- - - - - -- - ---- - - ------------- 傷みあふれる子供たちへ

どれだけ傷ついたのでしょう
その小さな肩を ふるわせて
独りで ずっと 泣いていたのね

ただ殴られた痛みなら
こらえて大人へと 歩んで行ける
だけど 毎日が悪夢になるほど
大勢の輪の中 無力さを つきつけられて
素直に泣ける人など いない
大声で助けを呼べる人なんて いない

苦しみの中 溺れる身体に
気づいてほしかった
言葉にできなかったのは
誰かに 命令されていたから

笑うことがあっても
そこに 輝きなんてものはなく
どれだけ傷ついてたでしょう
この小さな肩を ふるわせて
独りで ずっと 泣いていたのよ

生まれて 抱かれた その日から
決して壊れない絆を 結んだはずなのに
なぜ わけも分からずに 突き放すのか
足蹴にされて 見上げた顔は
もう心底 憎んでいるようにしか見えなくても

愛されていると 信じるしかなくて
必死にしがみついた
殺されてしまうことよりも
忘れられてしまうことが 怖くて

独りでないとしても
そこで 確かな孤独を感じた
いつまで 傷つけるのでしょう
あの 優しい腕のぬくもりは
夢見ることも すでにできない

幸せは何でできると思いますか
より深い悲しみも
辛すぎる現実も
消えやしないアザも
本当に 本当に痛くて 苦しくて
だけど
まだ 生きているから 感じることで

死んでしまった あの人を
決して 逃げたとは思わない
それでも私は 悲しかった
二度と 大切なものなんて欲しくないと
心から 願った

今思えば それすらも
生き続けた 私の立派な道で
この場所は いつしか
幸せに変わっていた

あなたの受けた傷が
開いたのなら 私が縫い合わせましょう
愛し愛されたいと言うなら
母として 強く抱きしめてあげたい

どれだけ 傷ついたのでしょう
その小さな肩をふるわせて
独りで ずっと 泣いていたのね

さあ もう怖がらずに
明日を 共に 迎えましょう。

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2000年夏17の歳・らくがきちょうより


救われないで死んでいく子供達を知って
命救われども苦しむ大人を知って
自分の弱さを省みず
心の中の
理想とも言えるような 本当の気持ちを
書き留めたかった。

God bless you☆Sea-la



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