観音太鼓の奉納。すばらしい太鼓だった。本堂が共鳴し、本堂の道具も、仏具も共鳴し、まさに響き渡る世界を感じた。思わず手を合わさざるを得ない感覚を受けた。この願成観音太鼓を聴く機会がある方は幸せである。この音の響きの世界に自分を置けたということは嬉しいことだ。                             (高家寺住職のコメント抜粋  平成18年8月20日)
平成18年 願成観音太鼓「夏期遠征」(稲沢・岐阜方面)
8月19日 午前 9:00 出 発 (潮音寺より)
 (土) 午後 12:00 会場着(昼食)
    1:00 演奏開始(憩いの里稲沢)
    1:30 演奏終了
    2:00 会場出発
    3:00 吉田旗店、見学
    3:40 吉田旗店、出発
    4:00 ケアコートみやこ到着
    4:15 演奏開始(岐阜市内老人ホーム)
    4:45 演奏終了
    6:00 夕食(ファミリーレストランにて)
    7:30 高家寺(各務原市)到着
    9:00 就 寝
       
8月20日 午前 7:00 起 床(朝食)
 (日)   10:00 高家寺奉納演奏(お礼演奏) 
    10:30 演奏終了
    11:00 宿泊地出発
  午後 12:00 明治村見学
    4:00 明治村出発
    7:30 帰 着 (潮音寺)
       
 
 
憩いの里稲沢ディサービス
所在地 〒 愛知県稲沢市高御堂5-156
TEL/0587-32-8251  FAX/0587-32-8052
担当者 横井智美 様
ケアコートみやこ
所在地 〒500-8309 岐阜県岐阜市都通3-17-1
TEL/058-255-3377  FAX/058-255-3383
担当者 川口様
高家寺 (宿泊場所)
高野山真言宗
所在地〒504-0011岐阜県各務原市那加北洞町一丁目390番地
TEL 058-371-2821 FAX 058-383-6328
担当者 北川宥智(ユウチ)住職 
◎当日は男子7名(高校生2名・宮本住職を含む)
      女子3名(高校生2名)計10名で演奏
平成18年 太鼓遠征慰問

渥美太鼓「願成観音太鼓」では、毎年の夏休み高校生を中心に1泊2日で老人施設を廻るボランティア演奏を企画としています。

S57年に発足した当会は、S59年の地元伊良湖の老人ホームを皮切りに、S60年〜H1迄は近場・豊橋地区。H2年からは1泊での宿泊遠征に切り替え、横浜・東京。H6年は静岡・三島。
H7年は神戸の震災があり、長田区を慰問。H7年は横浜総持寺・東京地区。H8年は大阪四天王寺の老人施設。H12年は京都壬生寺の老人ホームと東本願寺の幼稚園。H13年は滋賀の比叡山延暦寺根本中堂内と老人施設。
H14年は福井の永平寺と老人ホーム。H15年は東京・東大和市の3施設。H16年は大阪旭区の3施設。H17年の去年は浜松の老人ホーム。

今年は稲沢・岐阜・各務原と3会場(別表)を巡回し、明治村を見学した。
今回の施設慰問の場所は、5月にビューホテルでの演奏を見た稲沢の施設の職員が感動し、是非うちの施設に来てほしいとの要望があり、岐阜方面に決め他の施設を選定したのであります。

今回の遠征メンバーは高校生4名と一般会員6名の計10名が会所有のマイクロバスで出発。各施設で大変好評を博し喜んでいただき、最後の曲で観音様の幕が開くと皆、手を合わせ涙を流しながら拍手喝采であった。
演奏が終わり、会員と老人と交流し励まし合い再会を約し施設を後にした。

高校生達もこの夏休みの意義あるボランティア体験を通し、大きく成長したものと思います。


 御 礼
各施設では大変暖かくお迎え下さり、感謝申上げます。
特に宿泊の労を快くお受けいただいた高家寺様ご夫妻には心から御礼申上げます。
又、夜遅くまでお話にお付き合いいただき、私にとっても有意義な一日でありました。心ある和尚に出会えた喜びと、大いなるご縁に感謝する次第です。今後とも宜しくお願いしたいものであります。


右のプログは高家寺様のホームページに掲載されていたものです。
転載させていただきました。

2006年8月20日 (日)高家寺住職のブログ

願成観音太鼓・・・渥美半島潮音寺の一行

曹洞宗の潮音寺のご住職がリーダー。そのチームが高家寺に泊まった。元某宗教新聞の記者さんが紹介してくださったのだ。高校生を含む総勢10名。夕方に到着。彼らはまず美人の湯というスーパー銭湯に行き、食事。私は寺子屋の夏期講習。その後、宮本住職と深夜まで対話。各宗派に共通の問題と、これからの僧侶のあり方やお寺のあり方、そして地域のあり方、食の話題、教育、道などの話が弾んだ。またこの宮本住職のお寺に対する取り組みは随分と勉強になった。伽藍に安穏としていては人の出入りはありえない。自らが外に赴き、何らかのアピールをしていくことで人と人の交流ができる。そのことを大いなるいのちが私に伝えてくださったようだ。おかげでいろいろなプランが浮かび始めている。宮本住職にも、彼をここに導いてくださった大いなる意思にも感謝。ふと気づいた。潮音寺は渥美半島にある。今は田原市。この田原という場所。三河の地。そうだ、この高家寺を作ったお姫様の家である戸田松平家の出生の地が田原であった。先日までは、戸田松平家の江戸時代の最初と最後の封じられたのが長野県の松本。この松本とびっくりするくらいの縁を得ていた。そしてまたまた戸田松平家の流れが私を導き始めている。まさに深い縁を感じる。またこの宮本住職は出色の人。昨日も記したが、「お坊さんも人間なんていうのは言い訳だ。人間がお坊さんをしているということを忘れてはならない。」と言い切られる。これもとても勉強にある言葉だったそして今朝方、朝のお勤めの後、朝食を作り、皆でお食事。そして観音太鼓の奉納。すばらしい太鼓だった。本堂が共鳴し、本堂の道具も、仏具も共鳴し、まさに響き渡る世界を感じた。思わず手を合わさざるを得ない感覚を受けた。この願成観音太鼓を聴く機会がある方は幸せである。この音の響きの世界に自分を置けたということは嬉しいことだ。このご縁を大切に先に進めればと感じる。今日も深く厚く感謝の一日だった。

006年8月19日 (土)   ある僧侶との会話

曹洞宗のお坊さんとお話しする機会を得た。約3時間。いろいろなお話をした。心ある方がここにも居られた。嬉しかった。

人が居ないのではない。その人を探さないから居ないように思えるのだ。そのことを改めて感じる。

このお坊さんの言葉で面白かったことがあった。「お坊さんも人間なのではない。その人間がお坊さんをしているのだ。」これは示唆に富む言葉であると思う。

この方の詳しくは明日にでも記そうと思う。今宵はこれまで。