梨の美味しい時期になると、スーパーで購入したり、知人からいただいたりと、食べる機会も自然と増えるものです。

しかし、手元に大量にある場合、どんな風に保存すれば長持ちするのか、いつごろまでに食べたほうが良いのか分からず、困った経験はないでしょうか。

こちらでは、正しい梨の保存方法をご紹介いたします。

切る前の梨は乾燥を防ぐことが第一です。

・冷蔵保存

冷蔵庫で保存する場合は、1週間程度美味しく食べることができます。
一つ一つ新聞紙で包み、ビニール袋かジップ付きの袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に入れます。新聞紙がない場合は、ビニール袋などに入れるだけでも乾燥を防ぎ、日持ちを良くすることができます。

・常温保存

基本的に冷蔵保存のほうが日持ちはしますが、常温保存も可能です。常温保存なら、3〜4日程度で食べきることをおすすめします。

冷蔵保存と同じように新聞紙やビニール袋に入れて冷暗所で保存してください。食べる1時間程前に冷蔵庫で冷やして食べると、さらに美味しく召し上がりいただけます。

切った後は、その日〜2日程度で食べると良いです。
梨は、りんごと同様切った直後から酸化による変色が始まります。そのため、切った後はすぐに食べることが望ましいのですが、どうしても保存したい場合は塩水やレモン汁に漬けて変色を防ぐこともできます。

しかし、塩水やレモン汁は、梨本来の風味を損ねてしまう可能性があるので、砂糖水に漬ける方法がおすすめです。砂糖水に漬けておくことで、梨の風味を守り、ある程度変色を防ぐことができます。半分に切っただけのものなら、空気に触れないようにしっかりとラップに包んで冷蔵保存してください。そうすると酸化を遅らせることができます。

冷凍した梨の賞味期限の目安は1ヶ月程度です。冷凍すると本来の食感がなくなりベチャベチャになってしまう梨は、そのままの状態での冷凍保存はまずできないと考えてください。
しかし、ピューレ状にしたり、シャーベットとして食べるなら冷凍保存は可能です。

・ピューレの作り方

切って皮と種を取り除いた梨にレモン汁を少し入れミキサーにかけます。滑らかになったら、ジップ付きのフリーザーパックなどに入れて、空気を抜いて平らにしてから冷凍保存します。

食べる際は半解凍にしてシャーベットとして楽しんだり、スムージーに加えたりアレンジを楽しんでください。また、ソースや煮込み料理の隠し味としても使用できます。

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