●戸沢正令公について
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●随筆「雪の詞」について 戸沢正令公が遺した随筆「雪の詞」は、雪国新庄について書き記した最も古い文章ではないかと思われる。 天保13年夏、正令公は父正胤の後をついで領地を治めるために、江戸からはじめて新庄にやってきた。新庄で一冬を過ごして書き記した文章が随筆「雪の詞」である。 この随筆は、土井利位の「雪華図説」や鈴木牧之の 「北越雪譜」が相次いで世に出された丁度同じ天保の頃に書き記されたということからも貴重な文章である。 戸沢正令公が遺した随筆「雪の詞」は、和紙3枚の短い文章であるが、現在「新庄ふるさと歴史センター」(新庄市堀端町)に保管されている。 |