「…っ……はあ…はあ……っ」 ―――どうして…どうしてこんなことに… どうして……… どうして…!!――― 満月の照らす森の中を一人の少女が駆けていく。 決して走ることを止めず、どんなに顔や腕や足に傷がつこうとも、身に纏う服が裂かれようとも。 目頭から涙がこぼれようとも。 心が押しつぶされそうなほどに苦しくとも。 決して振り返らず、幼き少女は一人で森の中を駆けていく。 託された言葉のために―――― 過去と未来、 そして裏切りと忠誠 ―悲劇― どうしてこうなったのか、未だに状況が飲み込めない。 つい、ほんの数時間前までは一族の皆で楽しくパーティーを執り行っていたはずなのに。 なのに、それが今は無くなってしまった。 いや、完全に破壊されてしまったのだ。 走りながらも、は今までに起こったことを必死に振り返る。 ここまでに至った、その状況について―――― ―――満月の今日。月の一族にとってはふさわしいと言えるこの日。 一族の集まる城では年に一度の記念パーティーが行われていた。 この日は一族の生誕記念日。 毎年この年になると、一族全員で記念パーティーを執り行うのが一族の習慣であった。 いつもよりも綺麗に飾り付けられた大広間には音楽が流れ、 一族の皆は互いに話を交わしながら、パーティーを楽しんでいた。 言うまでもなく、もちろんその中にも入ってる。 一族の皆々が挨拶を交わす中、は様々な人々に挨拶をしていた。 「おや、。久しぶりだね。 元気にしていたかな?」 「ヴォルフ叔父様、お久しぶりです。 特に変化もなく、元気でした。 叔父様はいかがお過ごしでしたか?」 一族の中には城を離れて暮らすものも少々いる。 一箇所に留まるだけでは世の中の全体を見渡せない、ということで 一族の城を離れて社会情勢を見ておくのだ。 そういうもの達とは会う機会も少ないため、このパーティーが話すいい機会であり、 も現在城の外で暮らしている叔父上に挨拶をする。 ちなみに、ヴォルフ叔父上はの父のヴァイルの弟である。 「ああ、私も変わりなく。 いやそれにしても、この間見たときより更にレディになったようだね。 驚いたよ。」 「クスクス、いいえ。まだまだダメです。 力の方もまだうまく制御出来ない部分があって。 なかなか……」 「いやいや、それでもの話は父上…君のお爺さまからよく聞いているよ。 立派な一族の一員になろうとしていると。」 「え?お爺さまがですか?」 「ああ、それはもう嬉しそうに話していたよ。 さすがにセレネ神の力を受け継ぐものだと……。 ”兄上の次の後継者はだろう”とね。」 「まあそんなことを………」 自分のことをそんな風に言ってくれる祖父のヴェルナーに、 少々恥ずかしいと思いつつも嬉しく思ってしまう。 確かに、一番のことを気にかけているし、褒めているのも長だ。 「パーティーを楽しんでくれ。今宵は満月だし、素敵な夜を過ごすと良いよ。」 「はい、ヴォルフ叔父様も。」 今宵は満月。 満月の日は月の一族の力が特に強まる日であり、も例外ではない。 そして一族にとって良いことを表す象徴の日でもある。 「今宵は我ら月の一族にとって良い日となることを祈り、 皆パーティーを楽しんでほしい。」 途中、ヴェルナーによる長の祝いの言葉があり、 皆がそれに微笑みながらグラスを傾けあった。 「乾杯」 掲げられたたくさんのグラスが、上へと上げられる。 ……そう言った矢先のことだった。 恐ろしい事件が幕を開けたのは。 ―――バアンッ!!! 急に両開きのドアが大きな音を立てて響いた。 その音に驚いた皆はヴェルナーの方を向いていたのを振り返り、 ざわつきながらそのドアの方を見た。 ―――ザワザワ…… 「なんだ…一体どうしたのだ?」 ヴェルナーもまた不思議そうな声を発する。 見るとそこにいたのは…人間だった。 しかも、それは一人だけではない。 その数は無数に……男性だけではなく女性もいる。 しかも何故か皆うつむいて、様子がおかしい。 「え…………?」 だが、がそう呟いた瞬間、事は起こり始めた。 「死ねえっ!!」 人間の一人が発した第一声。 その第一声のすぐ後、ドアにもっとも近かった一族の一人が床に倒れた。 倒れた一族の一人の脇腹から出てくるのは……赤い、赤い血。 「んなっ………」 大広間の中が静まり返る中、別の一族の一人がそう声を発すると。 急に起こった出来事に、皆が動揺の表情を見せ始めた。 それは本当に一瞬の出来事で。月の一族の人間でさえも、目でおえるような速さではなかった。 脇腹から血を流す一族の一人に、皆がようやく状況理解に至った。 「…………っ!?」 「きゃあああああ!!」 「これはっ…一体どういうことだ…!」 「やっちまええっ!!!」 ―――ワアッ!!!と、一人の男の掛け声とともに 次々に大広間になだれ込んで来る人間たち。 しかもそれは良く見ると、この城の近くに住んでいる村のものたちだった。 人間の歓声のに加えて聞こえてくるのは、一族の悲鳴と。 次々と血を流して倒れこんでいくその姿。 まるでドミノ倒しのようになぎ倒されるかのごとく、一族の皆は倒れていく。 自分の目の前が、見る見るうちに赤く染まっていく。 それまでなかった、こびりつくような異臭が匂ってくる。 はその光景に呆然と立ち尽くす他なかった。 持っていたグラスは、の握る力の無さで床へと落ち、 割れて、中に入っていた液体がこぼれている。 ――どうして…どうして村の人たちが………―― そして、その惨劇を行っているのは、 明らかにこの城の近くに住む村人たち。 決して互いに干渉しないと、調印を結んだはずのものたちだった。 頭が真っ白になり、変わり行く光景に目を疑う。 広間の床や壁がほとんど血に染まっているのが目に映る。 目の前では惨劇が行われているにもかかわらず、 はその場に立ちすくんで、一歩も動けなかった。 ココカラハナレナクテハ ハヤク、ハヤク……!! 頭では危険信号が出ているのに、肝心の足が動かない。 どうして…どうして… 「…!!しっかりしなさい!!」 だが、後ろから誰かに肩を揺さぶれ、ハッと目に色が戻る。 振り返ると、そこには先ほどまで挨拶をしていたヴェルナーの姿。 「……お爺さま!お爺さま!!一体これは………!?」 「わからない…!だが、この者たちは…村の…。 とにかく、しっかりしなさい。 まだ生存しているものもいる。 これは対抗するのを止むを得んだろう………」 「………!」 「、良く聞きなさい。 これは並みの人間の力ではない。 男性も女性もありえない速さを持ち、的確に狙っていっている。 これは人間にはなし得ないものだ……… あまり推測はしたくない…だが、まさかとは思うが…」 「お爺さま…一体……一体どういう…」 「とにかく、ここを離れる。 一緒についてきなさい。 しっかり意識を持つんだ!!!」 「お母さまも…お父さまも…叔父さまも……みんなみんな…… どうして……どうして……?」 肩を揺さぶられても、今のには状況を理解するのが不可能だった。 混乱した頭に長の声は届かない。 ヴェルナーの…祖父の声でさえも。 無理もない。まだ幼い少女にはあまりにも強すぎる光景だったのだから。 「しねええええええっ!!!」 突然、の背後でけたたましい叫びが聞こえる。 の反対側にいる長の目に写ったのは、 自分の孫に向かって今に剣をおろそうとしている一人の人間。 「…っ……!!!」 咄嗟に大声で孫の名前を叫び、やってくる攻撃をさけようと 肩をつかんでを横へといきおいよく押しやる。 ドサッ…と音を立てて、は姿勢を崩して床に倒れた。 倒れた衝撃で肩に痛みがはしるものの、さほどのものではない。 ヴェルナーがとった突然の行動にも驚いたものの、 それによってはようやく混乱から抜け出すことが出来た。 だが、次に目に飛び込んできたのは にとって絶望の他の何でもなかった。 ―――ザン… 何かの切れる音。 ピッ、との頬に赤い血が一滴、降りかかってくる。 そしてそれとともに、祖父のヴェルナーの姿が倒れていく。 まるでスローモーションのごとく、ゆっくりと。 「ぐっ……おおおおっ!!!」 ダアンッ!と、倒れつつもヴェルナーから解き放たれた力が、反動で襲ってきた男を気絶させる。 それをしてすぐ、ヴェルナーはドサッと、床に倒れた。 「…っお爺さま!!」 ようやく少しずつ意識を取り戻せたときにはすでに遅かった。 崩れ落ちたヴェルナーの姿。 はすぐにその元へ駆け寄り、ヴェルナーの頭を軽く持ち上げた。 「お爺さま…お爺さま……っ!!」 「うっ……」 意識はあるのか、うめき声が発せられる。 はそれに気づくとなおさら必死に祖父に呼びかけた。 「お爺さま…お爺さま……!しっかりして!!」 「う…ア、……」 のドレスや手につく血。 自分のではないが、それは明らかに、 今自分が必死に呼びかけている祖父から出てくるものだった。 だが、それにかまわずはヴェルナーに呼びかけ続ける。 薄れゆく意識の中で、ヴェルナーは口を開いた。 「……逃げ…なさい………。」 「いや!!お爺さまを置いてなんて……行けない……っ!!」 涙を浮かべ、強く首を横に振る。 涙のせいで、目がかすんで長の表情がよくわからない。 すると、ヴェルナーの手がの方へと伸び、頬にへと手を添えられた。 「…お前は…優…しい子だ。 だが、お前は生きなくてはいけない…お前まで死んでしまったら後はどうなる……?」 涙をためて、泣きじゃくる孫の頬に手を添え、ヴェルナーは優しく微笑む。 「お前は…一族の後…を…継ぐもの…だ。 ここで……死んで…はいけ…ない。」 祖父として、月の一族の長として、 ヴェルナーは言葉を続ける。 「生きなさい……… お前…は…れっきとした…セレネ…神の後継者……。 一族の中でも…強い…力を…持つもの…… どうか我らの分まで…生きてほしい……。 約束……してくれるね……?」 涙をいっぱいにため、雫を落とす。 ヴェルナーの紡ぐ言葉に、頬に添えれた祖父の手の上に、自分の手を添えて、 はしっかりと、頷いた。 それを見たヴェルナーは満足したように微笑み、 かすかでありながらも、最後の一言を残した。 「いい子だ…。 お前は…一族の……私の誇りだよ……」 スルッ……と頬から空しく滑り落ちていくヴェルナーの手。 力の無くなったそれは、の頬から床へと落ちていった。 それが、祖父の…ヴェルナーの最後の言葉だった―――― ―――……っお爺さま…お爺さま…っ!――― ヴェルナーの最後を看取った後、は即座にその場を離れ、 城を抜け出して森の中を駆け抜けていた。 自分の肌を傷つける枝も、止まらない涙も。 すべてを振り切って。 長との約束を守るため、 生きるためにはとにかく村の人々のいない場所へと身を隠さなくてはいけない。 だが、少々遅かった。 すでにここまで人間の手が迫っていたのである。 「いたぞっ!!あそこだ!!」 「月の一族は皆一人残らず殺せえっ!!」 ―――しまった…見つかった……!――― 両方から挟まれるにして追い込まれる。 それを確認したは、そのどちらでもない 城と反対の方……村のほうへと駆け出した。 「追えええええっ!!!」 背後からは足音と叫び声と、殺気が迫ってくる。 捕まれば自分は殺される。 ヴェルナーとの約束を守るには、とにかく今は逃げるしかなかった。 森を抜けると村の方へと出る。 出払って誰もいないレンガ造りの家の間を駆け抜け、右へ左へと進む。 自分が今どこを走っているのか、全くわからない。 何せ村にはほとんど来たことがなかったのだ。 とにかく自分がすべきことは、村を出て、ここをなるべく遠くまで離れること。 それが最優先だった。 ………だが、行き着いた場所は村の出口ではなく。 さらに高いレンガ造りの家に囲まれた小さな広場であった。 そしてそこは、行き止まりだった。 「……っ!別の道を………!!」 あわてて来た道を引き返そうと、振り返る。 だが………… 「いたぞーっ!!こっちだ!!」 「追い込め!この先は行き止まりだ!!!」 「っ………」 振り返ったときには、すでに何十人もの村人に囲まれていた。 もう、自分に逃げ場はなかった。 ―――もう駄目なの…? 先ほどお爺さまに誓ったばかりだというのに?――― だが、あきらめが自分を襲おうとしたその時、 広場に声が響き渡った。 「ああ……あなただったか、月の一族の令嬢。 まさかあなたが一番最後まで生き残るとは。」 どこかで耳にした、その声。 なかなか思い出せない……でもなんとか思い出せそうなその声。 声のした方をは振り返る。 一軒のレンガ造りの家の上に立ったそこにいたのは、一人の男の姿だった。 今は月に雲がかかっていて、その顔はよく見えない。 …だが、再び月の光が現れたその時、は自身の目を大きく開いた。 あの時、その妙に丁寧な敬語口調が離れず、不思議に思っていたその主。 そして、ちらりと見えた、口元にキラリと光る二つのもの。 それは間違えようも無く、あの人物だった。 「……あなたは…あのときの…!!」 「こんばんは、お嬢さん。」 スッ、と姿を現した人物は風に黒い長いマントを翻し、自分を見下ろしている。 そう、その男は月の一族と調印を結ぼうと、長の元を訪れていた 紛れもない長生種(メトセラ)、 あの吸血鬼(ヴァンパイア)だった。 「ということはまさか…この惨劇はあなたが……!?」 「ご名答。推察の良いことで。」 「どういうこと…!?あなた方は私たちと調印を結ぶつもりではなったの!?」 声が荒くなり、ヴァンパイアを見る目が厳しくなる。 相手をも気にせずに、は強気な態度であった。 ヴァンパイアはのその声を聞くと更に笑みを深め、 声を高らかに笑い出した。 「くっ………あはははははは!!!! 我々が本当に調印を結ぶとでも本気で思っていたのかな?」 「え……?」 ヴァンパイアのその言葉に、は先ほどまでの強気な態度を弱らせた。 「我々のような神聖な夜の一族がそんなことをするはずがなかろう。 月の一族と調印など。 あれはお前らの城を把握しようとしてしたことに他ならない。」 「なッ……そんな!そんなことに利用するために…!?」 「ああ、そんなことのためにだよ。 我々の今回の目的は、”月の一族の滅亡”。 それだけが我らの目的だったものだからね。」 軽蔑で見下したような表情で、口の端をあげてニヤリと微笑む男。 もはやそれはこの間とは全く別の裏ので……いや、本来の顔であろう表の顔であった。 「村の人たちを…一体どうしたの…… とても人間に行えるような技ではなかった。」 威嚇するように、ヴァンパイアを睨み付ける。 その声はまるで唸るかのごとくに。 「おや、お気づきだったか。ならば話は早い。 彼らは皆すでに我ら長生種(メトセラ)と同じような状態。 力はかなり劣りますが、でも月の一族と対抗するには丁度いい。 それに、彼らはここ最近の村人異変の事件を月の一族が行っているのではないかと疑っていたからね。 都合が良かったのだよ。」 「…!まさか……その事件も…」 「ええ、我らの行ったこと。 すべては月の一族滅亡のため、我々が仕組んだ事だ。 人間など、我々にとっては扱いやすい存在。 従わせるなど、いとも簡単なことよ。」 信じられない。 そんなことのために、村の人々までも巻き込んでいたというのか。 ヴァンパイアの冷血で残酷な行為に、はショックを受けた。 「な………何てことを!! 自分たちのしたことをわかってるの!?あなたたちは!!」 「ええ、もちろん。すべては我々長生種(メトセラ)の世界を創るため。 人間など、我々にとってはカスのようなの存在に過ぎない。 そして我々の世界を創るには、月の一族の存在が邪魔だった。 我々ほどとは言えど、一応能力を持つ一族だ。 よくわからん平和主義を好むような一族に、我々の計画を邪魔されるにはいかなかったのだよ。 だから、そんな一族には早く滅亡してもらおうと、今回の惨劇を用意したまで。 我々ではなく人間にやらせたのも、君たちに深い絶望感を味わってもらうため。 どうだね、素晴らしいシナリオだとは思わないかね? あははははははは………!!」 ヴァンパイアの高らかな笑い声が、家々に囲まれた広場に響き渡る。 ようやくすべてを理解したは、悔しさのあまりに自身のこぶしを強く握り、 歯を強く噛んだ。 悲しさと悔しさでの心は今埋もれていた。 いや、むしろ悔しさ…怒りが勝っていただろう。 ―――こんな…こんなくだらないことのために…月の一族は利用されていたというの…? こんなこんな…最低なもののために………!!!――― 悲しみが悔しさへと移り、そのせいで涙が止まらなかった。 あれほどに、祖父は平和を好んでいたというにもかかわらず、 それをこの男は裏切ったのだ。 それまで調印をせずに、暗黙の了解を保っていたのも、 すべて自分たちの計画のためだけだったに違いない。 悔しい。 こんなことのためだけに、こんなくだらない彼らの計画のためだけに 一族の……祖父の理想は崩されたのだ。 悔しさの中で、突然、の頭に様々な思い出が思い起こされる。 思い出される幸せだった光景。 一族の皆の顔が浮かび、幸福だった生活が映像となって頭の中を巡っていく。 こういうものをフラッシュバックをいうのだろうか。 次々と変わっていく光景、そして一番最後に浮かんだのは…… 自分が一番に大事に思っていた、一番好きだった、 優しい祖父の、ヴェルナーの顔。 ―――……――― いつも優しく呼びかけ、包み込んでくれた祖父。 の中で、何かが沸き起こり始めていた。 それは憎しみを増すほどに、強さを増していく。 無意識のうちに自分の中で黒いものが生まれ、それが広がっていく。 抑えきれないこの思い。 「さて、ではそろそろお嬢さんともお別れだ。 せいぜい、あの世で一族の皆と暮らすが良い。」 そうヴァンパイアが言うとともに、一人の人間がの元へと歩いてくる。 その人間の刃が今、に向かって振り下ろされようとしている。 静かに、ヴァンパイアの声が響く。 「さようなら、お嬢さん。」 事はには抑えきれないところまで来ていた。 愛と憎しみが一体となって、その力を湧き上がらせる。 俯いて表情の伺えない状態のまま、の銀髪がふわりと上がる。 その内からは、光があふれ出し始めていた。 「………何だ…?」 の異変に気づいたのか、ヴァンパイアも怪訝そうな顔をしてそれを良く見ようと目を凝らす。 に刃を向けようとした男も、その手を止める。 次の瞬間。 大きな光がから溢れだした。 「なっ…何だこれは…………!!」 あまりのまぶしさに、その場にいた全員が顔を腕で覆う。 今や意識を無と化したは、ゆっくりとその足を前に進めた。 コツコツと刃を持つ男の手前ギリギリまで歩く。 その間にも光は強さを増し、もはや何も見えないと言って良いほどの状態となっていた。 「まさか…これが月の一族の………!ぐうああッ………!!!」 そしてその瞬間 光に包まれたすべてが 爆音とともにすべて消え去った―――― そしてその少し離れたところで、 一人の男がニヤリと、 妖しくも綺麗に微笑んだ。 「へぇ………すごいね。」 光が治まり、その力が静まったとき。 は意識を手放していた。 |
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どわー!終わったー!!一体これ何度書き直したことか…(泣)
でもやっぱりうまくまとまらなかったし……
てか、長すぎるし!!
もう一回に分けても良かったんですけど……
あんまりオリジナルの回が続くのもどうかと思って。
て、ワケでこんなに長くなりました…。
あ、でも…長いのは一緒か(汗)
次からやっと騎士団メンバーが本格的に登場です!
最後の最後に出てきたのはどなたか…おわかりですかね?
次は主人公と騎士団3人との出会い編です。
H.18.5.31