眠りのサイクル

 人間の睡眠中には、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠とがあります。最近では、さまざまなメディアで取り上げられているので、みなさん一度は聞いたことがあると思います。レム(REM)とはRapid Eye Movement の略で、レム睡眠時にはまぶたの下で眼球が急速に動いているのでこのような名前がつきました。ノンレムとは、そのような眼球運動が起こっていない状態のことですね。レム睡眠時には、身体は寝ているのに脳が半分起きている状態で、このときに夢を見ます。そして、ノンレム睡眠時には身体も脳も休んでいます。寝入ってから3時間は、疲れを取るノンレム睡眠が多く、その後は90分間隔でノンレム睡眠とレム睡眠が繰り返され、目覚めに近づくにつれてレム睡眠が多くなります。レム睡眠はノンレム睡眠から身体を目覚めさせる働きがあるわけですね。
 さて、この睡眠サイクルを利用することによって、疲れを取り、目覚めの良い睡眠をとることができます。疲れを取るノンレム睡眠を多くとり、眠りから覚めやすいレム睡眠時におきるようにすれば良いのです。つまり、睡眠から4時間半後、6時間後、7時間半後に起きるようにすれば心地よい眠りと目覚めが得られます。しかし、それ以上眠るとレム睡眠が続き、浅い眠りが続くのであまり良い眠りが得られません。寝すぎると余計に疲れた感じが残るのは、このことも一つの要因ではないでしょうか。
 こうして見ると、レム睡眠はないほうがいい気がしますが、レム睡眠にも大切な働きがあります。レム睡眠時には、起きている間に見たり聞いたりしたものを一時的な記憶から長期的な記憶に固定します。昼間の学習が多ければ、レム睡眠も増えることが確認されています。新生児は、毎日が学習なので睡眠の約半分がレム睡眠だそうです。
 結局、規則正しく、きちんと睡眠をとることが大切ってことですね。

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