「ぶどう」と「マスカット」を色で分けて呼んでいませんか?同じような姿形をしたこの2つ、色以外にどのような違いがあるのでしょうか。
マスカットの先祖はヨーロッパぶどうで、簡単にいえばぶどうの一種です。一般的にマスカットといえば、主にマスカット・オブ・アレキサンドリアを指し、緑色の実のものをマスカットと呼びます。
巨峰が「ぶどうの王様」といわれているのに対し、マスカットの中でも知名度の高いマスカット・オブ・アレキサンドリアは「果物の女王様」と呼ばれています。
日本では、色の違いでぶどうを選別する方が多くいらっしゃいます。その際、緑色の実は「緑」ではなく「白」と分類され、マスカットは白ぶどうと呼びます。
例えば、ネオマスカット、シャインマスカットも緑色の実ですが、白ぶどうに分類されます。
しかし、黒色系のブラック・マスカットという品種も存在し、正確には色の違いだけで分類することはできません。
果肉の主な成分はほとんど同じですが、皮に含まれる成分や皮ごと食べたときの味は違います。 一般的にぶどうと呼ばれる紫色から紫黒色の品種は、ポリフェノールが豊富で渋みやエグみがあり、皮ごと食べるのは難しい品種があります。
しかし、マスカットにはぶどうのような色素成分がないため、皮ごと食べても渋みやエグみを感じることなく、本来の甘みを楽しむことができます。
ぶどうとマスカットの香りの違いをご存知でしょうか。一般的なぶどうと違い、マスカットは「マスク(MUSK=麝香〈じゃこう〉)の香りがする」という意味を持つ程、香りの高い品種です。
ぶどうの中でも、ハニービーナスという緑色の実をした種類がありますが、これはマスカットの香りがしないため、白ぶどうと呼ばれています。 マスカット独特の上品な香りを持つことが、マスカットに分類される条件です。
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