Lastupdate 2006-08-31 :
   

北海道の十勝地方、その中にある音更町(おとふけちょう)。この町は、小麦と小豆の収穫量は日本一。ギネスにも載ったジャンボ花時計『ハナック』と美人の湯で有名な『十勝川温泉』がある。市街地を離れるとほとんど畑ばかり。この町になぜスカッシュコートがあるのでしょうか?

むかしむかし、綿羊と鯨で有名なある大学の先生がいました。その先生は、若き頃、海外を渡り歩いていました。昔から海外ではスカッシュは一般的なスポーツで、よく仕事帰りにスカッシュを楽しんでいました。

帰国後、音更町に住み着くようになりました。毎日の様にお酒を飲み、週末には魚釣りという生活を送っていた彼は、何かスポーツがしたい、スポーツの後はきっとビールがうまいはずだ!!と思うようになりました。「そうだ!!音更町にスカッシュコートをつくっちゃおう!!」っとあまりにも無謀な事を考え出したのでした。

しかし、とうてい一人で出来る次元の話ではないので、先生の友人、知人等を集め、「音更スカッシュ愛好会」を発足させました。そうして、第1回スカッシュ愛好会会議が開催されました。しかし、集まったメンバーの中にスカッシュの事を知る人は誰もおらず、先生は、スカッシュとはどんなものかという説明から始まりました。口で説明しても、皆はイメージが全然浮かびませんでした。「口だけではスカッシュの魅力を伝えられない。ビデオでもあれば説明しやすいのに!」と思った先生は、スカッシュの事について調べていく内に、スカッシュのビデオテープを販売している会社に出会いました。早速、彼は電話しました。「スイマセンけど、スカッシュのビデオ1本売って下さい。」と・・・。

この電話を受けた女性スタッフは、なにげなく上司に話をしました。「北海道の音更町に住んでいる人から、スカッシュのビデオを売って下さいって電話があったんですよ。音更町ってどこにあるか知っていますか?」。それからというもの社内では、「音更町はどこにあるのだ!!」「いったいビデオを買ったこの人は何をする気なのだ!!」と話題になりました。そんな話題を聞いた当時の社長は、「よしこの人に会ってみよう!!何がしたいのか聞いてみよう!!」と、社長も音更町に興味を持ちました。

数日後、社長と先生は出会いました。先生は「音更町にスカッシュコートを作りたい。私は昔からスカッシュをしているが、この様な楽しいスポーツはない」と熱弁を振るいました。社長は「随分な物好きがいたもんだ。私たちもちょうどスカッシュを日本に普及させようとしていたところだ。」二人は意気投合し、夜の帯広に消えて行きました。

それからというもの話はトントンと進みました。
JSMから折りたたみ式スカッシュコートを譲り受けることになり、音更町の理解と協力によりコートが音更町に設置されることになりました。しかし、コートを設置するスペースが必要になる為、場所の選定には苦労しました。音更町からの紹介で、廃校になった小学校の体育館に設置させて頂くことになりました。

そうして、正式にスカッシュコートが音更町に寄贈され、平成7年2月、音更町のスカッシュコートがオープンしました。また、音更スカッシュ愛好会も、平成7年10月、音更スカッシュ協会として設立しました。

それから、早いもので、音更スカッシュ協会も設立10年目を迎えました。平成17年6月18日には、「音更スカッシュ協会創立10周年記念式典」を開催しました。式典には、スカッシュコートを寄贈頂いた「JSM 小林氏」、元全日本スカッシュチャンピオン「渡辺祥広氏」にも出席頂き、祝辞を頂きました。

毎年、渡辺祥広氏(元全日本スカッシュチャンピオン)には音更町に来て頂き、スカッシュ講習会を開催して頂いて来ました。また、自らスカッシュ講習会を開催し、スカッシュの魅力を広めてきました。おかげで、札幌をはじめ北海道内のスカッシュ愛好家の方々とも交流が深まり、多くの大会やイベントにも参加しています。

そうした中、今年、音更スカッシュ協会から全日本スカッシュ選手権大会への出場権を手にいれた選手も出てきました。おかげで、新聞等で取り上げられるようになり、十勝にもスカッシュが少しずつですが普及してきました。

Web O.S.R.C
E-mail: otofuke-squash@zpost.plala.or.jp