「禅の集い」 7月27日〜28日 (1泊2日)
毎年恒例の禅の集いは昭和42年から(38回)続いている当山の基幹
的な行事です。台風7号の接近で1日の順延を余儀なくされましたが、
3年〜6年までの男女70名の子ども達が元気よく参加しました。

「禅の集い」は私の僧侶としての出発点でもあり最終点でもあります。
38年前に近所の子ども5・6人が遊びに来て、ついでに泊まっていったことから、この会が始まりました。
老人は黙っていてもお寺にやってきます、子どもは魅力がなければ来ません。
お寺に親しみを持ってもらう、お寺から何か学んでもらう、これがお寺の本来の姿だと、ひたすらに続けています。
巷では「イベント和尚」「宮本興行」とか云われていますが、昔からお寺の本来の仕事は、生きている人々に
いかに人生を楽しく過ごすかを説いて聞かせたものです。確かに葬式法事もお寺や和尚にとって大切な仕事です。
楽しいに付け
悲しいに付け、お寺がその中心的存在でなくてはならないと思っています。
 
特に子どもはその未来を背負って生きています。その大切な宝を磨くのが和尚の勤めだと思っています。
大きな事を言っても、どんだけのこともできませんが、でも、そんな田舎和尚が独断と偏見で女房や世間の方に
迷惑を掛けながら、いろいろな事やってます。子ども達の心にお寺での思い出が少しでも残ってくれたら嬉しいと
密かに思いながら。
 
でも本当は、子どもに遊んでもらってるだけです。(子どもから学ぶことばかりです)
 
今後とも皆様のご指導、ご協力を切にお願いします。