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Crystal 2.2
Crystalが知らぬ間にバージョンアップしていた、今回試したのはCrystal2.2。1オシレーター＋FM、1フィルター（7タイプ）＋エンベロープ、1アンプ＋エンベロープを1ボイスとして3ボイスをレイヤーして音作りをする減算方式アナログシンセのモデリング。と言うと大した事が無いがモジュレーションが凄いほとんどビョーキです。LFOが６基、モジュレーション用のエンベロープも6基！！エンベロープのポイント数が4〜9、カーブタイプが13タイプ、ループ、テンポシンク可能。もうこれだけでもスゴイのにエンベロープの設定が小節の拍にグラフィカルに合わせる事ができる。目玉はモジュレーション・マトリクス。ソースに先ほどのLFOとモジュレーションエンベロープを中心にほぼすべてのモジュールをデスティネーション（ターゲット）とする事ができる。オシレーターの波形にもそのモジュレーションをかけられるのでウェーブテーブルの様な効果も得られる。ミキサーセクションにある4基のディレイの全ての設定にもこのモジュレーションがかけられるので今までのシンセでは考えられなかった音が作れるかもしれない。正確に言うとあまりの音作りの自由度の高さにちょっと自分で音を作るのは億劫になってしまうが多くのパッチが用意してあるので困る事はないだろう何より音楽的である音色作りに注目して欲しい。。 2.2からオシレーターの基本波形が27種類と大幅に増えているのでイメージが湧き易くなった。またその増えた波形がシタールとか琴とかレコードノイズとかちょっとひねくれたセレクトが何ともカッコいい。Crystalの事をFMシンセと紹介しているサイトもあるがCrystalのFMはヒデゥンオシレーターもしくはセルフモジュレーションぽいものだ（mdaのDX10に近い）、波形そのものはイカにもという感じの冷たくクールな音だが今回のバージョンアップで追加された波形はグラニューグレインの調節も出来しかもそれが変態モジュレーションによって変調できるので素晴らしい音作りが可能となっている加えてSoundFontのimport可能！なのでサンプラー的な使用もでき最強のソフトシンセとなっている。なによりもこれがフリーのVSTiだと言うのだからホントにスゴイッ！！パッケージでNIの製品として売っていてもおかしくない程のできばえである。 アナログ減算を基調としたPCM（プレイバックサンプラー）、FM、ウェーブテーブル、グラニューシンセシス、多多多多々モジュレーション、セミ（ほぼフル）パッチシンセサイザー。 |