〜明治・日露戦争関係書籍〜
主に管理人が読んだ関係小説一覧です。
まだまだ少ないので関連作品の情報をお待ちしております。特に好古お兄ちゃんと白川義則の伝記は切実に!
また、書くまでもないような気がしますが、このコーナーは戦争を賛美するようなものでは無い事を申し添えておきます。
■坂の上の雲 1〜8
司馬遼太郎・文春文庫
国運を賭けた日露戦争を題材に、明治帝国軍人秋山好古・真之兄弟&俳人正岡子規の生涯を通して明治人の生き方を表した名作。
確か後世に残したい20世紀の名作……とか言われていたような??この作品を皮切りにあちこち日露関連本を読みましたが、なぜかやっぱりここに戻ってきてしまうのです。まさか歴史モノでこんなに萌えるとは思いませんでした。びっくりョ。
明治軍人ファンは大抵この作品から入るみたいです。わしもぢゃ。
■それぞれの葦音 上・下
司馬遼太郎・中公文庫
子規没後の正岡家の人々の人生を追った小説。中心として描かれるのは子規の養子忠三郎さんと友人タカジですが、秋山両家のご家族もちょっと出てきたりして嬉しいのです。
■殉死
司馬遼太郎・文春文庫
日露戦争で旅順攻略に苦心した(では済まされない)第3軍司令官・乃木希典将軍の伝記(?)小説。まさに劇的な人生を送った方です……。
司馬先生、乃木将軍にはとても辛口。でも一冊書いちゃう。
杉野はいずこ
林えいだい・新評論
旅順港閉塞作戦で「軍神」となった広瀬少佐と杉野兵曹長についての伝記小説。前半は史実に基づいて丁寧にかかれていますが、後半はびっくりな仮説を目撃者の証言を元に追っています。
■賊将
池波正太郎・角川文庫
この短編集のうち、一番最後の「将軍」が乃木将軍が主役です。参謀津野田大尉視点でかかれてるのは嬉しいのですが、ついイロイロつっこみたくなります(笑)
■坊ちゃん
夏目漱石・いろんなとこから出てます
友人子規の紹介で一年教鞭を取った松山中学校(真之&子規の母校)をモデルにして書かれた小説なのでとても関係あります(笑)
■海軍こぼれ話
阿川弘之・光文社文庫
明治というより、昭和の帝国海軍なのですが……。海軍がどういうものだったかを知る上ではとても参考になります。
東郷大将と一水兵さんのエピソードがとても微笑ましくって好きです。
あと海軍スラングとか参考に…(笑)
■ラスプーチンが来た new
山田風太郎・ちくま文庫
時は明治22年、明石元次郎主役のどたばた活劇(?)。明治の軍人、文人等有名人が次から次へと登場して賑やかです(笑)子規&漱石コンビも通りすがりの学生さんとしてちょっとだけ出演。
あと、同じ明治小説全集の中の「明治十手架」下に漱石とホームズが対決(?)する短編があります。
歴史小説でなく、明治時代物小説としてどうぞ。
■秋山真之の伝記小説 ■秋山真之…中村晃・幻冬舎文庫
伝説の名参謀秋山真之…神川武利・PHP文庫
■知将秋山真之…生出寿・徳間文庫
その他イロイロ。
■児玉源太郎の伝記小説 ■謀将児玉源太郎…生出寿・徳間文庫
もっとイロイロ。
■読みたい! ■「比一戦」水野広徳
■「肉弾」「大将白川」櫻井忠温

■森鴎外関連も余裕があったら漁りたい。

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