わかやま絵本の会について


●わかやま絵本の会は、今から16年前に活動を開始しました。つまり、小さい絵本を作りはじめたわけです。
その一年ほど前のお話です。。。

和歌山県にはたくさんのおもしろい民話があるのに、子どもに語ってやるにも絵本はないに等しいし・・・、出版社に相談しても「和歌山県は本が売れないところだから」と嫌がられるし・・・、仕方がない! 自分達で作ろうか! という無謀な話が出たのでした。

●それは郷土に詳しい人、つまり図書館の司書、高校の先生、そして絵本作りに関心のある人、つまり絵描き、マンガ家、デザイナー等が集まった小さな会でした。

●どうやって作ろうか? 印刷代が要るからお金を集めよう、集まったお金で作れるものを作ろう、そこからスタートすればいい、というわけで、身内、親戚、友人にかたっぱしから声をかけて会費千円ずつを集めました。100人ほどに入会してもらい、その会費で最初の絵本ができました。が、製本代が高いことに気づき、2号めからは自分達で大きいホッチキスを買って、手作業の製本をするはめとなったのです。それを印刷屋さんに化粧裁ちしてもらい、封筒に入れ、切手を貼って送っていました。

●そんなある時、たくさん買ってもらえる絵本が出て、それ以後はずっと機械製本となりました。たまには、たくさん売れる、かるたや絵本が出るので、その売り上げ分で売れない絵本をカバーしている状態です。

●普通の自費出版のように制作者に印刷代をいただくわけではなく、印税まで支払うという仕組みなので、売れないと次の絵本が出せないという完全な自転車操業状態です。

●こんな方法で、いままでに約80冊ほど発行できましたが、ピンチの時は会員さんが、カンパしてくださったり、絵本をたくさん買ってくださるので、その愛情に支えられて続いています。ないよりあった方が少しはましな会だと思っています。

●どこかで見ていてくださる人がいて、今まで何回か表賞もしていただきました。

●和歌山県ではこんな活動をしている会はないので、絵本作り、紙芝居作りの相談もよく受けるようになりました。

●会員の方には会報『こどもわかやま』とできたての絵本をお送りしていますので、どうぞお気軽に入会してください。



★★★わかやま絵本の会についてのご案内★★★


●★この会は、会員の会費で運営されています。会員の方には、その年発行の郷土絵本を会報『こどもわかやま』といっしょに発送しており、別冊以外の郷土の絵本を年間3、4冊お送りしています。定期発行以外の別冊絵本についても2割引きで購入できるようにしています。会員はどなたでもなれます。


●★入会金は不要、年会費は4,000円です。年会費は、印刷代や発送費、会の運営に当てられています。会員は別冊は2割引で購入出来ますが、発送の場合は実費がいります。


●★お問い合わせは、
わかやま絵本の会
松下まで


●★入会御希望の方は、お近くの郵便局から『郵便振替口座 00900−4−33028 わかやま絵本の会』宛に、住所、氏名、電話番号をご記入の上、年会費3,000円を振り替えてください。年会費は1月から12月の区切りですので、年度途中でご入会の方も、その年発行の絵本をお送りいたします。継続は年末に翌年度の年会費を振り替えればOKです。


●★わかやま絵本の会では、『創作グループ』による勉強会も定期的に開いています。絵本や紙芝居等、創作に関心のある方のご入会も、歓迎しています。


★★えほんについて詳しいことはこちらをご覧下さい。。★★




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