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2006年 5月 6日
年々自主解禁が遅れている。今年はついにGW中の解禁とあいなりました。今年はある想いを持って解禁に臨んだのだが・・・・

5/5 朝小雨 後 晴れ
雨が上がったとき、オレは田圃の中の里川に立っていた。
そう、今年はヤマメ師としてデビューするのだ!里川でも皆、びしっと決めている。オレも鮎タイツ、釣りベストにキャップ、サングラス、、ここまでは別にヤマメ釣りじゃなくてもいつものスタイル。ヤマメ師にはヤマメ師の道具が必要。ふっふっふ・・・密かに金と手間をかけて、ヤマメスペシャルを用意したのだ!!

6.1ズームで120gしかないという今は亡きマミヤ渓流プロ仕様!テーパーラインの道糸!!ハリス03!!!ラバーコートガン玉!!!針5号!!!驚いたか!!!
棒切れにぶっとい糸付けてるビンボ臭いイワナ師とおさらばじゃ!ガッハッハッハ!
【30分経過】
・・・・・・・・
あ〜バカバカし!
こんな釣りごっこ、やってられっかい!(自爆)

かくしてトータル30分のヤマメ釣りコスプレショーは終わった。やっぱり、格好だけじゃ・・・道具だけじゃ・・・ダメなのかなぁ(当たり前^^;)
うん!今日のは、無かった事にしよう!(爆)
5/6 曇り

朝7:30起床。解禁・・・どうすっかなぁ(すっかり昨日ことは無かったことになっている)・・・すれたヤマメなんぞオレに釣れる訳がないんだよな。(まだ、解禁ヤマメに拘ってる^^;)すれてなきゃ・・・そうだ、アソコなら!でも、アソコはずっと林道沿いだし、GWなら一杯入ってるよなぁ。連休だと県外勢が良くいるんだよな。でも、今日あたりは、いないかもしれない。でも、もう荒れて絶対魚は隠れてるよな・・・でも、アソコだけは裏切られたコトないからなぁ・・・

ココは猿ヶ石川上流の支流。着いたときはもう10時。誰もいなかった。去年ここで解禁を迎え、ヤマメを釣った。でも去年はGW前、今年はGW終盤。さすがに不安が募る。早速支度をして川に降り立つ。竿はすっぽ抜けをテープで修理した使い古し連山、仕掛けも去年のままの1号通しの提灯、重り無し針8号(^^;)釣りは道具じゃねぇんだい!去年はこれでヤマメ釣ったんだい(爆)

川に今年初めて降り立つ。一人マトリックスを繰り返しながら竿を振る。10分程して、最初の一尾!5寸ほどのイワナだ。不安は消えた。もう、ヤマメなんぞどうでもいいのである。やっぱり、釣りっつうのは、魚を釣るから釣りだよな。(爆)

その後、アタリは無く、やっぱり隠れちゃったのかな?とマニアックな岩陰を執拗に攻めて、出てきたのは4寸。廻りをよく見ると、しっかりとした足跡があちこちに付いている。こりゃ、ダメかもね(^^;)

あたりは、山野草が気持ちよさそうに咲いていた。まあ、一応イワナの顔も見たし、あとは花見といきますか。
白と青のキクザキイチゲ
名前知らない^^; 右は川縁に咲いていた。シロガネソウ? ニリンソウ
左はなんだっけ?
(シロバナ?)エゾエンゴサク
(情報提供 三田村さん ギルちゃん 感謝 どちらも食用らしいです)
移植されたカタクリ園などに比べると、自生しているカタクリはずっと美しい。
川からあがり、山野草ばかり眺めていた。ふと、川に眼をやると・・・
おぉ〜っと!大事な一級ポイントを通り過ぎるところだったゼ!ここには、絶対いる!カモ知れないが、釣られちゃってるカモ^^;?まっ、見逃す手はない。第一投・・・・・ツー・・・・・・第二投・・・・ツー・・・・ダメかな?も一回・・・・
ツー・・・・クン・・・ん!ククッ!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
綺麗な7寸!ん?あれぇ?コイツ、ニッコウ?いや、違うなあ、エゾイワナの着色班点ぽいなぁ。希ではあるが、着色斑点を持つエゾイワナを何度か釣ったことがある。写真ではかなり色が濃いが、これは、カメラをくっきり鮮やかモードにしてあったため。標準で撮ると、白班にしか見えない程度の着色である。(オレのカメラのバヤイね(^^;))斑点の大きさや密度などは猿ヶ石のイワナの特徴そのままだ。全身オレンジのイワナもいるくらいである。まあ、珍しいコトではあるまい。神様のありがたい紅白イワナの贈り物として頂きましょう(笑)もし、ニッコウなら、駆除ってことで(爆)←どっちにしても都合良く考えキープ(^^;)
初物を頂き、ご機嫌モード突入!今まで、水にはほとんど触れていなかったが、途中、痛恨の根がかり。まだ、冷たいよな・・・ぶつぶつ・・・糸をたぐり水に肘まで浸ける。
『う〜・・・・冷てぇ〜!!!身を切るような冷たさとはこのこと!!身を切る??身を切る??』
「♪身を切るようぉ〜なぁ〜、身を切るようぉ〜なぁ〜♪オ〜モイィ〜でぇ〜すぅ〜!」
オモイですぅ!オモイィ〜!、あ〜ら、重い枝が浮いてきた!なんちって(爆)
♪解ってくださいまっすね〜、貴方なぁ〜らぁ〜♪」
一人でも、大声で歌を歌いながら水に浸かれば、冷たい根がかりはずしも楽しくできます(爆)

しかし、後は釣れないまま、結局、南極、北極まで来てしまった。釣れなくても気分爽快、そうかい、そりゃ良かった!(^o^)時計を見ると、丁度1時。うん、腹も減ったしもういっか!林道に上がり、車まで戻って昼飯にしよう。

解禁の儀の宴としては、やっぱり、イワナラーメンだよね。渓水を汲みコンロで沸かす。紅白イワナのありがたいイワナラーメン完成。コンビニおにぎりも笹の葉に載せ、解禁特別サービスのビールもどきも添えて、480ゲラ渓流膳のできあがり〜(^o^)

『なっ?田圃じゃこんな事できねぇじゃねぇかよ。あんなドブ川の水でラーメンが作れますかってんだ。オレはやっぱり元祖イワナ師だ!血には逆らえないのサ!里川なんぞ、オレには似合わねぇんだよ!!がっはっはっは!へろへろの竿なんぞ振ってられますかってんだ!』
「♪硬調〜い〜っぽん!さらしにま〜いぃ〜て〜釣りに出るの〜も〜、イワナ師修行〜♪」
ご機嫌で解禁の儀を終えたのである。
(ホントはヤマメ釣りにここに来たのすっかり忘れてる(爆))