槍ヶ岳                    2003.4.26〜29
   
月 日    4月26日(土)〜29日(火)

天 候   晴れ

メンバー  星野、一戸

コース            4/27(日) 6:00    7:05        8:15      9:25      10:50     12:00      13:40  
       4/26  新 宿―――上高地――河童橋―――明 神―――徳 沢―――横 尾―――二 俣――槍沢ロッジ(泊)
       (土)  23:00        7:00 (5) 7:15  (1:00)  8:25 (1:00)  9:40  (1:10) 11:00  (1:00)13:00 (40)
 
                       5:40        6:30       7:10          8:40            9:30

       4/28 槍沢ロッジ―――ババ平―――大 曲―――天狗原分岐―――坊主の岩小屋――――殺生ヒュッテ――
        (月)   5:00    (40)  5:50  (40)  6:40  (30)        (1:30)    8:50      (40)    9:45    ( 50)  

            10:35        11:20     12:10          14:00      14:50        16:00     17:00
           槍ケ岳山荘――槍ケ岳――槍ケ岳山荘―――天狗原分岐―――槍沢ロッジ――― 一ノ俣―――横 尾(泊) 
            10:50   (30)   11:40 (30)  13:00   (1:50)         (1:00)

                        8:40       9:50        11:00              19:00  
       4/29 横尾山荘――――徳 沢――――明 神―――――河童橋―――上高地――――新 宿
       (火)   7:30   (50)  8:50(1:10) 10:00  (1:00) 12:00     14:00 

 
快晴の槍ヶ岳、槍沢坊主の岩小屋あたりで

 4月連休は年間計画では槍ヶ岳になっていたが、東吾妻へのスキー登山に行きたいというメンバーが多く、結局当初の予定通り槍ヶ岳へは一戸君と二人だけの寂しい山行となってしまった。
都庁駐車場から出発する上高地行き夜行バスは2台で例年よりも少ない。
北穂高滝谷にはまっている京子ちゃんと小川さんの二人組みと会うがバスも号車が違い、上高地についてからも明神・徳沢と休憩時に顔を合わせるがまるっきり別行動。二人は写真家の塩田さんのアシスタントをやるとか言っていた。しかし、まるっきり無視する訳にもいかず横尾で塩谷さんに二人のことをよろしくお願いしますと頼んで槍を目指して出発。


 登山者の80%が涸沢へ向かうので槍沢はまったく静かである。ただ雪解けが早く槍沢は増水し激流が飛沫を上げて迸って中々の圧巻である。

夏道と違って雪道は水線ぎりぎりにへつったり高巻いたりという感じで高度を上げて行く。
二の俣にかかる橋は新しく架け替えられたが橋の真ん中に15cm幅の板が1枚というなんとも怖い橋でスリップや踏み外したら川の中にドボンである。
槍沢ロッヂには予定よりも早く着き、受付を済ませ槍見岩まで足を延ばす。雪崩のデブリに埋まり岩は露出していないが、槍ヶ岳が谷の奥に以外に大きく穂先を突き上げていた。ロッヂに戻りビールを飲みながらの日光浴、最高の紙幅の時である。陽が翳るまで2時間位寝てしまった。


徳沢キャンプ場
横尾大橋前で。真ん中が塩田さん

赤沢岳・西岳をバックに

怖い二の俣橋


槍沢ロッジで乾杯!

この後、日向ぼっこしながら2時間昼寝してしまった


 28日 5:30パンとコーヒーの朝食を食べて出発。ばば平テント場付近からはクレバスとデブリの巣だ。至る所に大きな口を開け、また、雪崩の凄さを物語っている。
大曲からガイドに引率された早立ちのパーティが水俣乗越への斜面を登っている。槍沢は完全なU字谷になり横尾尾根と東鎌尾根からの雪崩のデブリで埋め尽くされていて、ルートも見つけづらくデブリの中を歩くのは非常に神経が疲れる。モーレンの上に出て一休みとするが風はまだ冷たく冬の風だ。


 槍ヶ岳肩の小屋に向かって先行者が6人登っているが見える。その後を追うように篠竹に赤布の目印が一直線延びているのを目標に5本登ったら一息付くのを繰り返し、坊主の岩小屋、殺生ヒュッテをやり過ごす。
昨日が山小屋の小屋開きで今日はヘリコプターでの荷揚げが盛んだ。しかし、この殺生からの登りは肩の小屋がすぐそばに見えているのに中々着かずいつ来ても辛い直登だ。大きく3回ほどジグザグを切って肩の小屋に着く。風か強く渦を巻いている。


槍見岩からの槍ヶ岳

馬場平上部のクレバスとデブリ地帯

 
天狗原を左に見ながら槍沢をひたすら登る

殺生小屋付近を行く一戸


モーレン上で槍が正面に


 槍ヶ岳の穂先は雪が全くなくピッケル・アイゼンは必要なく夏道通りに登れた。頂上直下のいつも混雑する梯子の
ところには新しく梯子が掛けられ簡単に頂上に立つことができるようになってしまった。頂上には我々を入れて5人でうち二人が外国人だ。その外国人に声をかけてみた。
「日本アルプスはいかがですか?」「おぉジャパニーズアルプスワンダーフル、ベリーグッド」と返事が返ってきた。
頂上の風は強いものの余り寒さは感じられない。展望も靄が上がっているがまぁまぁで春山の展望を堪能することができた。

槍ヶ岳頂上で、アイゼン無しで登れました

槍の穂先にはほとんど雪が無い

天気も快晴で最高の気分!


 小屋の前で昼食を食べてから下山にかかる。小屋の急登部分を下った辺りからシリセードで一気に滑り降りる、早い々々、登るのにはあんなに苦労したのに滑り降りるとあっという間にモーレンの上まで着いてしまった。
このシリセードが滑落停止訓練にもっとも有効な手段だ。この下のデブリ地帯に下ると雪も腐り斜度はあっても滑らなくなってしまった。あとはつぼ足で潜らないように下るが暑くのどが乾く。


 槍沢ロッヂで休憩し、時間が早いことから横尾山荘まで下ることにした。一の俣を渡って約1時間で横尾だ。雪が腐って本当に歩きづらく時間もかかるがジエットバスの新しいお風呂と生ビールが待っているとなると頑張りがいもあるというものだ。

今日の行動時間は出発から横尾到着まで10時間45分かかった。部屋も二段ベットの6人部屋ながらシーツは糊が利いていてマクラカーバーも紙製の使い捨てカバーで気持ちが良い。部屋に長テーブルと椅子もあり談話もできるが、同室の人はアベックなので小屋の外のベンチで暮れ行く北尾根を眺めながら一杯となった。

 29日(火)今日は上高地まで帰るだけなので出発もノンビリ。槍沢ロッヂを出発し横尾出発時間と同じ時間に小屋を出発。徳沢・明神・河童橋とすこぶる順調。
河童橋で写真を撮り上高地温泉ホテルへ、露天風呂の開館まで時間があるので梓河畔のベンチで早めの昼食、昼食後開館と同時に露天風呂へ、やはり最後は温泉がいいね。


 14時00分発の「さわやか信州号」に乗り下山した。


槍沢を尻セードで一気に下る

上高地温泉ホテルで汗を流す


河童橋と焼岳

河童橋からの穂高連峰


写真:一戸、星野/文:星野