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午前3時40分の逃亡  (1/2)

 8月初めにあるイベント向けに新作を描いている。今回もまたバイクネタがメインになるのだが、描く前にテンションを高めるためにバイク雑誌を読みあさったり、写真集をみたりして頭の中をバイクだらけにする。ところが、そうする事によって本当は家にいて制作しなければいけないこの時期にむしょうにバイクに乗りたくなってしまう。ちょうど、テスト前になるとプラモデルを作りたくなるのと同じだ。逃避の欲求である。少し煮詰まっているし、気分転換にチョロッと走るか!という事で早朝3時40分、キー挿してチョーク引いてキック。

 滋賀県今津町で琵琶湖に浮ぶ 朝日を拝んで帰ってくるという計画だ。長岡京から早々とR1号に出てずーっと北上。大津の手前で R161号に乗って更に北上。夏とはいえ4時台はまだ薄暗い。普段は嫌いなR1号も夜はすいてて気持ちがいい。殆ど貨物トラックで、整然と走っている。ダンプと違い貨物はどこか紳士的な感じがする。京都で恐いのは、京都市のごみ清掃車、回送の市バス、そしてダンプである。夜中はどれもI居ないので気持ちよく走れる。R161号に入って、対向1車線ずつになると、やはり貨物と言えども大型トラック。後ろから迫られるとまるでティラノザウルスに追われているみたいになる。琵琶湖大橋を過ぎた辺で空が赤くなってくる。雲の裏側(地上側)がピンクに染まっている。チラッチラッと見ながら、更に北上。いいぞ、と思ってるとお日ーさんは一瞬キラッと輝いてすぐに雲の中に隠れてしまった。ちょいとうす曇り。

 だいぶ明るくなって、高島町で休憩。コースの確認をしていると、山に向かって道が一本、更に山肌に道らしきものが走っている。どうも林道のようだ。しかも朽木まで続いている。今津はまだだが、朽木にぬけてそこから北上すればいいということでGo!案の定途中から道はダートに変わり適度な荒れと細いギャップが現れた。いい感じ、リヤをチョロッとだけ流しながら、上っていく。途中、キツネとおサルさんが前を横断し、頂上付近で舗装路になった。峠を越えて下っていくと、山間の小さな集落にでた。

 この時点で6時過ぎ。集落の入り口に案内図があり、一軒一軒の名前が書いてある。ここからもう一山超えると朽木に出る。案内図を確認し、出発。ところが、どうしても思う道に出られない。図でははっきりと描いてある道が行き止まりだったり、家の庭に入ってしまったり、ぐるぐる回ってしまう。どうしてもわからないので、庭で洗濯しているおばあちゃんに尋ねる。やっと正解が見つかり無事脱出。でも、教えてもらったルートと案内図は僕の中では一致しなかった。1時間かかった、おそるべし。


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