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2004年6月12〜13日

久しぶりに、仲間と会える。それも、一人、二人じゃない、大勢の仲間と会える!!

12日午前3時、続々と仲間達が集まってくる。懐かしい面々だ。嬉しくってしょうがない。ちょくちょくお世話になってるバイオさん、ぼさちゃん、モーちゃんの3人組、ほんと久しぶりのコージさん、釣り覚え立ての頃からの付き合いの渓児さん、忘れたくても忘れられないBJペアこと、HARAさんにmalmaさん、そして、おれの自慢の大物を剥製にして頂いたカビさんとそのお弟子さん。
入渓前のわずかな時間だったが、皆の顔を見ると眠気もすっとんでしまった。

沢割が済み、各班に分かれて目的地へと分かれる。オレは、バイオさん、ぼさちゃんとの組になった。このメンバー、昨年日本吸盤協会を結成したメンバーである。まあ、このメンバーだと、安心半分、不安半分である(笑)

カビさん、お弟子さんグループと同じ水系の右左の沢に分かれる事になり、入渓点が一緒ということで、皆でカビさんの一投目を確認する。久しぶりに竿を振るカビさんの満面の笑みを見ることができ、嬉しかった。
カビさん達と別れ、我々は平坦な流れの沢を竿を振りながら、進む。ここは以前、バイオさん達が40cm級を釣った沢である。しかし、期待もむなしく餌が流れていく。自分だけかと思ったが、ぼさちゃん、バイオさんも、しぶさに首を傾げている。蜘蛛の巣も多くここ数日は誰も入ってなさそうなのだが・・・

「ここは、アタリ、ハズレが極端なんですよ。でも上流に行けば大丈夫でしょう」

ぼさちゃんが勇気づけてくれる。確かに上流へ向かうと流れは落差を増してきて、ポイント毎に小さいながら岩魚も出てきてくれた。しかし、7寸にはほど遠いチビちゃん達ばかりである。それでも嬉しかった。なぜなら、以前のオレなら、こういう状況(バイオさん、ぼさちゃんでさえ、型モノが出ない)ではチビすら釣れなかったからである。やはり、アノ技を覚えてから、確実に釣れる様な気がするのだ。

といっても、仲間内ルールでは、チビでは「ボ」扱いである。(苦笑)
まあ。釣りならなきゃならないで、遊びは他にもある。当然のことながら、日本吸盤協会の修行だ(笑)巻き道があるのに(教えないで)、わざと通らずの壁を直登させられたりしたが、ま、余興の範囲だろう(余裕藁)
しかし、更なる難易度の修行が待っていた。大体、オレ初めてなんだからさ、いきなりこういうトコ連れてこられても困るっちゅうの(爆)

何が怖いって、そりゃ、あ〜た!滝上の足場もろくすっぽ無い岩盤で頼り無いトラロープに命を預けるんですよ!

この瞬間、「日本吸盤協会」は「日本虎縄安全協議会」を別途設立。メンバーは同じ(爆)

滝上は雪渓の連続で、時間的にはまだ余裕があったが、ここで納竿。のんびりと山菜採りをしながら、帰る事にした。
宿に到着したのは、予想通り我々が一番であった。のんびりと温泉に浸かり、湯上がりのビールを楽しんでいるウチに、他の組も続々と帰ってきた。皆良い釣果だったようで、きたないオヤジ達が子供の様な笑顔を見せている。残るは、BJペアの二人のみ、しかし誰も心配しない。そのうち、全員心地よい疲れと程良いアルコールで夕食前の睡眠タイムに突入した。

オレもいつの間にか気を失っていたが、寒さで眼が覚めた。(ということにしておこう(謎笑))

時計を見ると6時、もうすぐ夕食だ。廊下を風呂上がりのmalmaさんが歩いていた。どうやらBJペアもご帰還されてたようである。
さて、お待ちかねの宴会、定宿の鶴亀荘といえば、最近では2時間ほどかけて少しずつ山菜料理を頂き、最後に御飯を頂く懐石風料理となっているのだが、今回は幹事のバイオさんのお力で最初から御飯!料理も間髪入れずに!という、腹ぺこ乞食軍団には嬉しい夕食となった。
ちなみに、今回の御飯、コシアブラ御飯と言って、女将さん新開発の超跡を引く御飯なそうです。つまり、お代わりがしたくなる!!という触れ込みに我々は生唾を飲み込む。

更に女将さんは
「たくさん、食べてね!おひつでお代わりしてね!(笑)」
女将さ〜ん!嬉しいこと言ってくれるね!でも、大丈夫なのかなぁ(笑)
不安は的中した(核爆)おひつの空になることの早いこと早いこと!おひつのお代わりが遅いと言ってブーイングが出るほど、我々は腹ぺこ乞食なのだ(笑)
飲んべのオレでさえ、3杯も食べたのだから(笑)なんと、HARAさん、malmaさんといった大酒飲み連中が、皆、お代わりしてるじゃないのさ(爆)ましてや、大食漢がずらりと居るのである。どうする〜?女将さ〜ん?!!

オレの隣に座ったカビさんはバイオさんと並ぶ大食い選手権優勝候補!お碗の空になるのが早いのは当然!!オレの側におひつがあったので、アタシはカビさん専属飯盛り男ヨ!(爆)餓鬼と化した釣り人は争うように宿のコシアブラ御飯を食い尽くし、ご主人が最後のおひつを持ってきて
「お客さん、も、もう、もうこれで勘弁してください(号泣)」
とは、言わなかったが(笑)雰囲気的にはそれに近い状況だった(実際飯切れ爆)
最後の一杯をオレがカビさんによそってあげたのは、飯盛り冥利に尽きました(核爆)

バイオさんが、最後の一杯と知った時、心なしか寂しそうに見えたのはオレだけ?(大麦)

美味しい食事に大満足で、食べ過ぎたのか珍しく二次会も無く、一人、また一人と布団に潜り込んでいく。かくいうオレも9時には爆睡だった・・・


さて、明けて日曜はコージさんと二人で釣りに行くことにした。今でこそ、カマボコ屋だ、爆釣オヤジだ、ウルセーオヤジだと、からかっているが、オレがド素人釣り師の時に、伊豆にお邪魔して、釣りのイロハを教えてもらった先生である。いや、漫才のイロハかな?(爆)

行き先は、今回、オレがメボシをつけていたところに行きたかったので、同行して頂けないか、打診したところ、快諾していただいた。

コージさんの釣りは、やはりうまい。ポイントへのキャスト、そして流し方、最後の空アワセも綺麗だ。やはり、釣りの腕前は一級品だ。まあ、ド素人の時と違うのは、ただ、スゲー!と思っていたのが、今では自分との違いが、おぼろげながら分かる様になった事ぐらいで、悔しいけど、この先何年経っても追いつけないだろうなぁ。もちろん、釣果はダブルスコアであった。

(まっ、こんくらい持ち上げておけば、しばらくウルセー自慢話の電話はかかってこないだろ
ん、あのオヤジじゃ逆効果か??(爆))
二人とも初めての沢ということで、下流からじっくりと沢の様子を確かめながら進む。途中で枝沢を見つけると、喜んでそっちに行ってしまうのは、このツアーに集まる仲間の習性らしい(笑)

上流へ行くと、なかなか魅力的な渓相で二人でにんまりしながら釣り進む。残念ながら時間切れで、退渓したが、また、いつの日かここを攻略しましょうと誓った。さて、楽しいツアーも終わりが近づいてきた。わずかに残された時間を惜しむように、皆と語らう。が、全然、感傷的な気分じゃなくて、じゃ、またな!ってな感じでお別れ。また、会えるのは1年後かもしれないし、もっと先かも知れない。でも、これが、いいんだな。うん

やっぱ、気の合う連中ってのはいいや!!