金亜交通(금아교통)「市外バス」
(大邱西部ターミナル〜浦項ターミナル)

 韓国国内の移動には路線バスが欠かせない存在。日本の物価水準に照らし合わせてもはるかに安価なKTXをはじめとする鉄道(한국철도공사:KORAIL)以上の低料金で充実したネットワークを形成している。
 都市間路線は高速バス(고속버스)と市外バス(시외버스)とに分類されるが、これといって大きな差はない。かつては高速道路を経由するか否かというところが基準だったようだが、高速道路網の発達により高速道路を経由する市外バスも多数運行されている。この大邱〜浦項も高速道路を経由する路線。
 大邱市内には東西南北4つのバスターミナルがある。国鉄京釜線東大邱駅(동대구역)に隣接する東部ターミナル(동부터미널)は主に高速バスが、市外バスは各方面ごとに他の3ターミナルからそれぞれ発着。大邱〜浦項は大邱地下鉄1号線の聖堂池(성당못)にある西部ターミナル (서부터미널)から発着している。
 浦項行は8番乗場から概ね30分間隔で運行されている。日本の感覚からするとかなりの高頻度。庶民に密着した存在を感じる。前面ガラスには「서대구⇔포항」と掲示されている。「西大邱⇔浦項」という意味。
 十数名の乗客を乗せターミナルを後に片側4車線の広い通りをひとまず西に向かって走る。信号をいくつか過ぎると高速道路の入口。看板には「남대구」とあるので、おそらく南大邱インター。一旦北に進路をとり、分岐を左へ。「451」とある標識の道路を東へ。
 分岐と合流を繰返し本線上に料金所。ETCシステムは無いようで(インフラとして無いのかこのバスに設備が無いのかは不明)一旦停止。料金所を過ぎると川を渡る。そして分岐を右へ。
 分岐後合流した道路は「1」という標識と「↑부산」とあるので京釜高速道路を釜山方面に向かっているようだ。しばらく行くとまた分岐。「20」の標識のある片側2車線の道路へ。
 室内灯は点灯していないので、トンネルに入ると車内は真っ暗。実車中は常時点灯の日本の感覚からすると軽い違和感。改めて異国にいることを感じる。
  大邱を発車してちょうど1時間。屋根に「포항」とある料金所に到着。意外と早く着いたことに驚きながら、「28」の標識を東へ。続いて「7」の標識が路肩にたつ。「포항8km」の看板とともに左に線路が寄り添う。線路は国鉄東海南部線(だと思う)。バスは浦項市内に入ったようだ。
 いくつかの信号を過ぎて右折。100m程行くと左には無数のバスが並んでいる。ここが目的地の浦項バスターミナル。構内端にある給油所でバスを降ろされ、建物までは徒歩。
 国鉄の浦項駅はかなり離れていて、ここから歩いて40分ほどかかる。やはり日本と感覚が違うことを実感する。

2007.5.22 up