タモロコの人工繁殖

2004年11月28日の出来事です。

普段はおとなしいタモロコが水面近くでバシャバシャと泳いでいたのです。
よく観察すると、一番お腹が膨らんでいるタモロコを、ほかのタモロコ数匹が追いかけていました。
「これは間違いなく産卵前だ。」と思いました。
ですが、水槽内には卵を産めそうな水草も無いので、人工授精させることに。

別容器に水槽の水とタモロコをとエアレーションを入れます。
そして、麻酔薬があればいいのですが、ない場合は氷水で水温を5度ほどまで下げます。
そして、魚が動かなくなったら、タモロコのお腹を、内臓がつぶれない程度に押して
卵と精子をシャーレ(無ければ小皿)取り出して人工授精させます。
幸い、この作業は順調に進みました。
そして、その卵を小型水槽など(今回は洗面器)に移して、消毒用にメチレンブルー水溶液を入れました。
ふ化するのは楽しみなのですが、本来春産卵のタモロコがこの季節に卵を産み、
ちゃんとふ化するのか、また稚魚がちゃんと成長するか心配です。
何か変化があれば追加しようと思います。



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