないかのようにラインが引き出される。

そして頭を振ってひときわ暴れた瞬間フックアウト。

人事ながらも呆然とし、心臓の鼓動だけがこだまする。


ここで、私の中で何かがはじけた。

俺も奴とやりあいたい。海に引きずりこまれたところで、それも本望。
アシストからテールのトレブルに付け替え、水面でジグを暴れさせる。

しばらくして沖のほうに鮫発見。進行方向を見定め、絶妙のキャスト。
20mほど先に着水したジグのほうに奴の向きが変わる。
よっしゃ!気付いた!。慌てて逃げる小魚のように、ジグを躍らせる。

奴は背びれを出し、猛然とジグに突き進む。
そして水面が炸裂する!

っしゃぁ!ヒットォ!!!

思わず声が出る。
ロッドがバットまでしなる。鬼アワセ!!!

フッ・・・・・

刹那の夢だったのか。生命反応は消えていた。
抜け殻になりながらむなしくラインを回収すると50cm以上
リーダーがずたずたになっていた。


悔しいが、今のタックルではどうにもならない事を悟り、これで納竿とした。

何時の日かリベンジのため再度ここに立つ。


4日目
観光して帰路につく。

う〜ん。大量の釣り道具を持っていった割には実釣はすこししかなかったなぁ。

fin 長文失礼しました

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