空の上の国


短く切った   うでに からまるほど

体の中の おほしさまが 毎日 ないている

大切な記憶は もう 影だけなのに

なくせないものだけ やさしく 消してしまった


甘く  せつなの物語   目は開けたくない

見ていたかった形は 壊れた姿に 変わっていた

なぜ 一人置いて   壊れてしまったの?

今 すべてに 望むこと   二度とこの身体に

心に  名前に  夢を うえないで


黒い 丸い 空の上の国へ 行きたいです


飛べない鳥は 魚になって

泳ぐから   大丈夫

おおきな  おおきな  悲しみの後

きっと  やっぱり  私も行きます

だから それまでを  がまんなんて言わない

生きています  今日を

1oも 休まずに  明日も生きています


17の歳。らくがきちょうより。

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