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2003年6月15日

「どうです?これで許してもらえますかね?(笑)」
「許すも何も、何時間でも遅刻してください!わっはっはっは!

この会話の前に、何が起きたかは、オレの習性を知ってるヤツなら想像できるだろう(爆)

オレの大チョンボは、あっという間にチャラになったのだ。沢に着いて竿を取り出し、第一投目で尺イワナが釣れたのである。あまりにもできすぎて嘘みたいだが事実なのである。
土曜から、渓道楽の会長含め4名様が岩手に遊びに来ていた。土曜の釣果は良かったようで、皆さんご機嫌だった。会長には密かに、良かったら私の秘密沢にご案内しましょうと約束していたのである。会員の皆様にも「会長をよろしく頼みます」と云われて、秘密沢にお連れしたのである。

沢を進むと、天然林の中に残雪が現れてくる。もちろんゴミなど一つも無い。そして釣れるのは、ほとんどが型揃いの良型である。会長も半日コースに、こんなところがあるとは、夢にも思ってなかった様である。
「いやぁ、良いところだ!人の匂いがしない!」
「沢で、これだけ型が揃うところは見たことが無い!」
「まさしく、秘境って感じだ!」
会長が発した言葉の数々は、オレを嬉しくさせた。そして、会長の顔は入渓してから、緩みっぱなしで、目がたれてしまって戻らない。(笑)
短い時間だったが、釣りを楽しんで頂き、ぼちぼち帰る時間である。まあ、ちょっと急げば大丈夫だろうと思ってたが、オレは慣れた渓だが、会長は初めてなので、急ぎようがない。
「ちょっと、時間もらっていい?ウルイ採りたいんですよ」
まあ、数分の事だ。と思うが、会長がウルイ採りに励んでる間に、オレは一番心配な場所へ急いで、ザイルの準備である。
しかし、ザイルを結ぶ所が無いんだよなココ(苦笑)なんとか、ザイルをセットしたころ、会長が追いついて来た。

会長の名誉のため、詳細は省くが、ザイルは正解だった。

(実は、渓道楽広報部に確認の問い合わせはしてたのだが、答えは「ダイジだぁ〜」
それを信じていたら、会長には最初から滝壺に飛び込んでもらうところだった(爆))

難所を越えて、さぁ、急がねば!!
「ちょっと、時間もらっていい?ウルイ採りたいんですよ」
またしても、会長のお言葉である(苦笑)
まあ、会長が、お仲間との待ち合わせより、ウルイが大事だということなら、しょうがないでしょう(爆)しかし、お土産のイワナにザックに入りきらない程のウルイで、会長の足取りが徐々に重くなる。(苦笑)
「強欲ジジィと笑ってくれぇ〜!!」
と、会長吠えるも、足取りは進まない。足に痙攣は起こして、止まっちゃうし(苦笑)
知ぃ〜らないっと(笑)
大幅に遅れて、皆さんと待ち合わせの温泉に着いたとき、お仲間からお叱りを受けたのは、当然の事である(渓道楽の皆様、済みませんでした。(汗)ってココ見てるのは別の人だな(苦笑))
会長が、危険な所だったとか、道に迷ったとか、盛んに言い訳をするが、なぜか顔がにやけてる(爆)

徐々に疑いの眼差しが(爆)

最終的には、会長の尺自慢の写真を見せて、尺を釣るまで、ごねて帰らなかったということで、勘弁してもらった(爆)
なんだかんだ、云いながら、楽しい渓談義をさせて頂き、ビールを頂いたり、昼飯をご馳走になってしまった。初めてココを訪れた皆さんも、今日も良い釣りができて、楽しんだようだ。写真が物語ってるでしょ?
(実は、この温泉の食堂の美人ママさんに出会えたのが一番嬉しかったらしい(爆))

最後に、次は一緒に釣りしましょうと、再会を約束して皆様と笑顔で別れたのである。岩手のイワナ師は印象に残っただろうか?
(たぶん、岩手の時計は大分遅れてるという記憶だけはしっかり残ったろうな(恥爆)
                                               (完)