1.東武バス日光「1系統」
(JR日光駅〜湯元温泉)

日光といえば、「東照大権現」こと将軍徳川家康の霊廟である東照宮を始め、古刹・神山そして温泉があり、世界的に有名な日本を代表する観光地のひとつ。
北関東地方の東武バスが次々と傍系子会社へ移管されていく中、最後まで東武鉄道の直営として運行されてきた。そして再編され東武バス日光(株)へ。
日光へは自家用車か東武を利用して訪れる人が多いが、バスはJR駅前から発着する。東武の駅前に立寄り国道119号線(日光街道)を下る。目抜通りには、土産物屋と湯葉料理の店が並ぶ。その通りを生活道路に使う人たちが乗降し、入れ替わりが激しい。大谷川にかかる日光橋を渡ると左折。左に神橋が見えてくるが…現在改修中で見れず、残念。
ここから国道120号線(日本ロマンティック街道)となり、日光山の南縁部を通り東照宮西参道へ。日光山二社一寺・旧田母沢御用邸をあとに古河電工のある清滝地区へ侵入していく。足尾銅山方面の国道122号線と分かれ、ゆるい坂道を登ると馬返。ここまではかつて東武が路面電車を運行していたらしいが、その面影はすでにない。おそらく広いバスの駐車場が構内跡なのだろう。
さて、いよいよいろは坂。日光市内へ山を下る上り線が「第一いろは坂」、奥日光方面へ山を登る下り線が「第二いろは坂」。一方通行になりゆるい左カーブを過ぎ第一カーブ、「い」カーブへ。「ろ」「は」「に」「ほ」「へ」「と」…
「ね」カーブの先に明智平パーキング、明智トンネル。そして中禅寺温泉のバスターミナル着。バスは中禅寺湖畔から竜頭滝を通り戦場ヶ原へ差し掛かる。この日は雪だったせいか、かすむ車窓が北海道のようにも思える。
国道と別れ、湯ノ湖畔へ下ると温泉宿が立ち並ぶ。その中心部にある湯元温泉駅(バスターミナル)。バスを降りた乗客はそれぞれに散っていく。
さて温泉、温泉♥
2.関東自動車「01系統」
(日光東照宮〜JR宇都宮駅)

日光は東武バスの営業エリアなのだが、唯一市内へ路線を延ばすのが栃木を代表する事業者の関東バス(関東自動車)。東照宮の西参道横に小さな日光車庫を構え、宇都宮とを結んでいる。
バスは出発すると東武と同じ経路で同じ停留所にとまりながらひとまず日光駅に向かう。日光駅では構内に入らず(東武・JRともに)、日光街道を直進する(構内営業権の問題かな?)。また東照宮〜駅の運賃も東武よりちょっと安い。
五街道のひとつ日光街道。有名な日光杉並木が、宇都宮市内へ続く沿道に並ぶ。ただ残念なのがところどころ歯抜けのようになってしまっていること。排気ガスの影響なのだろうが…保存活動はしているだろうから、できる限りがんばって欲しい。人も杉も。
今市市の中心部を抜けるバスはこまめに停車して、乗降を扱う。「イマイチ」という言葉の語源になったというこの町は交通の要衝。鬼怒川温泉方面との追分でもある。鉄道は南の鹿沼市経由で宇都宮に向かうが、バスはこのまま日光街道を進む。宇都宮市内へ入ると交通量とともに車線も増える。
県都宇都宮。その中心部にある宇都宮駅に向かって、県内のあらゆるところからバスが集まってくる。ひとつのバス停に4〜5台のバスが並ぶ。おかげで運行速度は落ちる。これは宇都宮に限らず地方都市に共通する傾向なのだが。東武宇都宮駅から十数分かけてJR駅に到着。歩いたほうが早かったかも。
2005.1.16 up