農地が適正に利用されていない場合の許可等の取消し

岡戸秀仁
編集:岡戸事務所







 農地の解除条件付き貸借契約については、「農地が適正に利用されていない場合」に、貸し手は、その貸借契約を解除することになります。

 なお、契約が解除されない場合には、許可等の取消し手続きが行われます。



農地の貸借の権利を取得

農地法の許可
農業経営基盤強化促進法による権利設定



その後、農地が適正に利用されていない場合



貸し主が契約の解除



契約が解除されない場合
↓
許 可 取 消 し
または

農用地利用集積計画の取消し



 農地が適正に利用されていない場合とは・・・

 農地を農地以外のものとしてしまっている場合=無断転用されている場合

違反転用を確認

 貸借の権利を設定している者(貸している者)へ契約を解除する意思の確認

 契約が解除されない場合には、許可の取消し。
(農業経営基盤強化促進法による貸借の場合は、農用地利用集積契約の取消し。)


 現に耕作されておらず、かつ、今後も耕作する予定がない場合=遊休農地となってしまった場合

遊休農地化してしまったことを確認

適正利用等の指導
(貸している者及び借りている者)

〜指導の効果がない場合〜
遊休農地である旨の通知

 貸借の権利を設定している者(貸している者)へ契約を解除する意思の確認

 契約が解除されない場合には、許可の取消し。
(農業経営基盤強化促進法による貸借の場合は、農用地利用集積契約の取消し。)



 解除条件付きの農地の貸借は、「農地又は採草放牧地を適正に利用していないと認められる場合に使用貸借又は賃貸借の解除をする」ことが条件とされています。
 農地法による許可の場合には「貸借契約書」に、農業経営基盤強化促進法による権利設定の場合には「農用地利用集積計画」に規定されていなければなりません。



〜関連事項〜

農地の権利設定を受けた者への勧告

勧告に従わない場合の農地の貸借の許可等の取消し



農地の適正利用は、農地の権利を取得した者の責務です!!

農地について権利を有する者の責務



農業委員会による措置
(農地法第3条の2第3項)

 農地又は採草放牧地を適正に利用していないため、「使用貸借若しくは賃貸借が解除された場合」、又は、勧告を受けた者が勧告に従わないため、「許可を取り消された場合」において、その農地又は採草放牧地の適正かつ効率的な利用が図られないおそれがあると認めるときは、当該農地又は採草放牧地の所有者に対し、当該農地又は採草放牧地についての所有権の移転又は使用及び収益を目的とする権利の設定のあつせんその他の必要な措置を講ずるものとする。









農地の解除条件付きの貸借



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