コラム「宇宙から見た地球2001」 我々みんなが「宇宙船地球号」の乗組員


 私達は、広大な宇宙空間に存在する小さな小さな「惑星」地球に暮らす地球人です。
地球上では、文明社会の発達における地球の温暖化や大気汚染などの環境破壊、地域紛争などが日々繰り返されています。
また、今回の「アメリカの同時多発テロ」などのように数多くの「人の命」が奪われる事件が起こったりしているのが、地球です。
 今こそ人間は気付くべきです、 
地球は人間だけのものではなく、地球上に生きる植物達や動物達全ての生き物たちのものだと。
全ての生き物は宇宙の、地球から生まれてきた子供達なのでは、ないでしょうか?
人間は、地球上の生き物たちの「リ−ダ−」なのです。地球を守り、平和に維持していくのが人間に課せられた使命だと考えるのです。
 宇宙は広大な「海」。地球は、その広い海に浮かぶ「船」。
船の舵取りを、みんながバラバラにしていたら宇宙という海で漂流してしまうことになり、船が壊れたり、船が沈没したら私達地球上の「乗組員」は海に投げ出されてしまうはずです。

 真っ暗な宇宙空間に浮かぶ地球を想像してください。糸で吊したかのように地球が真っ黒な空間に浮かんでいます。
しかし、糸で吊しているわけでもなく「ただ、そこに浮かんでいるのが地球」だと思うのです。

宇宙飛行士の人たちが、宇宙へと飛んでいき宇宙空間から「地球を見たとき」価値観や考え方が大きく変わったという話を聞きます。
宇宙飛行から帰って、牧師になったり、哲学者になったり、また元TBSの秋山さんは現在、農業をしていると聞いたことがあります。
我々全員が宇宙飛行士になることは現在は不可能なので、時々は宇宙空間に浮かぶ地球を思い浮かべ少し視点を変えてみることも必要なのではないでしょうか。宇宙に気軽に出ていけるようになったらまず一番最初に各国のリ−ダ−たちに飛んで行って欲しいですね、そうすればきっと宇宙空間に浮かぶ地球を見て、感じることでしょう。
 我々みんなが「宇宙船地球号の乗組員」なのだと。そうすればきっと地球はひとつになるはず。

2001年9/23 松田信彦

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