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2004年7月18〜19日

今回、朝日の渓で1泊2日、オレにとっては今年初めての渓泊まり計画であった。メンバーは初対面のしみたかさん、後は渓道楽のたかさん、ナカナカさん、おぎんちゃん、そしてオレである。

しかし、辿り着いたのはなぜか岩手の胆沢川支流の車止め(爆)実は、山形に行くには、行ったのだが、朝日方面の林道が通行止めだったのだ。それだけではない。荒川本流がものすごい濁流となって暴れていたのである。朝日方面は詳しい渓道楽だが、この状況ではどこへも入れまい。新潟はもちろん、福島もダメだろう。岩手の天気はまだそれほど荒れていないことを告げると、ならば行っちゃえ!ということで、雨から逃げるように岩手に来たのである。

長旅に、たかさん、ナカナカさんはげんなりとしている。これから、尾根越えで入ることを説明すると
「この沢じゃないの?ここでいいよう。ここテンバにしようよう!」
などと言い出す始末。(苦笑)でもブナの森に入れば、生き返るよ!たかさん!

いつもは、お荷物のオレだが、こうなると、ゲロキングなどと、ふざけてる場合では無い。地元に来た以上、ホストとして頑張らねばならない。ぜいぜい言いながらもハイペースで、尾根まで登る。しみたかさんは余裕で息も切らさず登ってくる。根本的に体力が違うようだ。少し遅れて渓道楽デジカメ一眼レフ軍団がへろへろで登ってきた。



尾根で心地よい風を受けながら、小休止。しばらくブナに囲まれた尾根を歩く。やっと、たかさん達の機嫌が直ってきたようだ。今まで一度も晴れた時に出会った事のない渓だが、今日は、やや雲やガスがかかってるものの、遠景を望むことができた。



しかし、もともとここは、「雨っこの渓」と言われ、いつ天気が急変してもおかしくないところである。ましてや前線の影響で、非常に不安定な大気の状況だ。実際、強風が吹いたり、雨がぱらぱら落ちてきたりと気を緩める暇がない。撤退の時期を逃さぬよう、何度も空を見上げ、雲の状況を確認しながら進むが、どうやら、なんとか持ちそうな気配である。

時間も時間なので、途中の沢で少し竿だしして、その後テン場に行く予定を組む。・・・が!しかし!渓道楽が付いてこない!まあ、経験者のおぎんちゃんが一緒だから、ほっとこ(笑)

しみたかさんと二人で予定の沢に降りると、状況はきわめてグッド!これなら釣れる!竿を出すように勧めた。彼はフライマンである。綺麗にラインが伸びると、一発で岩魚が食い付いてきた。オレはほっとした。ホストとしてまず責任の一つを果たしたわけだ。



オレも竿を出してしばらく遊ぶ。ようやく渓道楽が追いついて来た。支沢で気持ちを抑えきれずに、竿を出してしまったようだが、釣果が無いとの事。ホストの言うこと聞かないから・・・(苦笑)

さて、テン場到着!本流は増水して笹濁りである。沢との出会いのテン場の方が、水場を考えると良いのだが・・・たかさんなどは、完全に全身に根が生えた状態である。
まあ、しょうがない、みなさんお疲れなんだから・・・

宴会までの時間、食料調達タイムである。皆さんにお好きな場所に出向いてもらい、オレは残った本流下流に向い、刺身サイズと塩焼きサイズを難なくゲットして帰る。
(こういう風にさりげなく、書けるなんて!くぅ〜!感激(爆))
皆も、入れ掛かり状態だったらしく、充分釣りを楽しんだらしい。まあ、型がイマイチとか、言ってたが、オラ、尺モノ2本でてるんだけどね(むふっ)これだけ、魚影が濃いんだから、明日、本格的に釣れば、いい型もでるでしょ。



宴会の支度を始めよう。各自自慢の料理を作りはじめる。しかし、今回だけはおぎんちゃんの手打ち渓流蕎麦が主役だろう。皆にせがまれて、重い調理器具を運んできたおぎんちゃんに最大級の賛辞を送りたい!あんたはエライ!
そして、美味いんだから!これが!!
しかし、こんだけ有名になると、蕎麦目的のお誘いが増えるかもよ?(笑)



ご自慢料理も揃い、辺りが闇に包まれ雰囲気は最高。星空は拝めなかったが、雨の降る気配はない。それに、虫が少ないのがなんと言っても嬉しかった。

いよいよ宴会突入だ。まずは「これがなきゃ3割損した気がする」というたかさんの名台詞でおなじみ、焚き火!(爆)デジカメ一眼レフ部隊の撮影会が始まる。ばかでかいカメラのレンズが焚き火を凝視し、撮影会は延々と続く。ナカナカさんは岩魚のポーズを換え、焚き火の火を調節し、ベストショットを狙って、何枚もいや、何百枚撮ってる?(笑)写真への拘りなんだろうなぁ・・・
恐るべし!渓道楽写真部!!
・・・水着のネーチャンなら、オラも参加するけどな(爆)



皆の自慢の料理に舌鼓を打ちながら、渓談義。話題は途切れることなく続く。、そして、酔っぱらったおぎんちゃんとオレは酔っぱらい特有の約束をしてしまう。
「おれ、もうすぐ誕生日なんだよね。プレゼントは?」
「よし!40cm釣らしてやる!絶対釣れるから!」
ま、呑んべどうしの約束だ(笑)明日には忘れてるだろ(爆)

呑んべといえば、蚊が付き物なのだが(笑)不思議なことに、今日は蚊も少ない。その上、天気も良く快適な一夜で、ぐっすりと眠ることができた。


さて、ホストは朝一番に起きるのである。皆が寝てる間に消えた焚き火に火をつけようと必死なのだが、何故か上手く燃えないんだな(苦笑)萌えるのは得意なんだけど(爆)

今日は、釣り上がりながら帰る予定にしたので、焚き火はプロに任せて、朝のうちに釣査に出かけることにした。どこでも良型が出る。よし!今日は皆に良い型がでるぞ!!テン場の前でも良型を釣って見せ、皆の釣り欲をかき立てる。
しかし、この光景・・・どこかで・・・あっ!Mセンだ(爆)
反応したのは、しみたかさんだった。フライを手に本流に立つと、即座に釣り上げる。そのまま上流へと釣り上がって行った。とにかく、フライの名手である事は間違いない。しみたかさんを見送りながら、オレは朝食を取る。というか、残飯整理のようだが(苦笑)

さて、世話になったテン場に別れを告げ、釣り上がり退渓の時間だ。皆にたっぷりと釣りを楽しんでもらおう。昨日の疲れもとれ、皆はしゃいでいる。しみたかさん、たかさんがまず竿を出す。

「ちっちぇ〜!」
「おおぉ!結構いいんじゃない?」
「でかいよ!でかいよ!」
「やっぱ、ちっちぇ〜!」

皆のヤジやら歓喜の声が渓に木霊する。釣りは40cmポイントだけでいいというおぎんちゃんもついに釣り始める。皆の楽しそうな釣りに今日はカメラマンに徹するつもりだったが、オレも我慢できなくって、最後尾から竿を出し始めた。ナカナカさんだけは、写真部の仕事に徹するようだ。

尺?を手に喜びのたかさん、約束通りの40cm?を手にポーズを取るおぎんちゃん、2尺の山菜?をゲットしたしみたかさん、尺倍ズームを手にするナカナカさん(?)
まっ、数字はともかくとして(苦笑)釣り上げる岩魚のサイズに一喜一憂しながらも、兎に角笑いが絶えない。やっぱり俺達は釣り師なんだな。
このまま、もっと遊んでいたいのだが、渓に別れを告げる時がきた。皆惜しむようにゆっくりと、歩いていく。森の匂いをしっかりと記憶に留めているのだろう。
車止めに到着すると、たかさんがつぶやいた
「最初から、こっち来れば、あと4時間は遊べたのに・・・ここは、一泊じゃもったいないな。」
「あ〜!もう一泊してぇ!」
たかさんの叫びがブナの森に木霊する。
嬉しいねぇ(感動的で涙が出そうになりましたよ!)

着替えをすませ、車に乗り込むと急に空が暗くなり大粒の雨が落ちてきた・・・

まるで、我々の退渓を待っていたかのような、タイミングである。全く、偶然だが、我々が渓に居る間だけ雨が降らなかったのである。皆の渓への想いを神様が感じ取ってくれたのだろうか?

いや、ホストがいいからだな(爆)

急なホスト役だったが、皆、岩手の渓を本当に楽しんでくれた様で嬉しかった。いや、一番喜んだのはオレかもしれないな。また、一緒に遊ぼう!