(31歳、女性の方より)

 出会いは偶然ではなく、必然・・・。 そう強く感じたのが、ひとみさんとの出会いでした。 ひとみさんとお会いしたのは、自分の患っている病気の事や取り巻く環境の事などで、ちょうど私がとても悩んでいる最中でした。 『前世療法』というセラピーをひとみさんがやっていると聞いて、早速セッションのお願いをしました。 どんなセッションなのか、事前知識は無かったので、ちょっとドキドキしながら予約当日を迎えました。

 アロマの香りでリラックスして、チェア−で心地よい体勢になり、ひとみさんの声を聞きながら私は草原を歩いていました。青い空と美しい草原、そしてそばには川が流れています。暖かい光につつまれ自分は守られていると感じながら、今苦しみを抱えている部分、その時は胸が一番苦しかったので、ひとみさんの誘導に従って、胸にチャックを作って自分で開けてみるとゴツゴツした、黒い塊がありました。それをたくさんたくさん掃除機で吸い出して袋に入れて天上に上げました。 自分が今、苦しいと感じる部分に何箇所もチャックをつけその部分を開いて黒い塊や、コールタール状のものなど、いろんなものを掻きだして袋につめて天上にあげる、そんな事を繰り返しました。 以外にも、患っている病気の部分は暖かいもので溢れていました。

 そのままひとみさんの声に従い、草原から森へ入ると扉があり、そこを開けると全く違う世界、自分の過去世が見えてきたのです。 最初に見えてきた自分は、黒髪の黒い瞳の少女でした。かなり古い時代の労働者で布一枚をまとったような格好で過酷な労働をしていました。“なぜ自分はこんなにつらい目にあわなければいけないんだろう”と、労働させられる事を恨んでいました。“何故?どうして?”権力のある者への憎しみの感情を封じ込めながら生きていたようです。

 また他の過去世では、江戸時代くらいの女の子で、たくさんの仲間を従えて言うことを聞かせて遊んでいました。『その中の友達の顔を見てごらん?』ひとみさんに言われて男の子と女の子の顔を見るとなんと現世の父と母の顔でした。 過去世で我慢させていた友人と現世で親子関係となり、今度は自分が我慢をさせられているという、不思議なめぐり合わせでした。 実際に、親とは自分で納得できるような関係ではなかったので、これにはとても驚きました。

 何度も違う扉を開けて、違う過去世を見ました。自分のたましいの深い部分にある意識のようなものだと思いましたが、色んな場面を、自分の目を通して見ました。

 最後には、自分を守ってくれている大いなる存在を身近に感じました。私の場合ははっきりとした形ではなく、ふんわりと暖かな光がそばに見えたのですが・・・。

 覚醒すると、とても疲れた感じとともに、自分の体験した事全てに驚きました。自分の意識はきちんとあるままで、色んな場面が見えたのですから、本当に不思議な体験でした。 そしてしばらくはチェア−から起き上がる事ができませんでした。

 終わってからのひとみさんとの話の中で、私の現世の学びは【我慢】だという事も分かりました。 それについても思い当たる事がたくさんあったので、『なるほどなぁ』と納得もしました。 苦しい部分を自分でたくさん取り除いたので、すごく苦しかった胸もすっと楽になりました。悩んでいた事も、患っている病気の事も楽に考える事ができるようになって、セッションを受けてよかったと思っています。 あたたかく、心地よい不思議な体験でした・・・。 また、胸が苦しくなったらひとみさんのところに助けを求めに行きそうです…。