買い物依存症
必要のないものを次から次へと買いまくり、借金をしてまで買い物をしようとする買い物依存症が若い女性を中心に増えています。
ストレス解消としての買い物
買い物がストレス解消の手段となっている人は多いでしょう。しかし、普通の人は給料やボーナスが入るまで我慢したり、たまに衝動買いをしてしまってもしばらく買い物をしないなどの自制がききます。しかし、買い物依存症になると、買い物したい気持ちに歯止めがきかず、ストレスがたまるとすぐにそれを買い物によって解消しようとします。買い物依存症はプロセス嗜癖と呼ばれ、買う”物”よりも”買う行為”自体に快感を覚える依存症です。そのため、買った物には興味がないことが多く、包装された状態で押入れにしまったままだったり、同じものをいくつも買っていたり、次の買い物の資金調達のために未使用のまますぐにネットオークションにかけてしまったりすることもあります。
本人も要らないものを買っているという自覚があり、いつも店を出ると罪悪感にさいなまれるものの、買い物をしている時には気分が高揚し、ストレスが解消されるためどうしてもやめることができません。また人によっては、”お客様”であることの優越感に浸りたいがために買い物をする人もいます。買い物の頻度が多くなると、その支払額は膨大なものとなり、自分の給料だけでは支払いきれなくなります。それでも買い物はやめられないので、次第に借金を重ねるようになってしまいます。
発症は10代後半から
買い物依存症の発症は10代後半から見られます。ちょうど思春期の葛藤や人間関係の悩み、受験などによるストレスが多くなる時期であり、またアルバイトができるようになることで自分で自由に使えるお金が増える時期と重なります。そして、金額がかさんで問題となるのは30代です。また、買い物依存症に苦しむのは女性が9割と言われています。浪費癖がある女性は昔からいたそうですが、それが問題となってきたのはごく最近のことです。女性が社会に進出し、自分でお金を稼ぎ、自由に使えるようになったこと、また気軽にキャッシングやカードローンを利用できるようになったことが関係していると考えられています。女性にとってはまだまだ働きにくい社会であることがストレス要因となって、買い物依存の原因となっているとも考えられるでしょう。
買い物依存を防ぐには
買ったのに使わないものが多い、給料のほとんどを買い物にあてる、あるいは借金しても買い物をする、買いたい衝動にかられるとほかの事に手がつかない、買い物をした後にすぐ次の買い物のことを考える・・・。このような兆候が見られたら買い物依存症になりかけているかも知れません。スポーツなど他の趣味によってストレスを解消する、クレジットカードを解約する、給料を親に管理してもらうなどの対策を考えておいたほうが良いでしょう。
「依存症溺れる心の不思議―酒、薬、ギャンブル、買い物…なぜやめられないのか? (KAWADE夢新書)
」
Copyright (C) 2005 Life Balance Management Inc. All rights reserved.