Rescue and Recovery はOSを含めたHDD全体のバックアップ及び復元が可能なので、何かとお世話になることになります。
ちゃんとHDD全体のバックアップを作成しておけば、プロダクト・リカバリーなど不要になります。
区画構成を複数にした場合、いくつかの制約がありますので十分理解しないと完全な復元ができません。
- トピック
- Rescue and Recoveryアプリケーション及び関連パッチ
- システムのバックアップの制約と手順
- システムの復元(ハードディスク全体)の制約と手順
- その他の制約
- Rescue and Recoveryの不具合と暫定対策
Rescue and Recoveryアプリケーション及び関連パッチ
| No. |
アプリケーション及び関連パッチ |
ダウンロード |
備考 |
| 1 |
Think Vantage Rescue and Recovery本体(v4.00.0114.00がプリインストールされている) |
z501_setup_rnr40_114c.exe |
特に理由が無ければ、プリインストール時のv4.0を使用するのが良いと思われます。 |
| 2 |
復元時の「エラー112=There is not enough space on the disk.」対策パッチ |
spifix.exe |
レスキューメディア作成前に必ずインストールすること。 |
| 3 |
ブートセクターの修復(リカバリー修復ディスケット) |
rnr31_rrd.exe |
サービス区画から起動できない場合に使用する。 |
| 4 |
Rescue and Recovery パッチ(バックアップ領域の割り当て最適化ファイル) |
tvtrnr_sispatch30.exe |
|
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システムのバックアップの制約と手順
- このバックアップでThinkPadを工場出荷状態に戻すことはできません。 工場出荷状態に戻す場合は、プロダクト・リカバリ作業を行う必要があります。プロダクト・リカバリ
- このバックアップは、HDD全体のイメージを丸ごと圧縮イメージとして保存します、OSを含め購入後にインストールした全アプリケーション、データを保存、復元することが可能。ThinPadを普段使用する状態にOS及び各アプリケーションをセットアップした後に、バックアップすることをお奨めします。
- バックアップ保存先は内蔵HDDはもちろん、各種外部ストレージに設定することができます。(下表)複数のバックアップを作成しておくことにより、より安全性が高まります。(例えばローカルとCD/DVDにバックアップを作成する)
| バックアップ保存先 |
具体例 |
お奨め度 |
備考 |
| ローカル・ハードディスク |
ThinkPadに内蔵されているHDD |
△ |
一番手軽だが、バックアップそのものが破損してしまう可能性が高い。 |
| USBハードディスク |
USB接続型のHDD |
|
|
| ネットワーク |
ローカルネットワーク上のPC、NAS |
○ |
復元時にはThinkPadの接続を動的IPで行う必要あり。1000BASE-Tの環境が速くてお奨め。 |
| CD/DVD |
USB接続の書込み光学ドライブ |
○ |
Rescue and Recoveryにはベリファイ機能が無いため、安価なメディアは使用しないこと。 |
※1 サービス区画
内蔵ハードディスク内に非MS-DOS領域(隠し区画)として確保されている区画のこと。工場出荷時にはプロダクト・リカバリイメージ、Rescue
and Recovery起動イメージ、診断プログラム等が入っており、Disk to Diskのリカバリー時に使用される。XPプリインストール機の場合、約4.3GBの領域が確保されている。
- バックアップの手順(ローカルに作成する場合)
-
- Windows上でRescue and Recoveryを起動する。
- 「設定の管理」→「スケジュールと項目の設定」→「バックアップ保存先」→「プライマリー」をローカルに設定する。
- 「システムのバックアップ」→「ハードディスクのバックアップ」→「データのバックアップ」を選択する。
- 「名前」に任意の名称を入力する。
- 「OK」クリックでローカル(内蔵HDD)にバックアップが作成されます。
- バックアップの手順(CD/DVDに作成する場合)
-
- ThinkPadに書込み可能な光学ドライブを接続する。
- Windows上でRescue and Recoveryを起動する。
- 「システムのバックアップ」→「ハードディスクのバックアップ」→「バックアップをCD/DVDに作成」を選択する。
- 「OK」クリックでバックアップが開始されます。
- レスキュー・メディア(Boot Disk)の作成
- OSが起動しない場合や、HDDを交換した場合などに、レスキュー・メディアからRescue and Recoveryを起動させ、復元作業を行うことができます。バックアップをCD/DVDに作成する場合には、レスキュー・メディアの作成手順が表示されますので、指示通りに進めればよいのですが、CD/DVD以外にバックアップを行う場合は、レスキュー・メディアの作成手順が表示されませんので、以下の手順で作成します。
- ThinkPadに書込み可能な光学ドライブを接続する。
- 「スタート」→「プログラム」→「ThinkVantage」→「Create Recovery Media」を起動する。
- 「レスキュー・メディアの選択:」→「CD/DVD」を選択する。
- 「OK」クリックでレスキュー・メディアが作成されます。
- ※DVD-RAMには作成できません。容量的にはCDメディアで十分です。(600MB程度)レスキュー・メディアは1枚作っておけば良い。バックアップ毎に作成する必要は無い。(プロダクト・リカバリ時にも使用できます)
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システムの復元(ハードディスク全体)の制約と手順
- Rescue and Recoveryで作成したバックアップからハードディスク全体の復元を行う場合の注意
-
- Rescue and Recoveryの復元では、復元先HDDに区画作成や区画サイズの変更を行いません。(※2)
よって、復元作業前に、バックアップを作成した時のHDD区画と、復元先HDDの区画を同じにしておく必要があります。
例えば、C、D2つの区画で作成したバックアップを、C区画のみのHDDに復元した場合には、D区画は作成されません。
また、C区画のみで作成したバックアップを、C、D2つの区画のHDDに復元した場合には、C区画に復元はされますがD区画は復元前のまま残ります。
- HDDの全体の復元を行うと、内蔵HDDのサービス区画はプロダクト・リカバリーイメージを含まないものになります。(下記画像参照)
よって、サービス区画から工場出荷状態(Disk to Diskリカバリ)に戻すことができなくなります。
- ※2 起動区画(通常C)が存在しない場合には、起動区画のみ作成されます。(サービス区画以外が全てC区画となる)
工場出荷時のサービス区画(プロダクト・リカバリーイメージが含まれている)

ハードディスク全体の復元後のサービス区画(R&R起動イメージ+診断アプリのみ)

- ハードディスク全体の復元手順
-
- ThinkPadにACアダプタを接続する。
- Rescue and Recovery を以下のいずれかの方法で起動する。
- Windows上から起動する。
- サービス区画から起動する。ThinkPadの電源を入れ、ロゴ画面で[ThinkVantage]ボタン又は[F11]キーを押す。
- USB光学ドライブを接続し、レスキュー・メディア(Boot disk)から起動する。
- Rescue and Recovery が起動したら、各バックアップにより接続を行う。
- ローカル:特に操作必要なし。
- USBハードディスク:接続する。
- CD/DVD:USB光学ドライブを接続し、作成したバックアップメディアをドライブにセットする。
- ネットワーク:イーサネットケーブルを接続し、DHCPによる動的IPが取得できるようにルーター又はサーバーを設定する。
- 「バックアップからシステムを復元する」又は「システムの復元」をクリック。
- 「バックアップからすべての個人データおよび設定を含むハードディスク全体を復元します。」を選択し「次へ」をクリック。
- 「復元するバックアップを次から選択する」にてプルダウンボックスからバックアップ元の種別を選択する。
(ローカル、セカンド・ハードディスク、USBハードディスク、CD/DVD、ネットワークから選択)
- 「名前・日付」にバックアップ一覧が表示されるので、復元させるバックアップをクリックし反転表示にした後「次へ」をクリック。
- 以降、画面の指示に従い操作すれば復元される。
- Windows起動後、再起動指示が表示されるので再起動し完了。
Rescue and RecoveryはWinPEで起動する為、内蔵HDDがAHCIモードでも問題なく復元作業ができます。
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その他の制約
- 復元を行うときは復元先にサービス区画が無いと復元できない。(レスキューメディアからの起動時も含む)
例えば、C区画のみのHDDにR&Rで復元作業を行うと、R&Rがサービス区画を作成した時点でC区画が消滅し復元作業が中断する。(再起動時にエラー発生)
基本的には、復元先の区画をR&Rのバックアップを作成した時点の区画状態にしておく必要がある。
※スマートセンターからは、サービス区画の有無に関係なく復元作業は可能とのこと。
万一上記の不具合が発生した場合、PC-DoctorなどでHDDの消去を行った後、再度復元操作を行うと良いらしい。
- サービス区画が無い状態で、R&Rのインストールは可能だが、サービス区画の作成は行われない。ので復元はできない。
CドライブにWinPEのブートファイルが配置されてしまうので、嫌な方はサービス区画が無い状態でインストールしないこと。
サービス区画の新規作成が行われるのは、プロダクトリカバリ時及びHDD全体の復元時のみ。
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Rescue and Recoveryの不具合と暫定対策
HDD全体バックアップの復元時に、リカバリ元をCD/DVDに選択し、作成したDVDをドライブにセットするが、最終メディア「Final C」として認識しないため復元手順を進められない不具合が発生。
- 不具合発生までの経緯
- X61(7675-12I)にUSBマルチドライブを接続し、R&R4.0でHDD全体のバックアップをDVDに作成する。
バックアップ作成時のエラー発生無し。「レスキューメディア」「1C」「Final C」の3枚のメディアを作成。
「レスキューメディア」からR&R4.0を起動し、作成したDVDからHDD全体の復元を行うときに発生。
- 原因調査
- X61で「Final C」をエクスプローラで開くと、[RRbackups]フォルダの下に有るべきはずの[common]サブフォルダが見えない。
([C]サブフォルダは見える。)「画像」
別PCにて「Final C」を開くと[common]サブフォルダを正常に見ることができる。→使用したUSBマルチドライブは読込みが弱い?
バックアップ作成時にエラーが出ていないのに同じドライブで読込みが出来ない。→R&Rはベリファイしてない?
- スマートセンターの回答
- 「R&Rはプログラム的には、CD/DVDへのバックアップ作成時ベリファイしていない。」とのこと
よって、バックアップメディア作成時にノーエラーでも復元時にメディアが読めない可能性はある。
メディアとドライブの相性等で読込みできない状態でも、DVD作成時点では分からない為、いざ必要な時に使えない状況となる。
ガックリ・・・・
使用したUSB光学ドライブ
Lenovo USB 2.0 スーパーマルチ・ドライブ (LightScribe対応)-41N5627
正常なバックアップメディア


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- 暫定対策
-
- 使用する光学ドライブによっては[common]サブフォルダを読込むことができる為、この読込みできるドライブを使用して「Final C」ディスクの複製を作成。複製「Final C」はX61でも[common]サブフォルダが見える為、R&R4.0で復元作業が正常に行える。
- バックアップをローカルネットワーク上の他PC共有フォルダに作成する。
DVDメディア・ドライブが不要で、LANだけで保存・復元できるので非常に楽。お奨めです。
- その他の対策方法
- 市販のバックアップソフトを使う。
Acronis True Image 10 Home
[お問い合せ内容]
DVDメディアへのバックアップ作成時にベリファイ(読込み確認)、コンペア(実データ照合)の動作設定をすることができるか教えてください。
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お問合せ頂きましてありがとうございます。
プロトンの○○と申します。
バックアップオプションを設定することによって、バックアップ完了後にアーカイブをチェック(ベリファイ)することは可能です。
Acronis True Image 10 Homeにはコンペアの機能はございませんので、コンペアを実行する事はできません。
以上、宜しくお願いいたします。
Acronis True Image 10 Home
Linuxベースの為、リストア時に難がありそうですね・・・・このソフト
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