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2003年6月28〜29日

この日、渓声会のメンバーが岩手に集まった。詳細はどこぞで紹介されているので、紹介されていない裏話をしよう。オレ以外は全部匿名扱いにするから、集まった皆さん、心配するなよ。(笑)

★裏話その一

まあ、最初はオレの自爆ネタしかないだろう。(苦笑)
今回のツアーは地元、それも去年経験済みということもあって、オレは結構仕切ってた。もちろん、渓泊まりが初めてのメンバーもいたので、尚更だ。

車止めにて、チューハイを飲みながら、朝食をとっていた。
渓泊まりが初めてのルンルン気分のYが声を掛けてきた
「ザック、重いですぅ〜、もっと締めた方がいいでしょうか?」
「そうだね、ザックは腰で担ぐんだよ。腰べルトをギュッと締める!」
「これぐらいですか?」
「もっと!」
オレは模範を見せるように、でっぷりと出たお腹に食い込む様に、腰ベルトをギュッと締めた。

20分後・・・オレのチューハイと朝食はブナの肥料になった・・・

★裏話その二

尾根越えすると、下りなので、快調に進んでいった。やがて、沢伝いに降りる。大していやらしい所もない。従って、隊列の順番も関係ない。途中で、先頭から、
I M O オレ K Y
の順番になった。ちょっとしたヘツリがあって、オレがクリアして先に進むとニヤニヤしてOが待っていた。

「あれ、落ちると思わない?(笑)」
振り返ると、K、Yが慎重にヘツリ始めると所であった。
「おおぉ!落ちると面白いですね(笑)」

もちろん、落ちても、安全なところである。せいぜい、腰まで浸かるか、って感じである。
オヤジ2名は、ニタニタしながら、あたかも心配するそぶりで見守る。しかし、期待を裏切って、二人ともクリア。
その瞬間、我々は真顔に戻り、言葉も交わさず、踵を返してIMを追った・・・
★裏話その三

一番若いYは、うきうきとテンカラ竿を取り出した。それを、Oはニコニコと品定めする。
「じゃあ、ボク、ちょっと行って来ます!」
と、Yは、テンカラ竿を手に、土砂降りの濁流へと向かった。オヤジ達は、
「頑張ってね!」
と声を掛ける。彼が去った後・・・
「ところでさ、こんなんで、テンカラで釣れるのかね?」
「いやぁ、これじゃ、無理じゃない?」
「絶対、釣れねぇよ!」
「餌なら、爆釣だけどさ。なんで、テンカラにしたの?」
「知らねぇ、テンカラ好きなんじゃないの?」

それぞれの釣りスタイルには、口を出さないのが、紳士である。しかし、本人がいなければ好き勝手に言うのである。

数十分後・・・Yは予想通り笑顔も無く戻ってきた。
★裏話その四

まともな釣りが出来なかったので、翌日ホームに連れて行った。尺が出るという、ふれこみで(笑)二組に分かれ、MとKを下流に、OとIを上流に連れて行った。

その途中の事である。林道で、なんとミニパトと出会った。少しビビル。(汗)
なぜなら、オレはシートベルトしてない。隣では、Oがチューハイを飲んでいた。

狭い林道、こちらが、路肩に寄せ、ミニパトをやり過ごそうとした。ミニパトに乗っていたのはオネーチャンじゃなくて、おっさん警官、二人である。ミニパトが横に並んだところでオッサン警官が、片手を上げたので、オレは会釈をして、車を走らせた。

すぐさま、隣のOが
「止まれって、言ってるよ!」
仕方がないので、腹を据えて、サイドブレーキを引き、ドアを開け降りた。
「どんも〜、なにだす?」
「どごさ、いぐのっす?」
「釣りだぁ、昨日でぎねがっだがらよ、様子見に来たんだ、トウギョウがら、友達きてでよ」

どうやら、話を聞くと、今日は山開きで、車上荒らしのパトロールらしい。
「オレもよぉ!去年、やられでよぉ、まいっだでぇ!」
去年の様子を、べらべらと能弁に語るオレ

オッサン警官も、詳しく聞いてくれる。そのうち、オッサン警官も釣りをするらしく、釣り談義などし、うち解ける。
「ほいでさ、ちょっと、メンケショ見せでげる?」
「ああ、いいよ」

なぜか、オレの名前、本籍、現住所、生年月日を書き写している。
ん、オレの被害を再確認してくれるんだな。

後で、ふと考えた・・・

・・・・オレはその時、サンダルに上下ジャージ姿・・・

釣り人に見えなかったのだろうか?
★裏話その五

めでたく、Oに尺上が出て、下流組を迎えに行くと、彼等と途中でご対面した。どうやら、ハヤの猛攻でイワナ釣りが出来なかったらしい。そこで、Uターンして、尺ポイントへ戻る事になった。

準備が早いのは、Mである。さっさと釣り場に降りる。やっと、身支度を整えたKが降りていく。残されたO、I、そしてオレは橋の上から見物だ。

Mは橋の下流側を攻めていた。そのうちにKは上流側へと向かうが、河原に降りるにはちょっと、へつらなければならない。Kが、難儀してると、橋の上では
「セミになると、面白いんだけどなぁ(笑)」
「あれ、上のルート行っちゃったよ?あれ、難しいんじゃない?」
「下から、行くと楽なのにさ」
「でも、大体、下の白泡見ると、ビビッて、上行っちゃうんだよね(笑)」
好き勝手言っているのである。
それでも、Kが河原に辿りつくと、
「おおぉ!」
完全に野次馬である。
間をおかず、Mが下流ポイントから戻り、ヘツリにかかった。当然、Kは下で心配そうに見てる。どうやら、サポートするようだ。
「Kさん、サポートしてる場合じゃないよ!」
「全部、Mに釣られちゃうよ!」
どうせ、彼等には聞こえないのである(笑)

二人とも、無事河原に降りると、
「あそこ、いいポイントだよね、絶対、Mさんが竿出すな。」
「でさ、Kさんに、”オレは下でやるから、あそことあそこで竿出しな!”
なんて、言ってるんじゃないの?(笑)」
本当のMとKの会話は知らないが、予想通りになったのである(笑)
「なんだかさ、誰かに似てない?<削除>さんにさ?」
「言えてる!(爆)」
「・・・・見られてると、何言われてるか怖いなぁ(苦笑)・・・(ぼそっ)」
橋の上は大爆笑だったのです。
これ以上は、暴露できません。(爆)

あっ、ちなみに、いいポイントでは、出ませんでした(爆)

でも、二人とも、良型を出し、こちらもほっと胸をなでた次第です。


***************

さて、みなさん?
信頼する友達、親友、師匠と言えども、影で何言ってるか分からないですよね。
知らぬが仏・・・
でも、
「誰かがなんか言ってたよ(笑)」
なんて、聞くと、まさか・・・信じてるあの人が・・・でも、結構言ってたりするんだよな。
さて、オレも色々言われてるんだろうなぁ。(苦笑)

やっぱり、知らぬが仏!!?
                     
                     (完)