心理学人物辞典



ここにおける用語の説明は、主に心理学辞典(有斐閣)によります。


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あ・い・う・え・お



アイゼンク Eysenck,Hans Jurgen (1916-97)
 おもな研究は、パーソナリティー理論と測定、行動療法、知能、社会的態度、行動遺伝学。アイゼンクの理論の基本には、人間の行為は生物的要因と社会的要因の双方によって決定されるという生物社会的な視点がある。人格理論の分野では、パーソナリティーに外向・内向、神経質傾向・情動性、精神分裂病傾向・タフ性、虚構性・偽態性という特性を見出した。1970年代に、モーズレイ人格目録(MPI)の基本的人格次元である向性と神経症傾向に加え、第3の基本次元として衝動のコントロール性(精神病質傾向)を重視して作成されたのが、アイゼンク人格目録(EPQ/EPI)である。この第3次元は、冷淡さ、攻撃的衝動、反社会性、などに関する項目を含み、精神分裂傾向や非行、犯罪傾向などを予測するとされる。学習理論に基づく行動療法を提唱した研究者でもあり、逆制止などの古典的条件づけを重視した。

アイビィ Ivey,Allen.E.(1933-71)
 マイクロカウンセリングを開発。既成のカウンセリングや人間関係の中から取り出された12の技法を、系統的・階層表として配列し、1度に1つずつ単一の技法を習得させることで高度の応用力を形成することを目指した。

アクスライン axline,virginia.mae.(1911〜)
 ロジャーズの弟子で、非指示的遊戯療法、児童中心療法を提唱した。遊戯療法の基本原則としてセラピストが取るべき態度として「8つの原理」を挙げた。

アドラー Adler,Alfred (1870-1937)
 個人心理学の創始者で、「劣等感」という言葉を創った精神科医。フロイトの夢分析を支持し研究会に参加し、ユングらと国際精神分析協会の創設に尽力したが、過去の心的外傷や生物学的要因を重視したフロイトの学説の相違により精神分析から離れ、個人心理学を創始した。アドラーは性欲よりも優越感を重視し、人間が劣等感を補償するために、より強くより完全になろうとする意志があると考え、 「権力への意志」として重視した。日本でも教育界を中心に研究会などが広がりを見せている。

ヴィゴツキー Vygotsky,Lev Semenovich (1896-1934)
 旧ソビエトの心理学者。発達の最近接領域を提唱した。

ウィニコット Winnicott,Donald woods (1896-1971)
 イギリスの対象関係論を独自の視点によって発展させた。また、豊富な臨床経験から母子関係論を発展させた。

ウェクスラー Wechsler,David (1896-1981)
 ルーマニア生まれのアメリカの心理学者。知能を包括的にとらえ、「知能は、個人が目的的に行動し、合理的に思考し、効果的に環境を処理する総合的または総体的な能力である」と定義している。また、知能の構造に注目し、知能を言語性と動作性に大別した。ウェクスラー=ベルヴュー知能検査、WPPSI、WISC(WISC-R)、WAIS(WAIS-R)を作成した。

ウォルピ wolpe,Joseph (1915-1998)
 行動療法の創始者の一人。ネコを用いた実験神経症の研究によって、不安や恐怖はそれに拮抗する新しい反応を学習することで消去できるという逆制止理論を打ちたて、パヴロフの条件づけの原理が神経症の治療に応用できると考え、系統的脱感作法を開発した。

ヴント Wundt,Wilhelm (1832-1920)
 彼がライプチヒ大学の哲学部に実験心理学のための世界初の心理学研究室を開設したことから、現代の心理学の歴史が始まったといえる。心理学の父と呼ばれる。

エリクソン Erikson,Erik Homburger (1902-94)
 1950年に発表した「漸成発達論」において、アイデンティティ、モラトリアムなどの概念が提唱した心理学者。フロイトの精神分析やハルトマンの字が心理学、社会を重視した新フロイト派の視点を取り入れ精神分析的自我心理学を展開した。A.フロイトの指導により精神分析家になり、S.フロイトの人格発達論を研究し、生涯にわたる精神発達・ライフサイクル論として、心理社会的発達の8つの段階を提唱した。「漸成発達論」は、フロイトの心理-性的発達論に社会-歴史的発達観を統合した包括的な理論である。

エリス Eris,Albert (1913- )
 合理情動療法(論理療法)の創始者。ABCシェマという独自の理論を構築した。もともとは精神分析を学んだが、精神分析では問題が解決しないと考え、具体的な方法論を求めた。合理情動療法では、クライエントに信念や思考過程の修正をさせ、新しいシェマを獲得することが目標となる。

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か・き・く・け・こ


カナー Kanner,Leo (1894-1981)
 1,2歳の幼児期に自閉症状を呈し、健常児とは異なる精神発達をとげる幼児精神病を発見し、早期幼児自閉症と名づけた。自閉症を小児便列病のきわめて早期に発症したものとして解釈していたところが、今日の自閉症に対する見解とは異なるものの、彼の学説はその後の自閉症の研究に大きな影響を与えている。そのほか、精神遅滞児や神経系の障害をもつ子どもの治療などにも大きな貢献をしている。

カルフ kalff,Dora Maria (1904-1990)
 診断的にも強いられるローウェンフェルトの「世界技法」に関心を持ち、子どもの作品が夢解釈と似ていることに気づき、世界技法にユング心理学を取り入れて、患者と治療者の関係を重視する心理療法を唱え、その中で箱庭療法(sand play)を創始した。箱庭療法は子どものみならず、成人の精神治療にも広く使えるようになったことで、その完成をみた。

河合隼雄 Kawai Hayao (1928- )
 1962年からスイスもユング研究所で学び、日本人で初めてユング派分析家の資格を取得し、日本におけるユング派心理療法の第一人者となった。それまで難解で理解されがたかったユング心理学を臨床的に明快で有用なものとすることに初めて成功し、日本におけるユング派治療を確立した。また、箱庭療法を日本に持ち帰り、箱庭療法の草分け的存在となった。その他「日本心理臨床学会」「日本箱庭療法学会」の設立に尽力するなど、日本の臨床心理学および精神医学の発展に大きく貢献した。

ギルフォード Guilford,Joy Paul (1897-1987)
 精神測定法の研究、特に知能の研究を精力的に行い、因子分析法により独自の3次元的知性構造モデル(1.与えられた情報の内容、2.情報処理の心的操作、3.その結果としての所産)を提唱した。日本では、彼の理論を取り入れた矢田部=ギルフォード性格検査(Y-G性格検査)がよく知られている。

クレッチマー Kretschmer,Ernst (1888-1964)
 ドイツの精神医学者。著書、「体格と性格」で体格と性格の関係を著したのは有名。クレッチマーは、多くの精神病患者の体型を観察し、肥満型、細長型、闘士型に3分類し、それぞれについて精神病の特徴と体型との関連について考察した。クレッチマーの類型論はユングのそれとならんで有名だが、現代では体型と性格の関係についてはそれほど重要視されていないようである。

クレペリン Kraepelin,Emil (1856-1926)
 現在の精神医学の基礎を築いたドイツの精神科医。それまで不統一であった早発性痴呆(精神分裂病)と躁うつ性精神病(気分障害)を異なる疾患とした。人格検査のクレペリン精神作業検査 (内田=クレペリン精神作業検査)の発案者でもある。

ゲゼル Gesell,Arnold Lucius (1880-1961)
 子どもの発達に関する多くの研究を発表したアメリカの心理学者。一卵性双生児を用いた実験研究を行い、発達における成熟優位説を説き、発達におけるレディネスの概念を提唱したことで有名。また、多くの子どもを縦断的に観察し、実際の治療や指導に役立つ発達診断学を確立した。

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さ・し・す・せ・そ


シュプランガー Spranger,Eduard (1882-1963)
 ドイツの哲学者、教育学者。ディルタイの了解心理学を発展させ、構造心理学を展開した。著書「生の諸形式」において、人間をそれぞれの持っている価値観により”理論型・審美型・経済型・宗教型・権力型・社会型”の6類型に分類した。

シュルツ Schultz,Johannes Heinrich (1884-1970)
 自律訓練法の創始者。

スキナー Skinner,Burrhus Frederic (1904-90)
 行動分析の創始者。スキナー箱を用いてオペラント行動の基礎を打ち立てた。

セリエ Selye,Hans (1907-82)
 カナダの生理(内分泌)学者でストレス学説の提唱者。人が外的な侵襲刺激にさらされたときに身体に生じる反応に関する研究を行い、ストレスが生態に作用すると副腎皮質の活動が活発になるなどの共通パターン(汎適応症候群)があることを発見した。

セリグマン Seligman,Martin E.P. (1942- )
 アメリカの心理学者。動物を用いた実験により学習性無気力感を明らかにした。また、この学習性無気力感の理論を用いて人の抑うつ状態の原因帰属を説明することを試み、原因帰属という認知の概念を加えた「改訂学習性無気力感理論」を提唱した。

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た・ち・つ・て・と



デカルト Descartes,Rene (1596-1650)
 フランスの哲学者。近代哲学の祖といわれる合理論哲学の代表者。こころの働きは人間に生得的に備わっているものとする生得説を提唱した。心身二元論など現代心理学に多大な影響を残した。
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な・に・ぬ・ね・の



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は・ひ・ふ・へ・ほ


ハヴィガースト Havighurst,Robert James (1900-91)
 子どもや青少年のパーソナリティー発達の研究や著作で有名。1930−40年代アメリカの進歩的教育学部の指導者たちが作った発達課題という用語を1940−50年代に採用し、普及に務め、自身も乳児期から老年期までの全発達段階の発達課題を設定した。

パヴロフ Pavlov,Ivan Petrovich (1849-1936)
 ロシアの生理学者。食物消化の神経機構の研究が認められ、1904年にノーベル生理学医学賞を受賞。条件反射の現象を発見した、「パブロフの犬」の実験が有名。彼の学説は、実験神経症や第二信号系学説などへと発展した。

パールズ Perls,Frederick S. (1893-1970)
 ゲシュタルト療法を創始した心理学者、精神科医。彼の人格理論はK.ホーナイやW.ライヒから訓練を受けた精神分析が基盤としてあるが、ゲシュタルト心理学や実存主義哲学の影響を強く受けている。ゲシュタルト療法では、過去の探索ではなく患者の「今・ここで」の体験と関係の全体性に重点を置く。代表的な技法として、ロール・プレイング(役割演技)・夢分析・ボディワークなどがあり、それらを総合的に用いることで患者に自分のゲシュタルトの状態に気づかせ、自己実現を図る。

ハーロー Harlow,Harry Frederick (1905-81)
 アメリカの心理学者。ウィスコンシン大学でアカゲザルの子どもを対象にして、針金製と布製の代理母親模型を用いた実験など、数多くの実験を行った。自ら考案したウィスコンシン一般テスト装置(WGTA)を用いて アカゲザルの学習実験を行い学習すること自体の学習をいみする学習セットという概念を打ち立てた。

ピアジェ Piaget,Jean (1896-1980)
 スイスの児童心理学者。子供の知能や発達に関して、画期的な理論を構築した。思考発達段階説など、発達心理学の領域の発展に大きな貢献をした。

ビネー Binet,Alfred (1857-1911)
 フランスの心理学者。僚友の医師シモンの協力を得て1905年に世界で最初の知能検査を作成した。

ビンスワンガー Binswanger,Ludwig (1881-1966)
 スイスの精神医学者で、実存哲学や現象学の影響を受け現存在分析を創始し、クライエントの世界をクライエントの視点から理解することを重視した。

フェスティンガー Festinger,Leon (1919-89)
 アメリカの心理学者。社会的比較過程の理論と認知的不協和理論を提唱した。

フェヒナー Fechner,Gustav Theodor (1801-87)
 精神物理学を提唱したドイツの物理・哲学・心理学者。物質と心との関係に関心を寄せ、感覚は量的に扱うことができるとした。ウェーバーの法則を一般化し、感覚量は刺激量の対数に比例するというフェヒナーの法則で有名。

ブルーナー Bruner,Jerome Seymour (1905- )
 知覚と欲求や動機付けとの関連を研究し、認知過程には主体の持つ欲求や価値観が影響するということを明らかにし、ニュールック心理学とよばれている新たな領域を開拓した。言語獲得支持システムや、概念形成と概念達成を区別したことでも有名。

ブロイエル Breuer,J.
  オーストリアで催眠療法を行っていた医師。1895年にフロイト,S.と「ヒステリー研究」を共著した。アンナ,O.の治療を行ったことで有名。

アンナ・フロイト Freud,Anna (1895-1982)
 S.フロイトの末娘にあたり、防衛機制という言葉を始めて用い、父から受け継いだ精神分析を発展されるとともに、自我の健康な働きを強調して精神分析的自我心理学の基礎をつくる。また、子どもの精神分析に取り組み、両親の協力と治療を重視した。遊戯療法の先駆者でもあり、現在の遊戯療法の基礎を築いた。遊戯分析を行ったクライン学派と対立。

ジグムント・フロイト Freud,Sigmund (1856-1939)
 精神科医で、無意識の影響が精神症状を生じさせると考える精神分析を創始し、その理論は今日のカウンセリングの理論や技法の重要な基礎となっている。特に人間には無意識の領域があることを提唱した功績は大きい。元々は神経学者であったが経済的理由もあって臨床医となり、その後神経症、とくにヒステリー患者の治療にあたり、神経症の発生および治療メカニズム、さらには人のパーソナリティー発達のメカニズムについて多くの仮説や理論を提唱した。人間の精神構造を超自我、自我、イドの3層からなると考えた(構造論)。また、夢が主体の心理的世界をよく現していると考えて科学的な研究の対象にし、夢分析を確立した。多くの研究者がフロイトの元に集まったが、フロイトが幼児期の性欲に固執したために離れていった者も多い。

ブロイラー Bleuler,Eugen (1857-1939)
 スイスの精神医学者で、今日の精神分裂病の概念の提唱者。

ブローカ Broca,Pierre Paul (1824-80)
 脳の左前頭下回脚部が損傷を受けると皮質性運動性失語症になることをつきとめ、今日ではその部位をブローカ領域とよんでいる。

フロム Fromm,Erich (1900-80)
 新フロイト派の精神分析学者。フロムの関心は人間と社会の関係にあり、「人は自由を獲得しようとすると孤立感や不安を抱くようになり、以前の他者との一体感のある世界に逃避しようとする」と主張した。

ボウルビィ Bowlby,John (1907-90)
 イギリスの児童精神分析学者で、愛着(アタッチメント)理論の提唱者。施設児に関する研究で示した、マターナル・デプリベーション(母性剥奪)という概念は愛着理論の出発点となった。

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ま・み・む・め・も



マクドゥーガル McDougall,William (1871-1938)
 イギリス出身の心理学者。著書『社会心理学』の中に記された、社会的行動を説明するため本能理論(このなかでマクドゥーガルは、闘争・生殖・逃走・拒否・好奇・自己誇示・卑下・哺育・飢餓・構成・群居・所有など多数の本能を列挙した)がよく知られている。

マレー Murray,Henry Alexander (1893-1988)
 アメリカの心理学者。欲求-圧力理論に基づく投影法心理検査のTAT(主題統覚検査)が主な業績である。

ミルグラム Milgram,Stanley (1933-84)
 アメリカの社会心理学者。イェール大学時代に、状況によっては誰もが反道徳的行動をとりうることを示した、「権威への服従」の研究(アイヒマン実験)は人々に大きな衝撃を与えた。

森田正馬 Morita,Masatake (1874-1938)
 日本独自の森田療法の創始者。森田は、ヒポコンドリー性基調(神経質性格)を基盤として、精神交互作用(心身の不調に注意を集中することによってさらに苦悩が増大する) が発展し、その結果として神経症になると考えた。

モレノ Moreno,Jacob Levy
 ソシオメトリーやサイコドラマの創始し、エンカウンターグループの発展に大きな貢献をした。ある女優が即興劇の中で家族問題を解決したことにヒントを得て、サイコドラマを考案した。「今・ここで」(hera and now)という現時点での相互作用の自発性・創造性を重視した。

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や・ゆ・よ



ユング Jung,Carl Gustav (1875-1961)
 スイスの精神科医で分析心理学の創始者。フロイトの提唱した無意識を、個人的無意識と人類に普遍である集合的無意識にわけ、意識と無意識の相補性と心の全体性に 関心を持ち続け、それを「自己」の概念にまとめた。

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ら・り・る・れ・ろ



ライヒ Reich,Wilhelm (1897-1957)
 フロイトの精神分析を信望し、今日の自我心理学の発展など現代精神分析へ大きな影響を与えた。フロイトのリビドー理論を踏襲し、人は性的本能と外界から自分を防衛しリビドーを抑圧するために「性格の鎧」を着るという性格分析学を確立した。

ラカン Lacan,Jacques (1901-1981)
 フランスの精神分析学者。アメリカの自我心理学を批判。基本的な姿勢は「フロイトへ帰れ」であり、よりフロイトに忠実であろうとし、国際精神分析学会から離れた。

ロジャーズ Rogers,Carl Ransom (1902-87)
 クライエント中心療法を創始したアメリカの心理学者。ロジャーズが学位を取得した当時の心理療法の主流は精神分析であり、ロジャーズも精神分析理論を学んでいた。しかし、非行少年の心理面接などで精神分析理論ではうまくいかない症例を経験し、精神分析に疑問を持った。1942年『カウンセリングと心理療法』出版当初は、指示的療法に対して ”非指示的療法”と呼ばれたが、現在ではクライエント(来談者)中心療法と呼ばれている。そして、エンカウンターグループなど集団を対象とする活動も精力的に行い、パーソン・センタード・アプローチを提唱した。その活動は「鋼鉄のシャッター」などにまとめられている。また、心理療法の実践だけでなく、心理療法の実証的な効果測定も積極的に行ったこともロジャーズの貢献の1つである。

ローゼンツァイク Rosenzweig,Saul (1907- )
 アメリカの心理学者。欲求やフラストレーションの研究に関心を抱き、人がフラストレーションを体験した際の対処方法(防衛機制)についての研究を行い、1945年に投影法性格検査のP-Fスタディを開発した。

ロールシャッハ Rorschach,Hermann (1884-1922)
 スイスの精神科医で、ブロイラーに師事した。インク・ブロットを使ったテストを行い、『精神診断学』において、投影法人格検査のロールシャッハ・テストを創案した。

ローレンツ Lorenz,Konrad Zacharias (1903-89)
 刷り込み(インプリンティング)や「恐れと怒りの表情」の見解などが有名な動物行動学者。自然な姿で生活する動物の行動の観察とその記述を行い、比較行動学(エソロジー)を確立した。1973年、ノーベル生理学医学賞受賞。

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ワトソン Watson,John B.(1878-1958)
 アメリカの行動主義心理学者で行動主義の提唱者。行動は観察可能な反応の総体であり、反応はまた刺激によって生じうると考えられた。行動を科学的変数として計量化するという彼の発想は、今日の行動科学、行動療法の発展に寄与している。

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