今年一番のキス

今年一番のキス

 閲覧毎度ありがとやんす。今年もいろいろありましたがSARSが今年のニュースだったのには驚きました。情報化時代と言われ久しいのですが情報過多になり真実を探究したりする機会が失われ次々と起こる様々な動きに目が回りそうで感覚が麻痺してちょっとした事件事故のニュースでは驚かなくなってる自分を見つけることが出来ます。きっと私だけではないはず。その証拠にいつかはちゃんと整理しようと思っているパソコンのファイルやブラウザのブックマークは整理していく間にも新しいモノばかりが増えていってるんじゃないでしょうか?

 話は戻りますが今年印象に残ったニュースと言えば「優太ちゃん救出」で日本中から「頑張れ!助かれ!」と声が聞こえてきそうなほど感動の救出だったんですが助かって良かったと思うと同時に即死と判明された母親が優太ちゃんを守ったと思い込みの情報があちこちで聞かれ、そう思いたい気持ちは重々わかるのですがそれが情報として耳に入ってくることはとても怖いことだと感じました。アメリカの思い込みでイラクの人が何人死んだのかと思うと感情と情報はやはり切り離して考えないと暴力にもメルヘンにもなりかねない恐ろしいモノだと改めて実感します。

 そういった意味ではマスコミの暴力的なカメラの前に晒されながらも感情を抑えきれられずに飛びつき抱擁し合った曽我ひとみさんとジェンキンス氏のキスシーンは今年一番のニュース映像でした。この家族の再会は米日朝の国家間の難しく険しい重要問題の象徴でありながらもたったひとりの女性の行動でこんなにも美しく映えるものなんだと感心しました。他人のキスを見て目頭が熱くなるなんて初めてかもしれません。



'04.12.25

半落ち 寺尾聡

半落ち

 映画としてはアレですがとても現実的でこれから先多くの人が直面し考えなければならないだろうテーマです。現職警官が妻を殺したと自首してくる。しかし殺害後2日間の空白について何があったのか決して話そうとしない。空白の2日間の真相について様々な立場の人間がそれぞれの思いで解明しようとするが・・・て感じです。

もしも自分がアルツハイマーになったと想像してみてください自分が自分で無くなっていく恐怖というのは想像を絶するものがあるんじゃないでしょうか?嘱託殺人や自殺で自らの命を断つのは愚かな行為と思いますが魂の無くなった人間を死なせてやるというのは本当に悪い事なのか?法の枠の中で裁かれなければならないのだろうか?なんだかやりきれない気持ちになってきます。自分や自分の家族がもしもこの恐ろしい病気にかかった時にどうすればいいのか、そして今もこの病気と戦っている人達はどんな思いで生きているのだろうか。個人的には絶えられず楽な道をとってしまいそうで怖いです。

 さて冒頭で映画としてはアレと言ったのはキャスティングミスだと感じたからです。寺尾聡の素晴らしい演技なら他の登場人物はもっと無名の俳優さんを使った方がより主人公の内面が浮き彫りに出来たと思うのですがさすがに周りの助演陣があまりに豪華でアクがあり過ぎます。できればドイツとかイギリスとかの洋画にして見てみてたい気がします。



'04.12.05

DOGVILLE by ラース・フォン・トリアー ニコール・キッドマン

犬の町

 新作案内が終わって本編をワクワクと期待していると何やら不思議な幾何学模様が?上の写真がそうなんですがナレーションによるとこれがこの映画の全て“犬の村”らしいのです。ドリフでももっとまともなセットを作っていたと思うのですが物語は始まってしまいます。あれれ?これって映画?店員が間違って他のビデオを渡したんじゃないかとパッケージを改めてしまいました。演劇なのかな?ある寂れた村に何者かに追われた若い女性が迷い込んでくるなんてベタな設定。まあハズレかなと思いつつ見ていたのですが終わる頃には画面に食いついていました。前言は全て撤回これはコントでも演劇でもなく映画でした。しかもかなり優れた映画です。

九つの章から成り立ち最初はナレーションが物語を誘いますが後半はもやはナレーションの入る隙の無いほど興奮を呼び起こします。人間はひとりでは生きていけません様々な人間関係の中で自分という役割を持って生きています。たったひとりの人間がひとつの村(社会)に加わればその村のルールも存在さえも大きく変わってしまうかもしれません。ニコールキッドマン扮する主人公の“グレース”をアメリカ国に例えたレビューを読んで思わずニンマリしてしました。いま現在の世界の政治や経済構造さらには現代人の人間性まで暴き晒してほくそ笑んでいる監督の冷笑が聞こえてきそうです。

まあそんな深読みしなくても十分面白い映画です。広大なセットや美しい映像、派手なアクションシーンが無くたってこんなにハラハラドキドキする映画を作れるんだと驚いてしまいます。お陰で役者に異常な演技能力が求められ「ドッグビルの告白」なんて制作シーンさえビデオで出てるほどです。まだ見てませんが後々レポートしたいと思います。

DOGVILLEサイト(日本語)予告編あり


'04.10.20

刑務所の中 by 花輪和一、崔洋一、山崎努

いぶし銀山崎努



 先日、宅間受刑者が早々と死刑執行されましたね。被害者感情がどうとか社会通念がどうとか言う前に法と言うものは如何に脆いか痛感しました。たった一人のバカな男が死にたいと思ったのに死にきれずに死刑制度を利用して自殺に至りまんまと念願成就したとしか言い様がありません。とっとと殺してしまっては亡くなった8人の子供も浮かばれないような気がします。ニュースで見た被害者遺族のさっさと死んでくれて良かったとの満足顔も宅間の暗い欲望と同じくらい受け入れられない気持ち悪さがありました。なぜ悲しい出来事が再び起こるような愚かなことをするのでしょうまた誰かが宅間と同じ事を繰り返す原因になりかねません。数十年は叩き込んで死刑にしてこそ罪を償う行為に値すると思うのですが。

さて本題ですがこの映画銃刀法違反で刑務所の中で暮らす事になった主人公の生活ぶりを淡々と独白調ですすんでいく物語ですが本来暗くて悲しくて切なくてやりきれないはずの刑務所の生活がまるでこの世の楽園のように爽やかに心地よくコミカルに描かれています。極度に制約された環境に閉じ込められると食べる事や寝る事など1次的欲求(食欲、睡眠欲、性欲)に執着をみせるようになる様はとても面白いです。「まあ、忘れもせずに日に三度三度飯を喰わせるものだ」とはつい笑ってしまいます。甘味の少ない彼等にとって甘いものがどんな宝石よりも輝いて見える様はとても大の大人とは思えないほど切実で私も好物の菓子アルフォートの話で全員がもんどりうつ姿は爆笑です。

私も夜働き昼は寝ていてある種世間から隔離されたような生活なのですがそういう人間の業と言うか切なさや悦びともつかないモヤモヤしたものを代弁してくれるセリフがありまるで詩のようでいたく感動してしまいました。

 免業日は運動もないので檻から出されることもない
 桜が咲いて絶好の行楽日和とか太平洋高気圧に覆われて海に山に人の波がとかに
 完全に無縁になってしまうと心の芯にあるしこりのようなものが体にしみ出してきて
 だるくなっていくらでも眠れるのだった。

個人的な話になってしまいましたがなんだか今の自分は自分で自分を檻に放り込んでいるような生活なんだなと実感しました。刑務所の中と変わらぬ生活なら規律正しくバックアップも万全の刑務所の方が楽な気もします。かと言って宅間ほどの悪魔の所行を実行する気も根性も持ち合わせていませんし(笑)しかし凶悪犯宅間も数年で檻を出されるであろうこの映画の登場人物達も全然別のようで共通のものを持ち合わせています。それはまったく反省していない。という点です。受刑者の一人が自慢話のように語ります。「頭にキタ奴を殺してやった。でもヒト一人で7年なら安いものだ。」そう檻の中で良心に苛まれて罪を償っていると言うよりは法によって下された代価を檻の中で楽しく過している現実を訴えたかったのではとこの映画を見終わった清々しい気持ちと共に思わざるえませんでした。

現実にある私の刑務所の中の暮しはいつまで続くのだろうかと思ったりもしますが自由という刑からはまだまだ逃れられそうにありません。だるくなってきたのでまた寝ることにします。


'04.09.20

ロシア小学校占拠テロ

 さて明日は例の日の記念日でありますがそれを待たずしてロシアで聞くも無惨語るも無惨な事件が起きてしまいました。もちろんご存知でしょう小学校占拠のテロ事件です。死者数は500人を越えると言われその半分は子供と聞くと腹の底から怒りが込み上げてきます。犯行はアルカイダの支援でチェチェン独立派が有力との報道がニュースから流れてくるが、これではまるで世界は正義と悪に別れていて悪の軍団が罪も無い人々を殺しているだけのように映ってしまう。罪も無い人々を無差別に殺戮するテロ行為はゆるされないと思うがあまりにもその背景が語られていない報道を見ていると“自由”とか“平和”とかをアメリカに依存して維持している国の一人として恥ずかしくさえ感じてしまう。

 チェチェンの歴史を知ってますか?私も最近知った付け焼き刃ですが軽く経緯を知るだけでも全身が凍り付く程の恐怖に満ちあふれています。ソ連邦スターリン時代に全民族50万人が強制移住をさせられ半数が殺された事(二人にひとりは死ぬんですよ!)。ソ連崩壊時に独立を宣言するもののロシアの石油利権の為に独立を許されずロシア軍は老若男女問わず10万人以上のチェチェン人を殺しているのです。祖国を取り戻すべくゲリラとロシア軍の戦闘は今この瞬間も続いているのです。

 9.11で世界の紛争地図に一躍名を馳せたアルカイダが関わっているとの情報もありますが彼等も最初は石油利権の為に大国から自国を奪われた人々の集まりです。今では組織化され意義を失った殺人集団になった感も否めませんが大国(アメリカ、ロシア、中国)の国益の為に同じ民族を数万人も殺され記念日に花を手向けられる事もない人々の恨み辛みは大国と同じように“力”で取り戻す以外方法は無いのでしょう。

 テロは卑劣な行為ですが核武装して強大な武力を背景に弱小国の資源を買い叩き他民族を抑圧するのは卑劣では無いのでしょうか?私にはどちらも反吐が出る程卑劣な行為に思えます。日本は資源の無い国で本当に良かったですねアメリカに心身共に抑圧され飼い馴らされ莫大なお布施を送って自由と平和を確立してます。日本が資源が豊富で日本人半分が殺されても日本国は日本人は卑劣なテロも起こさずに自由と平和を歌い大国に尻尾を振り媚びへつらうのでしょうか?

 日本の自由と平和はアメリカの血塗られた武力によって虐げられ殺された人々の命の上にある事を忘れないで欲しいです。そうすればなぜテロが起きるのか子供達が数百人も殺されなければらならいのかどうすればこんな悲劇が起こらないようにできるのかひとりひとりが考えて欲しい。対岸の火事ではすまない日はもう迫っているはず。

リンク
チェチェンの歴史

チェチェン共和国
チェチェン総合情報
アルフズールの部屋


'04.09.10


音楽と花04 音楽と花05

 今のところ3日に1度程度ですが続いているウォーキングで途中、環七(たぶん東京で一番通行量の多い幹線道路)を越えなければならないのですが信号待ちをしている時にふと神田川を見下ろすと見慣れない黒くて大きな鳥がいます。なんだと思って信号が青に変わったのに渡るのをやめて眺めていると突然その鳥は水の中に潜ってしまいます。もう気持ちを奪われてしまって未知の生物でも見つけたのではないかと妄想も膨らみ行方を追っていると1分弱でしょうかしっかりと小魚をくわえて水中から出て来ました。ビチビチと身体を跳ねさせ逃げようとする小魚ですが鳥はくちばしを天に向け器用に飲み込んでいきます。「はっ!」と思わず声が出そうになってしまいました。俺はこいつの事を知っている。いやテレビでしか見た事ないけど、川を照らすタイマツも無ければ観光客もいないし肝心の飼い主もいないけど、、、オマエの名前は“ぅぅぅ...鵜”だっ!なんだか初めて見る超有名人?に興奮してしまってシャッターを押し続けますが動きが早くてフレームに納めてピントを合わせているウチにまた水の中に消えていきます。鵜の朝食に小一時間ほどお付き合いしたのですが写真が嫌いらしくたった2枚しかその姿を撮らせてくれませんでした。

しかし環七のすぐ横で鵜に出会えるとは思いもしませんでした。もともと東京に生息してはいるらしいのですが、ただひとり彼(彼女?)は一体何処からやって来たんでしょうか?昔よりは良くなったとは言えお世辞にもキレイとは思えないドブ臭い川の魚のお味はどうだったんでしょうか?瑠璃色の翼と扇のような美しい尾羽根、見る者を飽きさせない見事な魚猟りをもう一度堪能させて欲しいのですが次の日もその次の日もその姿はもうありませんでした。今度は何処に行ったのでしょう?さすがに環七はうるさかったですかね。

突然の来客は飛び立ちまたいつも通り鴨と鯉が優雅にやってます。

音楽と花04 音楽と花05



'04.08.20

桃酢その2

5日後 前回のつづきです。なんだか待切れなくて5日後に開けて飲んでみたのですが桃の香りはするもののムセるだけの酸っぱい酢でした。甘味が足りないので氷砂糖をカップ1杯ほど足して酢が丸くなるのを待ちます。
試飲 写真は1週間後のモノで幾分か飲めるようになりました。色みはキレイで感じいいんですがまだ酢が立ってる感じです。
キレイなピンク色 といいつつ、仕事前とかで酒が飲みたくても飲めない時はこの桃酢を水で割って飲んでます。結構さっぱりしてアルコール無しの桃サワーといった赴き。
2週間後 2週間後です。酢も丸くなって桃の旨味が酢に溶けて写真を撮るのも忘れて毎日飲んでしまってました。
試飲桃の実入り ところで酢に漬け込んだ桃の味ってどんなもんだろう?と初めて実の方を試食であります。
不思議な味 アイスキャンディーの“ガリガリ君”って知ってますよね?炭酸の効いたキングオブアイス。あれの桃味とでもいいましょうか酢漬けの桃を舌において『じゅっ』と潰すとピリピリと炭酸に似た感触が口一杯に広がり桃の甘さと相まってなんとも不思議な味です。一口でいってしまうと酢が染み込んでいるのでやっぱりムセてしまいます。意外だったのは桃の実ってスジがいっぱいあるって事です。酢で柔らかい果肉が溶けていってスジばかり残っているのは当たり前のことなんですがちょっと驚きました。実を取り出してさらに寝かせればもっと美味しくなるのでしょうがそんな間もなく全部飲んでしまいそうです(笑)
スーパーで生のブルーベリーのを見かけたのですが酢漬けにしようか酒にしようか思案中です。しかしこれがまた高いんだなぁ〜1パック600円!また清水の舞台から飛び下りなきゃ。

リンク
こちらは本物の桃酢(ピーチビネガー)から作った新発売の機能性飲料だとか。コンビニに置いて無いんですけど何処で買えば? 『からだに桃酢280mlPET』
こちらはアメリカ在住日本人のブログです。アメリカに安易に馴れようとしない(馴れない)姿勢が様々な悲劇をもたらしてちょっと笑えます。ロシア産のスイカとリンゴの酢漬けと格闘。見事に玉砕してます。 「アメリカを斬ってみる」



'04.08.10

桃酢

もも 先日、99の矢部くんが昔ながらの手作り酢の醸造元を訪ねるなんてのをTVやってて酢が好きなもんでついつい見ちゃいました。番組の最後で色んなブレンド酢を試してたのですが桃酢がとても美味しそうでさっそく真似してみました。
穀物酢 まずは材料。桃はやっぱり高いですね清水の舞台から飛び降りるつもりで買いましたよ2個500円!!酢は一番安い穀物酢1瓶128円と安売りでした。
氷砂糖 氷砂糖はアロエ酒や生姜酒を作った時の余りです。そうなんです、果実酒と作り方や考え方はまったく一緒。酒や酢を元から作ろうなんて大それたものではなくあくまでも自分の好みにブレンドするだけです。
タッパー 瓶が無かったので深めのタッパーで代用。たぶん大丈夫でしょう?あまり多く作って失敗したり飲まなかったりするのも惜しいのでちょうどいい大きさでは。
剥き身 はあ〜なんかイイ感じに熟れてます。あま〜い匂いが立ち込めてきます。このまま食べた方が絶対美味いよっ!って悪魔が囁きますがグッとこらえて、グッと、グッと・・・あぁダメかもしれない〜〜〜〜〜〜
剥身と砂糖 種から渋味が出るとイヤなので身だけにして氷砂糖を加えます。ナニ!桃の量が少ない?はい。ごめんさない。ちょっと食べました。マジウマ−でした。種なんてしゃぶりついちゃいましたよ(笑)
酢を満杯 ちょっぴりでしたがそのままの桃も堪能できたのでタッパーを酢で満たします。1リットルちょっと入りました。
寝かせます 後はフタをして待つばかりなのですがいったいどれくらい寝かせたらいいものなのかさっぱりわかりません。酢漬けなので桃が腐る心配はないのですが1週間もしたら飲めるのでしょうか?出来上がりが楽しみです。突然話は変わりますがちょっとブログっぽくないですか?ダメですか?なんだかこういう日記みたいなものではなくブログ的なものにちょっと憧れているのですけど。ではまた次回で。



'04.07.30

フライングソーサー

空飛ぶ受け皿



お宅の朝顔はもう咲きましたか?ウォーキング中に見かける他人様の朝顔が見事に咲き誇っているとついつい嫉妬してしまいます。引っ越して陽当たりが断然良くなったはずなのですが我が家の朝顔はまだ咲きません。地べたに直接植えられずプランターなので土との相性がまだすんなりいかないのでしょうか?

朝顔に限らず種から育てるのが楽しくて苗は滅多に買わないのですが先日街をふらついていたら朝顔の苗を見つけました。変種、珍種で売っている種は専門のお店でも中々見つからず、たいがい知ってる品種が多いのですがこれは始めて見ました。

“フライングソーサー”なんか見た事も無い品種に興奮してしまってマジマジとガン見してしまい気が付いたら買ってました。150円也。白い朝顔は数年前からよく見かけたのですが白をベースに青い星柄が入っています。しかも名前が「空飛ぶ受け皿」もうカッコイイのなんの!

ちなみに朝顔特有の『毛』がありません。葉っぱや蔓には毛がフサフサとあるものなんですがフライングソーサーは葉っぱや蔓もツルツルでなんだか作り物みたいです。連日の酷暑に見舞われて毛の無いフライングソーサーが心配でなりません。写真にあるような美しい花を見る事はできるのでしょうか?切に願うばかりです。


'04.07.25

ウォーキング

シューズも買いました



はい、どうもです。

前回ウツに悩まされてると書きましたが、机の上の紙クズひとつ捨てられず気にはなるのですが捨てる行為に及ばなくて、我ながらイイ感じに壊れてきてるなぁ〜とヒト事のように分析はするものの依然として紙クズひとつ捨てられない状況が続いていたのですが長年の経験から無理して逆らったりすると余計にヒドくなるので波(バイオリズム?)に乗って精神状態が上向きになるのをじっと待ってタイミングを見計らって以前から興味のあったウォーキングに出掛けてみました。

いやウォーキングなのか散歩なのか?遠足やジョギングで無いことは確かですが仕事明けの早朝にフラっと出掛けてみました。考えてみれば神田川まで3分もかからないところに住んでいながらもう数年以上も川沿いを歩くなんて事はしてません。

そんな事を思い浮かべながら川沿いに行ってみるとまだ朝5時だっていうのにウォーキング族(笑)でいっぱいです。私のような若者?はいませんでしたが中高年のオジ様オバ様方であふれかえっています。皆揃って歩く意志が脈々と伝わってくる服装で黙々と歩いてますが(上半身裸のオッサンとかフンフン息を合わせながら歩いてるのは怖いですが・・・)、ふと自分に気付くとジーンズ姿の普段着。矢継ぎ早にすれ違うオジ様オバ樣方に「この素人が!」と思われてるに違いありません。よしジャージとシューズでも買いに行こうなんて考えてると、もう30分も歩いています。日頃の運動不足?もとい運動“皆無”がたたって息も上がってきました。Uターンして家に戻りましょう。ひとっ風呂浴びてビールでも飲むぜよ!となんだか身体的にはまったく効果無しですが、たった30分歩くだけで精神的にはみるみるうちに上向きになっていくのが実感できます。

帰りに突然名前を呼ばれビックリしました。いつも世話になってる美容室のマスターが毎朝仕事と健康を兼ねてチラシを配ってるようで私に気付いて思わず声を掛けたようです。川越しに他愛の無い話をしてなんだか嬉しい気分になりました。挨拶する人はほとんど居ませんがひとりのオバさんに「おはようございます」と声をかけられた時に「お、ぉはぃようございます」とちょっと噛み気味でしたが挨拶を返すことが出来ました。

先日タイミング良くテレビ番組でイライラ解消についてやってましたがやっぱり歩くのはいいらしいです。ジムのような風景が変わらないところでは効果が無いどころか余計に悪くなるのを聞いてちょっと目からウロコがボーンッ!って感じになりました。考えてみたら長年の繰り返しの生活にちょっと疲れて紙クズも捨てられない状態までなっちゃったんだな〜と感心しきりでした。前を向いて外を歩く。なんだか人生そのものにも当てはまりそうな気がしてなりません。

と言ってもまだ1日しか行ってないのでこれではホントに散歩になってしまうので安物ですがウォーキングシューズを買ってきました。花を見つけてはカメラを向けてしまい全然先に進まないのですがなんだかとても幸せな気分になれます。皆さんも歩きましょうよ。Be Walk!


'04.07.05

バーバー by コーエン兄弟

生意気に美容室通いですが



 私ごとで恐縮ですがウツ気味であります。まあ誰にでも周期的にやって来るものだと軽く考えてましたが今回は身体にまで異常をきたし手足がむくんだり目覚めると目が回ったりとちょっとヤバめです。何ひとつ手につかないのでとりあえず映画でも観て元気を取り戻そうとビデオ屋さんに足を運ぶのですが借りる映画がやっぱり“ソレ”系ばかりなので余計に落ち込んでしまって負のスパイラルを展開中であります(笑)

映画ファンにはお馴染みのコーエン兄弟作品。友人に面白い映画あるよと薦められて初めて観たのが「ファーゴ」よくある殺人事件の謎解きをまったく緊張感の無いストーリー展開で登場人物達が真剣になればなるほどコミカルに見えてしまう彼等の出世作。以来この兄弟の大ファンであります。「ファーゴ」を見た事がなくてもテレビドラマで人気をはくした「TRICK」なんかは事件は深刻なのにどうにもコミカルになってしまうところなどかなり影響を受けてると感じます。

さて今作品ですが珍しく邦題が上手につけられてて「バーバー」となってますがまさしくある一介の床屋さんのお話です。原題が「The Man Who Wasn't There」訳すなら“居なかった人”とでもいいましょうか自分の人生なのにまるで自分がいなかった人のお話、邦題と原題ですべてを語っているような気もします。

ストーリーはある床屋が妻の不倫に気付く、起業家の客からドライ・クリーニングの出資話を持ちかけられ妻の不倫相手からその資金を奪い取ろうとするがそこから彼の人生が目紛しく回りはじめる。てな感じです。何よりも脚本が素晴らしく伏線になってるエピソードひとつひとつがメインストーリーに絡み込んで突拍子なセリフが後で大きな意味を持ち始めてきます。主演の俳優の役作りがまた素晴らしく男惚れするほどカッコイイです。いつでも何処でもくわえタバコで無口で颯爽と厳めしい顔をしています。そして彼の心の中の独白といった感じで物語は進んでいきます。固くて消化できないんじゃないの?ってくらいハードな茹で具合です。しかし彼には男の特有の悲しさに満ち満ちています。仕事運も異性運も人生そのものさえもこれでもかというほどコテンパンにされますが無理にあがなわず流れに身を任してまるで他人事のように淡々と受け入れるだけです。このへんが原題のA Man Who Wasn't Thereそのもの様な気がします。

事実はひとつでも真実は人各々であるというのが「アメリカン・ビューティー」の主題ならこの「バーバー」はその真実さえも許されないひとりの人間としての悲しさや滑稽さに溢れてると思います。印象に残ったセリフに「よく見ようとすればするほど見えなくなってしまう」ハイゼンベルクの不確定性原理のくだりが出てきますがまったくひとりの自分という人間の人生ってなんなんですかね?よく見ようとしないほうが見えるのでしょうか?主人公のようにきっとその瞬間がきたらすべてを受け入れるしかありませんね誰もが避けて通れない道ですし(泣)

こ難しい映画が好きな人からエンターテイメント系が好きな人まで幅広く堪能できるよく出来た映画です。ほんとコーエン兄弟にはこれからも目が離せません。

予告編http://www.apple.com/trailers/usa/man_who_wasnt_there.html
コーエン兄弟作品群http://www.m-net.ne.jp/~takey/coen.html
不確定性原理http://kamakura.ryoma.co.jp/~aoki/paradigm/Uncertainty-principle.htm


'04.06.25

アレックス by ギャスパー・ノエ

地下道は歩かない方がよいです



 突然ですが乗り物には強いですか?竹之内豊(16)くん程はひどくないですが子供の頃から乗り物酔いに悩まされています。三半規管が弱いのでしょうかブランコでも調子にのってやってると気分が悪くなってしまいます。ドラッグ映像とかもダメですテレビを見る時は部屋を明るくして離れて見ましょう。なんてまさにこの映画はそんな感じです。始まってすぐに見るのよそうかなと思うくらいぐらんぐらんに揺れてる映像が続きますが休む間もなく精神的にも十二分に気持ち悪くさせてくれます。「セブン」という後味のなんとも悪い映画がありましたが、あれでダメな人は見ない方が賢明です。とくに女性は見てられるのかな?というくらい本気で気分の悪い映画ですから要注意です。

 原題は“Irreversible”不可逆、元には戻らないとか言う意味らしい。最後の最後に現われるこのIrreversibleというタイトル、少なくても我々の居る宇宙の時間は一定方向にしか流れていない、もしかしたら4次元では時間軸が自由に動く世界があるのかもしれないが現在の私達では未来にも過去にも行く事はできない。だから起こった出来事を最初から見ようがひっくり返して最後から見ようが過ぎた時間を取り戻す事はできない正に不可逆である。しかし生物が生き残るために発達させたのかそれとも元々あったものが退化してしまったのか普段の生活でも勘や閃きと言った示唆を感じる時がある。それに従う人もいればしない人もいる。また従ったからといって危機を回避できる保障はどこにもないし従わないばかりに助かる事もある。これは生き物全てが時間の中でしか生きられず時間の中で生きてるが故の理不尽でもある。

ストーリーはレイプされた彼女の仇をとるために彼氏と元彼が鬼畜な犯人の復讐へ向う単純なものだがその裏で描かれてる深いテーマを見過ごす事が出来ない。その事は映画の最後に分かる仕組みになっているがそれもまた不可逆を時間に沿って見ているのだから時間の束縛から逃げられない見ているもの自身をも巻き込んでしまう。Irreversibleのタイトルが自分自身に痛々しく舞い降りる。

この監督が作る「カルマ」「カノン」に魅せられてこの「アレックス」を見たのだが「2001年宇宙の旅」の続編というかなり強引な解釈をして大変優れた映画だと思った。映画の中に2001: A SPACE ODYSSEYのポスターが出てくる辺りかなりキューブリックをリスペクトしてるのだろう。また冒頭に自分の娘を殺してしまうカノンの主人公が出て来るがこれはファンサービスと同時に時間に対するテーマを示唆していて見終わった後になるほど彼が登場するのはそういう事か!やられたと思ってしまう。最後のフラッシュのシーンを早送りで見てみると監督の言いたかったメッセージが表れてくる。なにしろグロいシーンが多くてそちらに目を奪われてしまいがちでどの映画評を見ても散々に書かれているが表面的な内容を裏返せばなんとも哲学的で考えさせられる完成度の高い映画だと感じた。

娯楽映画が好きな人は見ちゃダメです(笑)
こ難しい映画が好きな人には超オススメ。
くれぐれも部屋を明るくして離れて見ましょうねマジ目が回ります。

予告編が見れます。http://www.marsfilms.com/site/irreversible/ba.htm#
この予告にダマされてデートでこの映画を見に行ったカップルが大勢いるとか(笑)そりゃ悲惨だわ。
irreversibleサイトhttp://www.nord-ouest.com/site/irreversible/intro.htm


'04.05.21

節煙(ホントは禁煙したいけど)

やめたいけど唯一の救い

 大型連休いかがお過ごしでしょうか?子供の頃はひどく嬉しかったけど大人になると年末年始、お盆に次ぐ貴重な連休、家でダラダラまったりと何もせずに深い闇の中にいる自分自身と対話でもしてみたいですがおとーさんおかーさん達はそうもいかないのでしょうか?同年代の働き盛り且つパパママご苦労様です。
 かくいう私も普段夜勤を生活の糧として働いているせいで連休だからと言って夏日に近い晴れやかな空の元活動したいなとは思いつつも18年に及ぶ昼夜逆転生活を急には昼の生活には修正出来ずに夜中に悶々とする地獄の連休です。

 連休になるといつものイベントの様にやっているのが節煙です。
いやホントはタバコなんて吸っててもイイ事ひとつも無いし世の流れは喫煙者に厳しくなるばかりいっそのこと止めてしまいたいのだけれどそう簡単にもいきません。せめてチェーンスモーク状態は余りにも健康に良くないし自分のタバコ臭さに辟易することも少なくないので毎度挑戦しています。かといって連休が終わるといつもの一日ひと箱半の生活に戻ってしまうのですが止めたい自分と止められない自分の葛藤を調整する作業とでもいった感じでしょうか。
 タバコに小さなメモを挟んで吸った時間を記録していきます。最低一時間は我慢する。どうにも我慢できない時でも30分は間隔をおく。これが一応自分の中でのルールです。ヤニが切れると歯の裏に付いたヤニを舐めはじめイライラしてきます。もうこれは完全なるニコチン中毒者の症状です。(泣)でも熱いのやら冷たいのやらのいわゆるドラッグ中毒者よりはましじゃん?と意味の無い慰めを自分に施したります。

 お酒も止めたいです。先日も友人多数が引っ越し祝いに来てくれたのですがホストであるべきの私自身が酔っぱらってしまって、しかもせっかく来てくれたゲストに悪態つき放題という醜態を晒してしまいました。唯一救いなのはほとんど何も憶えてない事くらいです(笑)
 ギャンブルと女は生まれながらに才能が無かったと諦めがつきますがタバコとアルコールは“嗜む”域になって粋な大人になりたいものです。トホホ。


'04.04.30

ジーンズ

藍色が美しい

 日に日に春らしくなってきて町のそこらに桜がとても綺麗です。季節に敏感な女性達も春色の服に身をまとい颯爽と歩く姿がより一層季節の変わり目を感じさせます。私なんか基本的に着た切りスズメなので寒い時暑い時どっちでもない時くらいの種類しか服なんて持ってません。ファッション業界のCMなんかで春色のシャツを着てなんてコピーを見ると春色ってどんな色だよ!と思わずツッコミたくなってしまう程疎いです。かと言ってお世話にはなりつつも上から下までユニクロといういでたちもなんだか許せない気がします。と言っても上から下までジーンズメイトだったりする事がありますが(笑)

 ユニクロジーンズを騙し騙し着ていたのですがひざ小僧のあたりが破けてきたので数年振りにジーンズ買い替えにいきました。ユニクロじゃなくてジーンズメイトに。今回は奮発して定番中の定番であるリ−バイスを買いに。

 ちゃんとしたジーンズを買うのは久々なので型が変わって何を選んでいいのか分かりません。ましてや年令と共にポッコリ気味のお腹が今までよりワンサイズ大きいのにしたら?なんて悪い誘惑をしてきます。適当に選んで試着してみるものの昔履いたあのリ−バイスの感触が蘇ってきません。するとお店に似つかわしくない同年代と見える店員(店長?)がやってきて「お探しですか」とやってきた。若いマニュアル店員なら無視するところだがこの人ならもしかして?と思って昔のリ−バイス。ストレートでジッパーじゃなくてボタンのヤツ。あれだよあれとダダをこねるとこれでしょと501なるものを差し出してくれた。試着してみて納得。あの履き心地を腰から下全身で思い出す事が出来ます。

 同年代が見知らぬ仲とは言え寄り添ってしまうとつい今はダメじゃんみたいな話に盛り上がってしまいます。裾を長くして靴で踏んでるような履き方や無駄に破けていたりブカブカの作業着みたいな(本来作業着なんだけど)モデルが流行ったりヤダヤダとオッサン談義に花が咲いてしまいました。店員が言うにはスタンダードなストレートモデルと言うのはスミに追いやられ世界的にも日本でなんとか発売してるくらいですっかりマイノリティーになっている事実に驚かされました。

 なんとかウエストも今まで通りのサイズが履けてうれしい反面ジーンズの上にハミ出したお肉をどうにかしなきゃいかんと思うのでありました。


'04.04.05

ガネ

いつもこの皿だな

 ガネという食べ物を知っていますか?いわゆるかき揚げなんですが全国の人がかき揚げと言われて想像するそれとは随分違います。日本人なら誰でも知っててよく口にするだろう思ってると実は地域限定の郷土料理でそんな食べ物知らね〜よと恥をかいたりしますがこのガネもそういう食べ物です。
 基本的にはさつま芋を棒状に切って衣を付けて揚げるだけのシンプルな料理です。そんなんならさつま芋てんぷらと一緒じゃんと言われるかもしれませんがこれが如実に違います。さらに人参、タマネギ、ごぼう、生姜にと具を増やせばさらに美味しいです。余った野菜を片付けるには献立に悩む主婦にはなんとも助かる料理です。緑の葉モノを入れても目にも美味しいです。
 調べてみるとガネと言うなの語源は揚げ上がった姿がカニに似ていてそれが訛ったものらしいです。個人的にはさつま芋の黄金色からそういうのかなと思い込んでましたが違ったようです。九州南部でよく食べられてるようで九州以外ではまったく無名の料理でしょう。
 郷里の方に住んでるいとこから「ガネを作ったよおいしかった。」とメールがあって懐かしくて思わずスーパーにさつま芋を買いに走ってしまいました。ふる里の味がしてとても満足したのですが独り者にとって揚げ物料理は鬼門なのをすっかり忘れてました。下の写真のように揚げ豆腐や鳥の空揚げまで作ってしまって。とても一人で食べられる量でないのに気付いた時はすでに遅しといった感じでした。2日3食で完食しました。
 揚げ物って揚げ終わった頃にはもう完全に食欲がなくなったりしませんか?私は揚げ物をする時は防塵マスクをしてタオルをほっかむりして挑みます。これなら油を吸わないし髪もベトベトなりません。ただし宅配やら来客があるととても人様に見せられる格好ではないので気を付けなければなりませんが。
作り過ぎ


'04.03.31

お引っ越しその2(本を捨てる)

 オーィスッ!声が小さいッもう一回オーィスッ!!いつまでも悲しみにくれてるわけにもいきませんね涙をぬぐって前に進みましょう。

 先日引っ越し第1日目を敢行しました。運ぶのは小一時間で終わる程あっけないものでしたがこれでやっと荷造った荷物をまとめる空間ができて作業がはかどりそうです。当初は現在の生活環境を新居ですぐに再現したいが為に今いる部屋で丹念に仕分け整理してから運ぼうと思っていたのですが昔の本を読み返してみたり久々に開くアルバムに懐かしいな〜と思い出に耽ってみたりと全然進みません部屋が散らかり収集がつかなくなる一方です。やっと段ボール一個できたと思ってもそれを置くスペースがありません。とりあえず押し入れの中の物を運んでスッキリしたのでここに荷物をまとめることが出来ます。

 しかしなんでしょう。押し入れというのは自分でも忘れ去っているものがたくさん出てきますね。段ボールで梱包されたままのなにやら重い物があるので引っ張り出してみるとコンポがセットで出てきました。(Wカセットドルビー仕様だって(笑))俺こんなの買ってないし使った事もないし???と記憶を辿っていると、ハッ!と数年振りに動いたであろうシナプスがピピピと信号を送ってきます。そう言えば以前友人が新しいコンポ買ったから古いのあげるよと貰ったのを思い出しました。ラジカセで十分だったけどこのラジカセが壊れたら使おうなんて押し入れにしまったのを思い出しました。さらに奥には丁寧にドでかいスピーカーまで、やっぱいらないと断っておけば良かったと今さらながら後悔です。長年に渡り押し入れを圧迫して時は流れ有料ゴミへ。まさしく無駄とはこういう事をいうのだなと失墜の念です。
さらに恥ずかしかったのは大中小のいろんなノートが紙袋に入っているのを発見!なんだろうなと思うと学生時代からの日記が大量に・・・そういえば小学生の頃書かされてた日記の面白さから始まって日記帳やノートを買っては3日坊主3週間坊主3ヶ月坊主など白紙が大半の日記が数十冊。これを読み返すとなんでもかんでもとにかくマイナス方向に考えがちだった10代20代に戻ってしまって自殺しかねません再び封をしました。捨てられると楽なんでしょうが自分の血肉を切り取られるようで捨てるにまではいたりません。

 血肉と言えば今まで読んで保存してあった本もそうですよね。例えばどうでもいい週刊誌なんて読んだその日に捨てようが資源ゴミに出してリサイクルしてもらうのも一向にかまいませんが自分が今まで生きてきて感銘を受けた本というのは捨てるに捨てられません。もはや読み返す事が無いのはわかっていても表紙を眺めるだけでその頃の自分とそれによってもたらされた今の自分が一直線で結ばれます。しかし今回はその血肉が長い時間を経てゼイ肉になってしまった本を捨てる決心が出来ました。決心とか大袈裟なかんじではなくやっと捨てられる時間がやってきたという軽い感じです。過去の自分を否定するとかの意味じゃ無く、もういつもそばに物理的に存在しなくてもいつも心の中にあるので本と言う姿は不用になってやっと本と一体化できた、みたいなとても嬉しいきもちです。

 そんなわけで段ボール3箱資源ゴミに出そうと思ったのですが最近はブックオフなるわざわざ家に引き取りにきてくれる中古本屋があるのでそこに出そうと思います。私の血肉だった本をまた誰かが読んで感動してくれれば本もきっと喜んでくれるにちがいありません。

 このホームページを見てる方で欲しい本とかあったら連絡ください差し上げます。と言っても欲しいと思う本は皆無でしょう(笑)リストを作っていて俺の頭の中は大丈夫か?と自分の事ながら心配になってしまいました。引っ越しが終わる予定の4月半ばくらいまでならありますので申し出て下さいね。

リサイクル本リスト
【文庫本】 星新一・ありふれた手法/ノックの音が/きまぐれロボット/どこかの事件/盗賊会社/ちぐはぐな部品 /安全のカード/ボッコちゃん□太宰治/ヴィヨンの妻/斜陽/走れメロス/女生徒/人間失格/きりぎりす□つげ義春/ねじ式/紅い花□芥川龍之介/蜘蛛の糸・地獄変/舞踏会・蜜柑/杜子春・南京の基督 /羅生門・鼻・芋粥/或阿呆の一生・儒教の言葉/蜘蛛の糸・杜子春□筒井康隆・心狸学・社怪学/霊長類南へ/暗黒世界のオデッセイ/原始人/緑魔の町/くたばれPTA/にぎやかな未来/ウィークエンドシャッフル/笑うな/筒井康隆全童話□ランボー・ランボー詩集□ヴェネレーヌ・ヴェネレーヌ詩集 □カフカ・変身□夏目漱石・こころ/坊っちゃん□細野晴臣・音楽少年漂流記/レコード・プロデューサーはスーパーマンをめざす/地平線の階段□久米宏の金曜チェック第1集(自己診断本)□古谷三敏・男のウンチク学□中島みゆき・ミラクル・アイランド/愛が好きです□坂口安吾・堕落論□河合隼雄・影の現象学□泉麻人・泉麻人のコラム缶/地下鉄の素□大江健三郎・性的人間□新井素子吾妻ひでお・ひでおと素子の愛の交換日記□大原まりこ・金色のミルクと白色い時計/スバル星人/未来視たち□火浦功・<みのりちゃんシリーズ>大冒険はおべんと持って□フロイト・改訳精神分析入門□水島恵一・自己探究の心理学□浅野八郎・性格ゲーム第3集□唐十郎・佐川君からの手紙□筑紫哲也・若者たちの神々3□矢島正雄弘兼憲史・人間交差点16,17,18,19□前川つかさ・大東京ビンボー生活マニュアル4,5□デフォー・ロビンソン漂流記□金儲けウラの裏の世界□値段についてのホント?の話□図説心理トリック
【単行本コミック】□狩撫麻礼&たなか亜希夫・迷走王ボーダー1,2□つげ義春・無能の人□大友克洋・AKIRA3,4/SOS大東京探検隊/さよならにっぽん/Short Peace/HIGHWAY★STAR□泉昌之・ズミラマ/エラーマン/イイ大人□相原コージ・随筆漫画神の見えざる金玉/コージ苑1.2.3□西秋ぐりん・少女メルヒェン□矢島正雄弘兼憲史・人間交差点1,3,13,14,16,23,24,26□新井英樹・ザ・ワールド・イズ・マイン1,2□杉作J太郎・卒業□喜国雅彦・傷だらけの天使たち□江口寿史・江口寿史のお蔵出し/NANTOKA NARUDE SHO□いがらしみきお・BUGがでる/ぼのぼの1□須賀原洋行・非存在病理学入門1□釋英勝・ハッピーピープル3□ひさうちみちお・罪と罰□関川夏央・谷口ジロー・『坊っちゃん』の時代□吉田ひろゆき・Y氏の隣人(JUMP REMIX)/異次元商人□吉田戦車・伝染るんです。1□秋本治・こちら葛飾区亀有公園前派出所41〜138□高橋ツトム・ブルー・ヘブン1,2,3/スカイハイ1/スカイハイ新章1□鴨川つばめ・マカロニほうれん荘1(ハードカバー)□まんが残酷グリム童話第1集□前川つかさ・大東京ビンボー生活マニュアル1□藤原カムイ・創世記1□ねこぢる・ぢるぢる日記
【単行本】□古山俊一・シンセサイザーの科学(昭和59年)□赤川次郎・探偵物語□J.Dサリンジャー・ライ麦畑でつかまえて□坂本龍一・Avec Piano(テープ無し)□細野晴臣・細野晴臣物語□伊藤比呂美・伊藤比呂美詩集□俵万智・サラダ記念日□栗本慎一郎・パンツを捨てるサル□南博・心理学がわかる事典□最相葉月・絶対音感□岩下久美子・人はなぜストーカーになるのか
【雑誌】□季刊 コミックアゲイン 第3号 昭和60年発行□季刊 コミックアゲイン 第2号 昭和60年発行□喜国雅彦 YONGキクニ 単発企画もの 1990□COMICアクションキャラクター 平成3年休刊号□ガロ 1982 11月号 no.224□ガロ 1982 10月号 no.223□ガロ 1981  6月号 no.208□月刊スーパーアクション 9月号 昭和60年□鳩よ!創刊~13,15~32,34~36,41 欠番14,33,37-40,42~ 【その他】□音響映像設備マニュアル 昭和60年度版 資料□薬師丸ひろ子 フォトメモワールPart4 84年第初刷 写真集□ラストエンペラー 映画 パンフレット□'86日本イラストレーション展 パンフレット

でもまだまだ捨てられない本が段ボールいっぱいなんですよ結局。


'04.03.25

お引っ越しその1

手運びだよ〜ん

 気が付けば自分より年上のオンボロアパートに14年くらい住んでました。前々から話はあったのですがとうとう取り壊しの運命になる事が決まって出ていかなければならないハメになっちゃいました。かと言って次に住む当てなんかありません。なにより長く住んでると他の知らない土地へ引っ越すなんて考えられません。3年くらい前にそういう噂が出て1年前には本当らしいという事になって半年前に正式に立ち退きを言い渡されました。一応不動産を見て廻ったりネットで探したりとしたのですが中々気に入った物件とは巡り合えません。半年も部屋探してたらなんだかイヤになってきて取り壊し寸前に適当に決めようと腹を括ってたんです。そしたら大家も友人知人に声をかけて部屋を探してくれてたようで、ある日「うちの隣のアパート空家出たんだけど、どう?」(写真左端が次のアパートその右隣2軒が現在の大家の家)と言われ今の大家と連れ立って新しい大家のウチへ。部屋を見てその場でお願いしますと申し入れました。

 なんだか半年も部屋さがしして諦めてたところに棚からぼたもちです。間取りも家賃も自分が望んでいるものがこんな近くにあったなんて。このタイミングを逃したらもう引っ越し出来ないような気がしてすぐに契約しました。さらに今いるアパートは立ち退き料として家賃を半年分無料。移り住むアパートも不動産との契約で4月いっぴからの入居になってるけど大家の紹介で近所という事もありすでに部屋の受け渡しを終えました。なんと2つの部屋を借りつつ両方タダで住んでる状態です。

 しかしこの甘えた環境に緊張感が一気に失せて荷造りのひとつもしてません。両大家に4月半ばくらいまでには引っ越しを完了させたいです。と弱気のコメントをしておいた。写真のとおり50メートルあるかどうかの超近場な引っ越しですよ手運びしかありません。こんな事サイトにアップしてる暇があったら荷物のひとつでも作ればいいんですけどね(笑)。引っ越しって知力体力元気力、たくさんのエネルギーがないとなかなか進みませんね。これから始まる1ヶ月にも及ぶ大引っ越し(←嘘)の続編を中継します楽しみしててください。


'04.03.20

Wataridori by ジャンク・ペラン

渡り鳥
http://www.ne.jp/asahi/photo/squall/
夕陽の写真をお借りしました。
SQUALL

 原田宗典のエッセイを読んでいたら、こんな一節に思わずハッ!っとしてしまいました。「非人間的な作業に従事していたために、心の中の最も人間的な部分が麻痺して、鈍くなっていたのだ。」(引用-原田宗典著-はらだしき村)今の自分の心の状態を見透かされたようでなんだか考え込んでしまった。自分にとって人間的な作業。草花を愛(め)でるとか音楽を作るとか映画を見るとか、、、そう言えば目的も無しに散歩するなんて事も無くなったし、5年来の友人だったポトスもとうとう枯らしてしまった。映画も見るには見るがいわゆるテレビでCMしているようなエンターテイメントな映画ばかりで心の琴線に触れるような映画に長い事巡り合えていない。久々にビデオ屋さんに行って心のある自分を取り戻したいと思って立ち寄った時にこの映画と出会った。

 Wataridori(原題= LE PEUPLE MIGRATEUR)1時間半淡々とただ鳥が飛んでいるだけの映画である(笑)←これでは心ある自分には戻れそうにもない。この映画を見終わって涙が溢れる人はまだ人間の心が残っているかもしれない。CGを一切排除して3年の月日を費やして撮影されたドキュメンタリー映画だ。マトリックスなんかのCGで驚いている場合じゃない(見たけどね)。自然の中で地球の上で生きている事をすっかり忘れていた私には美しすぎる映像の数々だ。一生に一度見れるかどうかの素晴らしい体験がこの物語には詰まっている。鳥達の美しい肢体を眺めていると人間がなんとも醜く薄汚れた生き物に映ってしまう。この物語で人間や人間の造ったものは鳥の天敵として描かれている。それだけではない『約束の地』を目指すには困難に満ちあふれている。冒頭「旅の目的はただ1つ、生き抜く事だ」とナレーションが入る。これは渡り鳥だけの命題なのだろうか?自分自身に問いかけてみる。鳥小屋の中で右往左往している人間が小さな生き物に見えてしまう。自然は容赦なく命を奪い命を育む。なんだかそんな取り留めのない事を思い浮かべながら見入ってしまった。心の中の最も人間的な部分を少しでも取り戻せたかもしれない。ほんの少しでも。日本をはじめ世界各地で鳥インフルエンザの犯人扱いされ注目の渡り鳥ですが人間の愚行に比べればとるに足らない事だと感じるでしょう。これ読んだ人絶対見てね。超絶オススメ。

 そう言えば、この映画のように鳥と一緒に空をとんだ事がありますか?私あるんですよ(自慢!)随分と前の事ですが自転車に乗ってぷらぷらと散策してた時、見通しの良い下り坂があって人も車も無いので勢い付けて坂を降りてったんです。帽子が風でとれそうになって慌てて頭を押さえると帽子のひさしの上に黒い物体が?な、なんだ!思って見上げると頭の数十センチ上をツバメが一緒に飛んでいます。ツバメはベージュ色の帽子を巣と勘違いしたのでしょうか?(巣は移動しないよツバメさん)人間に驚くどころかどんどんと近付いてもう目の前にいます。心地良いスピードで坂の終点まで一緒に空を飛びました。ツバメはまた空へ戻って私はひどく感動して自転車を止めてずっと空を眺めていました。 最近、空を見上げましたか?雁の群れが飛んでる姿が見れるかもしれません。先頭はアッカ隊長でニルスと一緒に約束の地を目指しているに違いありません。

どうやって撮影したのか?の疑問はこちらで解決して下さい。
http://www.wataridori.jp/

'04.03.15

Sound&Flower 祝一周年!

 3月11日でSound&Flowerも1周年を迎える事が出来ました。 カウンターも1700を超え2000人までもう少しです。 と言っても9割は自分でカウントしてると思うので(涙) 延べ人数170人くらいの方が訪れてくれたのでしょうか? 実際見てるよって言ってくれる優しい人は20人程度しかいませんが、、、 1人あたり8.5回か。少なっ!そんな事はどうでもいいですね。 これからも宜しくお願い致します。

桜 躑躅
紫陽花 朝顔
橙? 樹?



上段左ーさくら
この頃はまだデジカメを持っていなかったのでフリーの素材を使わせていただきました。 こんな素敵な写真が撮れるようになりたいです。
http://www.hi-ho.ne.jp/hard/ プロ愛妻家オガワ・ナオキのフリー素材
上段右ーつつじ
デジカメを導入して始めて自分で撮りました。 近所を散策中にその艶やかさに目を奪われました。
中段左ーあじさい
以外と知られていないと言うか気付いてない井の頭線沿いに咲く紫陽花。 隣駅の西永福まで足を伸ばしました。
中段右ー朝顔
もう数年来植え続けてる朝顔。 白覆輪という品種です。
下段左ー???
M田さんお母さんになんて名前か聞いて貰えませんか? すごく可憐でお気に入りなんですが。
下段右ー???樹
近所の大地主の家にそびえ立つ樹です。 これもなんと言う名前なのかわかりません。 山仕事をしていたお爺ちゃんに こんな木の名前も知らんのかと怒られそうです。 今度墓参り行きますね。 1周年を向かえこれと言って特別なコンテンツを用意する暇もアイデアもありません。 なのでここ1年のスキン集にしてみました。 一応、写真とか色合いとか気を使ってるつもりなのですがどうでしょうか?


エンター

エンター
最初の頃はエントランスページなんてのもありましたが 面倒臭いとの声で廃止しました。
緑の花壇と花をイメージしてデザインしたのですが この頃は知識も少なくこれだけに2日くらいかかってました。


チューリップ赤 チューリップ白 朝顔星咲き

こちらはDIARYのページ
写真だけを変えてます。
左ーチューリップ赤
これもプロ愛妻家オガワ・ナオキさんのフリー素材を使わせて頂いたもの しかしプロ愛妻家っていうのが気になります。
中央ーチューリップ白
これは自宅で育てたもの。 あまりに美しく綺麗に咲いたので何時間も見とれてました。 写真も花びらに付いた朝露まで綺麗に撮れて渾身の一枚でした。
右ー朝顔
星咲きという品種。 花が付きにくく咲いても、すぐにしぼむしとても小さいし でも星の様な白い筋と紫の見事なコントラストが見ていてドキドキします。
あと朝顔の種蒔きから発芽、二葉、本葉、蔓が伸びて、植えかえて、花が咲き乱れるまでの 写真を掲載していたのですがキャッシュを失って現在見れません。残念。


音楽と花01 音楽と花02 音楽と花03

Sound&Flowerの前身である「音楽と花」です。
この頃はHTMLも理解できずホストサイトのウィザードに従ってデザインを選んでるだけでした。 カメラはなんと携帯電話のカメラで撮影して写真を添付して自分にメールしてと 今考えると恐ろしいほど面倒臭いことをやってました。
左ーお部屋に花を飾りましょう
現在ある最古のキャッシュ。 タイトルが恥ずかしくて今見ると逃げ出したくなる。オカマかっつーの! 切り花、一輪挿しにハマってました。 コメントもほとんどありません。
中央ー音楽と花トップページ
後から入り口ページが出来ました。 コンテンツは花の写真と自作曲のmp3の二つだけ。 基本的には今でも変わっていません。
左ー花が咲いたよ
その頃のコンテンツ タイトルはASAchang&巡礼の「花」と言う曲を聞いていたく感動したのでその影響でしょう。 切り花のりんどうの他に朝顔の写真も追加されコメントも少しだけ増えてます。


音楽と花04 音楽と花05


左ー音楽と花トップページ
デザインを一新して(と言っても選んでるだけですが) HPが楽しくなって来た頃。 コンテンツも音楽、花の他にチューリップの成長記なんかも追加されメールフォームも装備。 カウンター「72」という数字は泣くに泣けない、、、(涙)
右ー部屋に花
その頃のコンテンツ。 携帯内蔵カメラとはいえ花の撮影にコリ始めた頃。 コメントもたくさん書き込んであって気合いを感じる。

さてどうでしたでしょうか? 1周年記念。 これからも少しでも愉しめて貰えたら幸いです。 2000人突破、2周年を目指してこれからも力を抜いてがんばります。


'04.03.11

チューリップ(球根編)

去年の球根 鉢植え 鉢八つです

 チューリップ植えました。いや、すっかり忘れてましたよ。毎年お正月休みに植えているのですが年々寂れるお正月に3月になるまで忘れ果てていました。 いつもは小粒な球根しか残らず買い足していたのですが今年は中々の粒なので買い足さずに去年花を咲かせた後太らせて寝かせておいた球根だけを植えてみます。

 しかし、もう3月だというのに今頃植えてちゃんと咲いてくれるのか心配です。花屋さんには、もう色とりどりのチューリップが春の匂いを伝えてるというのに。光が当たらないように紙袋に入れてしっかと押し入れにしまっていた球根もさすがに暗闇の中で「そろそろ季節じゃん?」てな具合に芽がすでに伸びていました。大小6鉢に植えましたがすでに芽が出ているという珍現象が起きています。(写真右)

 去年は素晴らしい程美しい白い花が付いたのですが今年はどうなるか心配です。タイトルを「チューリップ(球根編)」としましたが続編を追って報告したいと思います。その後チューリップのタイトルが現れなかったらダメだったんだと酌んでください。今年も綺麗な花を咲かせて心を洗い流してくれると期待してます。

'04.03.05

きんぴらごぼう

宮崎小林産ごぼう きんぴらごぼう

 夜中のスーパーって行った事ありますか?数年前は都内でも数えるほどしか深夜営業しているスーパーなんてなかったのですがちょっと前からところどころで24時間営業を始める店鋪が増えて非常にた助かってます。
 仕事の帰り早朝に立ち寄る事が多いのですが慣れない人は独特の雰囲気に驚くかもしれません。東京の一番静かな早朝4時から5時の間。もちろん人も少ない時間帯に夜のお勤めを終えた人達がひっそりと買い物をしています。昼間の「あ〜買い物楽しぃ−!」といったお母さん達のガヤガヤワイワイした空気は一切無くタクシーの運転手さんや夜の蝶たちが疲れ切った顔で買い物をしています。面白いと思ったのは景気のいい頃はヤクザな商売人達が明け方スーパーに立ち寄るなんて考えられなかったのですが不景気のお陰かヤクザな人達が通いつめた明け方のラーメン屋さんや屋台を占領してるのは固い職業のサラリーマン達です。

 さて私もヤクザな職業の一員として明け方のスーパーに通う身ですが。青い葉っぱなんて一週間以上食べてないやと思いつつなんだかお酒のツマミや簡単に作れるモノばかりで片寄りがちになってしまいます。そんな時見つけてしまいました。

山城屋 きんぴらごぼう

どこにでもある簡単惣菜なんですがびっくりしたのは自分の故郷の名前が!『宮崎小林産ごぼう』思わず「オッ〜!」と声をあげてしまいました。宮崎産の食品て意外に出回っているんで今さら驚いたりはしませんが出身市まで明記してあるものなんて東京に来て19年目になりますが初めて見ました。
 しかしオイラの故郷ってごぼうかよと、しかも在庫処分なのか半値近い安売りじゃんよと突っ込まずにはいられませんでした。嬉しいやら恥ずかしいやら情けないやら郷里の親まで思い出しちゃったりして買ってしまいました。買って来てからなんだか随分経つのですがまだ食してません。というか、もし不味かったら落ち込みそうなので食べられずにいます。乾物だし保存効くからいいんですけど。
賞味期限04.9.18それまでには意を決してなんとか食べようと思います。

http://www.yamashiroya.co.jp/
こだわりの乾物屋
▲山城屋▲
'04.02.26

チョコレートbyマーク・フォスター

誰かちょうだいよ(涙)

 誰かにもらいましたか?誰かにあげましたか?大切な気持ちだったり単なる慣習だったり世間では悲喜こもごもしてるんでしょうかね。職場でバレンタインデーが近付くとコンビニのチョコレートの特設場が気になってしょうがないという、まだ20代前半の若い人を見て、なんだか自分もお年頃の頃は妙にそわそわして落ち着かないのを思い出しました。もらう男性側がこれですから送る女性側はもっと大変な事になっているんでしょうか?もらって悪い気はしませんが男性はエビで鯛を持ってかれないようにしないとね。女性はエビで一本釣りですよ一本釣り大漁を願いつつ(笑)

 さて本題の映画の「チョコレート」です。原題は「MONSTER'S BALL」(怪物の舞踏会)邦題とはかけ離れますが死刑囚が最期にとる食事という意味らしいです。男は白人至上の差別主義の親の元に育ちそれに疑問も持たずに生きて来たが息子は黒人の友達を持つ有り様。看守という心身ともに厳しい職場では差別主義を表に出さず人間として死刑囚に敬虔に接する。同じ看守の息子の失態で死刑執行が台無しに。始まったばかりなのになんだか主人公の苦悩が刻々と浮き彫りにされます。息子の失態を責める親子ケンカから息子は興奮して銃を胸にあてがいます。「僕を憎んでいるかい?」の問いに男は「憎んでいる」と答えます。息子は「僕は父さんを愛しているよ」と引き金をひいてしまいます。
女はその死刑囚の妻。恋愛感情は冷めてしまっても家の大黒柱を失うという言い知れぬ不安。肥満を蔑視しながもチョコレートバーをむさぼり食う愛する息子。夫を失い職を失い徒労する中、息子が見知らぬ車に轢き逃げされてしまいます。息子を抱きかかえ泣き叫ぶ女に一度通り過ぎようとした男の車が舞い戻って来ます。

 この後は自分で見て下さいね。二人は愛し合う事になるんですが微妙な気持ちの機微が上手く表現されています。男でしか分からない気持ちとか女でないと分からない気持ちとか普段の我々の生活でもあると思うんですがどちらの気持ちも観る者に分かりやすく伝わって来ます。
この映画成人指定をくらったそうですが濡れ場いわゆるSEXシーンもスゴイです。ハードな表現なのですがイヤらしさがまったくありません。テレビドラマとかの視聴率稼ぎのHシーンとは全然別次元です。悲しみやら苦しみ喜びやら嬉しさ喜怒哀楽がベクトルを失って感情が行き場を失って噴きほとばしる性行為。感動すらしてまいます。まあこれは個々で意見が別れるでしょうが分からない人はもっと人生経験を積んで大人になってからもう一度観てください。
好きなだけの恋愛感情だけでなく小さな妥協や相手には知られない許せる気持ちがところどころに垣間見え大きな挫折や大切なものを失った者同志でないと分かり合えない現実感が見事に描かれています。舞台もうらぶれた閉塞感たっぷりの地方都市、我々の住む灰色の日本とそっくりです。なんだか自分自身の負の部分を晒されているみたいでイタイ物語ではありますが「きっとうまくいくよ」と言う男のなんの当ても無い頼りげない一言に心が洗われます。
自分の中では「アメリカン・ビューティー」以来の考えさせられる良い(ハリウッド)映画でした。まあ観てください。苦くて辛い現実があるからチョコレートが甘く感じるのかもしれません。

つーか誰もチョコをくれないのであの甘さを思い出せません(笑)

'04.02.15

奇妙な日

個人的なノンフィクションです。オチとかは無いのであしからず。

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 その日は突然仕事がとりやめになった。
夕方会社からの電話に起こされて「はい、そうですか」と言って受話器を置いた。
いつもの事だが予期しない休みはこれと言って何も出来ない。
確かにやらなきゃならない事は山ほどあるがやりたい事は一つも無い。
考えてみたら10日も出ずっぱりで休んでいない。
不景気の最中、代りの日に仕事入れとけと剣幕をたてるまでもなく
あっさり電話を切ったのはきっと疲れのせいだろうと思った。
なんだか仕事が休みだと思ったらまた眠くなってきた。
ついつい深いニ度寝をしてしまった。

寒くて目が覚めた。
枕元の携帯を手探りで探す。
時間を見ると1時半を過ぎている、携帯の光が眩しく感じる。
こんな時間だしもう一度寝ようとするがさすがに三度寝は難しいようだ。
ストーブに火を入れコンロでお湯を沸かす。
男の癖に冷え性で靴下を穿いて寝るのだが布団の中で行方不明になっている。
新しい靴下を出して穿き室内バキも穿く。
そろそろお湯がコトコトと沸きはじめる。

腹が減った。二度寝してしまって何も喰ってない。
冷蔵庫に凍った肉やらジップした白飯やらアロエヨーグルトやら
食えなくはないがこの寒い中自然と口が敬遠してしまう。
食パンが2切れ残っていた。
そういえば冷蔵庫の奥に以前買ったが不味くて放置していたブルーベリージャムがあった。
着替えて寒空の中コンビニに行くよりはマシとこれに決定。
テレビもそろそろ通販ばかりの時間帯になり全然面白くない。
誰かとテレビにツッコミを入れ合いながら見る深夜の通販番組は面白いが
独りだとこんなにつまらないものかと実感する。

ガラスのコップに芋焼酎を少し自家製のアロエ酒を少々ブレンドする。
チンチンと沸いたストーブの上のお湯を注ぐ。
ツマミは食事を兼ねたトースト2枚にブルーベリージャムがこぼれんばかり。
我ながら近年まれに無い逆グルメ状態の出来上がりだ。
役に立たない通販商品の説明をレクチャーされながら
一度読んだ雑誌を開きもう一度ふ〜んと頷いてみる。

トーストを腹に納めると起き抜けの酒のせいもあって
本当につまらなく寂しい。
こういう時には例の掲示板に行こう。
パソコンを眠りから覚ましてやると矢印が動かない。
こいつも寒くて固まってしまったのか?
この巨大掲示板は時間を問わず人が居て暇な時には重宝する。
なにも堅苦しい議論とか意見交換なんてものはいらない。
面白ければそれでいい。今ここに集まっている連中と遊べばいいだけだ。

さっき起きたばかりなのに目がとろんとしているであろう事は
鏡を見ずにも分かるくらいになってきた。
30才を過ぎ弟が結婚して母が倒れ父が仕事をリタイヤしてから
臭くて不味くてあんなに嫌いだった芋焼酎がなんとなく飲めるようになった。
そのお湯割りももう4杯目だ。

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 さて時間も3時を過ぎた頃から奇妙な事が起こり始めた。
ADSLのモデムのLINEというところが点滅している。
これなんだっけ?とネットは快適に繋がっているし異常は無い。
あっ!電話ね。と今さらながらADSL回線の意味を理解する。
うちの電話はベルが鳴らない。鳴らない様に設定してある。
どこかの会社さんと番号が似ているようで
結構な割り合いで間違い電話がかかってくる。
留守録を聞いて相手を確認してから折り返し電話するのが
夜働いて昼間寝ている者の流儀というか対策である。
中にはファックスのノイズが数十秒流れ
その次の留守録に○○の■■です。例の件ファックスでそちらにお送りしましたっ!
とか入ってる。笑わざるえない。

最近はめっぽう減ったワン切りと思ったのだけれど
また電話が着信中になっている。
留守録を聞くとピーピーピーと話し中の発信音だけ。
聞き終わったと思ったらまた着信。
なんだか怖くて受話器を取り上げる事が出来ない。
また留守録を聞こうとボタンに手を伸ばした瞬間に着信中、、、

間違いや勧誘の電話は多いがイタ電なんて今までない。
そう思う隙にも着信→録音は続いている。
なんだかパソコンの前から離れて電話の前にじっと座っている。
寒い。
今晩は一段と冷え込んでいるのだろうか?ストーブ全開でやかんシュッシュッと言っているのに
それでも足りないようだ。謎の連続着信に心まで凍てついてくる。

今日仕事が突然キャンセルになり部屋で暇を持て余している様子を見透かされているようだ。
部屋を見回して隠しカメラを探してみる。そんな誇大妄想に自分で自分にツッコミを入れる。
そう言えば今見ていた掲示板ではよく他人の電話番号を書き込みしてイタ電を誘導する輩が少なくない。
いやいやそんな恨みを買う覚えもないし軽く探してみてもそんなの見当たらない。
いつもならそんな事気にしないのだが着信は延々と続いている。

昔、付きあっていた彼女から約8時間に及ぶ電話攻撃を受けた事がある。
その時もとても眠くて携帯の着信表示を見てすぐに分かったのだけれど
出ると話が長いんだろうなあと思い愛情よりも睡眠を優先した。
それから1時間後くらいに起きたのだけれどまた着信が入っていた。
今度は出て謝ろうと思ったがトイレに行っていた。
なんだか出難くなったのでこのままバックれて後日言い訳でもしようと思ったのが間違いだった。
また30分後に彼女からの着信がある。
敵はオレが出るまでは納得しないようだ。
そのしつこさになんだか逆に腹が立ってきて出るのを拒んだのだが
その後も正確に30分おきに計8時間も着信があった。
相手も大変だろうがこちらもへとへとで痛み分けに終わった。
それが原因と言うわけではないがその後別れてしまった彼女の事が思い浮かんだ。
しかしそれもありえない。所在くらいは知っているがもう5年以上も連絡してない。

通販も終わって早朝のニュースの声が未だに暖かくならない部屋に小さく響いている。
それでも着信しては切れるこの電話は鳴り止まない。
いや音は消してあるので鳴らないが着信表示は止まらない。
そろそろ空が白んできた。人間とは不思議なモノで陽の光で安心してしまう。
午前6時勇気を持って電話に出てみる事にした。
どこのどなた様かは知らないが、いや知ってる人かもしれないが

「ガチャ。プ、プ、プープープー、、、」

なんとも進展の無い結果だ。
長い時間堪えて堪えて勇気を振り絞ると徒労に終わる。
まるで今の自分を反映してるようでもある。
留守録でも私が出ても関係ないようだね。
見えない相手と自分に言い聞かせて電話器から線と電源を抜いて終止符を打った。

キレ気味に電話線を外した時に着信があった。
あれッ?
電話線が繋がって無いのに着信がある。
慌てて電源を入れてみるがもう着信は無い。
もしかして電話器の故障?と思い
タバコ一本分着信を待ってみるがあれだけ頻繁にあった着信がピタと無い。
なんだか夜中に電話器の故障で妄想溢れた不愉快な一夜を過したなと
ガッカリと安堵の微妙なブレンド。

念のためもう一度電話線と電源を繋ぎ直す。
すると電話器のすべての明かりが点滅している。
受話器をとってもピーとも言わない。
もうなんだか分からないが5杯目のお湯割りも手伝って
また眠くなってきた。
そのまま線と電源を抜いてまた寝てしまった。

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 昨夜は3回も寝たせいかすぐに目が覚めた。
またあれから2〜3時間くらい寝てしまったのかよく寝れるもんだと思う。
さっぱりした頭でもう一度起きた事を整理してみる。
3時くらいからイタ電がひっきりなしにかかってきた。
6時くらいまで続いた。最後は出たが反応が無いので
電話線、電源ともに抜いた。
それでも着信があるので電話器の故障だと気付いてほとほと疲れて再び寝た。
しかしそんな故障ってあるか?

電話器に電話線と電源を繋ぐと正常に動いた電話もかけられた。
な〜んだオレってお馬鹿と思いつつテレビをつけた。
笑っていいともが始まっている。。
なんでだ〜?と
NHKにチャンネルを変えてみる。
「お昼のニュースです」アナウンサーが当たり前のように淡々と喋る。
ニュースの時報が画面の左上に12:00と出てる。
テレビ内臓の時計は9;00と表示されている。ビデオも。
電池で動いてる目覚まし時計まで9:00を表示している。
携帯だけは12:00を表示している。

今日は昨夜の寒さに比べ過し易いお天気になりましたと
明るい表情のお天気お姉さん。
失われた3時間についての報道はないかと
ニュースを見続けたがどうやらオレだけだったらしい。
そう言えば今年はうるう年だったっけ。

'04.01.25

菜の花

1束198円也

 年末年始暖かい部屋にコモっていて久しぶりに仕事に出たらすごく寒く感じます。最低気温も日に日に0度に近付きこれからもっと寒くなると思うと毎年の事ながらヤダな〜と思ってしまいます。
しかし冬来たりなば春遠からじの言葉通り春は一歩一歩近付いてるのを近所のスーパーで発見しました。菜の花です。花もキレイなんですが食べるやつです。最近はハウスで作っているんでしょうか?1年通してとは言いませんが秋口を除いて食べられる機会が多くなりました。好きなものをいつでも食べられるというのは嬉しいんですが季節感が薄らいでいくのは悲しいですよね。

 年々暖冬がすすんでいくせいで冬の野菜が不味くなっていく気がしてるのは私だけでしょうか?冬でも野菜が安いのは財布にやさしいのですが生暖かい環境で育った野菜は味も甘味もイマイチなんですよね。厳しい冬の寒さを乗り越えた野菜はとっても美味しいんですけど。このへんは人間にも当てはまる様な気がしてなりません。
話が逸れちゃいましたが菜の花を茹でて酢ミソで美味しくいただきました。おせちコーナーで知って始めて食べた「菜の花ニシン」なる食べ物もこれまた逸品でした。酢でしめたニシンの切り身に人参、菜の花、シシャモの卵であえたもの。これがまた美味しいんですよ。黒豆と共に正月だけ食べるおせちから出世して年間通しての献立になりそうです。
'04.01.10