狂
気
今すぐに こんな
世界、ひねり潰して飛び立つと信じてた
若い私は 傷をつけるも つけられるも 恐れずに。
知らなきゃ 誰だって、愉快犯になれるでしょ?
だから 人の脳は クジラよりもちいさいクセに
色々溜め込むんだ。
頭良く 都合良く 利用できるものを値踏みして
教師を使い タメ年を嫌い 程好い殺意の中で 馬鹿笑い。
信号が変われば 歩いていいんだあ
そんなこと あっちじゃルールの足しにもならないのにね
破裂した人の横を進む時
横目で見るのを 止めてってば。
もう 鬱陶しいから、青虫なんて吐かせて。
ミスドの輪っか菓子も 蛆だらけに見えちゃうのよ?
こんな腐った瞳なら取り去ってイイってば
それとも すべてが病んでるなら
すべてから 殺してよ
私を ここから取り去ってよ
居場所なんて あっちにあるんだからさあ。
「逃げ」なんてカミソリ
未来なんざハサミ・チョキン
ドレもコレも包丁の錆になーぁれ
「問い」で研いで も一度 巡っといで。
バハハイ
基地の外にいるキミ達
三頭兵の無様な死を見せてやろうじゃないの
失敗したら笑ってごらんよ
面白いモノ 見せてやるからさ。
噴き出す血の祭 始まるよ
思い出思い出 遠くの保健所に持ってっちゃえ。
忘れて 安楽死させて 楽に生きるのさ
だからもう
罪だって 屍なら
いい加減 捨てさせてよ。
消えさせて 毒刺して 罰のふりかけで
食べちゃってください
私 わたし あっちにも、こっちの鏡にも。
もう 声がするくらいなら 耳切って スープにしたいからー。
全部悲しいワケないじゃない だけど引っかかるから止められちゃうよ
笑ってても 泣いてても 急にヒヤっとすれば
ねぇ 止まるでしょ?
どこまで行くのかねえ
貴方は何処まで見たのかしら。
過去の地獄絵図なんて 鳩の糞
程度だったのにさ
今じゃ 誰が弱らせちゃったんだろうねえ。
貴方は何処まで見たのかしら?
この世界の凶器に殺される寸前まで
自らの狂気と戦っていたのかしら。
---------------------------------20020403即興の詩。
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