餌の量は控えめに

魚に限らず、生き物を飼う時に必ず必要なのは、餌を与えることですね。
特に、魚に餌を与えるときは楽しい時間ですし、ついつい一日に何回も餌を与えてしまうことがあります。
ですが、その餌も、与えすぎるといろいろと危険なことが起こります。

まず一つ目は、「水質の悪化」です。
たくさん与えると、食べ残しなども出ますし、フンの量もかなり増えます。
そうなると、水中に有機物が溜まり、結果として水質悪化が起こってしまいます。
水質が悪化すれば、当然ながら、病気が発生しやすくなったり、魚の元気が無くなったり、最悪の場合は魚が死んでしまう事だってあります。
そのためにも、エサは多いよりは、少な目の方が良いのではないかと思っています。

続いて、二つ目は、「消化不良が起こる」ということです。
人間でもそうですが、嫌というほど食べ物を食べれば、お腹を壊したり、吐き気がしたりしますよね。
魚でも、同様に餌の与えすぎによって具合が悪くなることがあると思います。
それだけならば、まだマシなのですが、怖いのは「腸が詰まってしまうこと」です。
どうやら、あまりにもたくさん餌を与えすぎると、フンが腸に詰まってしまうことがあるようです。
私も、以前3cmほどのギギを捕まえ、飼っていたのですが、
早く大きくなってほしいとの思いで、お腹がパンパンになるまで餌を与えていました。
ですが、それが悪かったらしく、腸が詰まってしまったそうで、そのギギはほとんど糞をせずに、他界してしまいました。
ですので、それからは餌は控えめにするように心がけています。

そもそも、野生の魚というのは、生息環境が厳しい場合が多いので、
お腹いっぱい餌を食べられる魚はあまり居ないと思います。
ですから、自然な状態に近付ける、という意味でも、餌を控えめにするのは良いのではないでしょうか。
とある水族館でも、魚に餌を与えるのは二日に一回だそうです。
よく、餌に袋には「一日2〜3回与えてください」とありますが、僕はそれでも少し多いように思います。

また、僕は魚の消化器官を休ませるということで、毎週水曜と日曜は、餌を与えていません。
それでも、魚は元気にしています。




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