足元から 芽吹く 子供は もうすぐ 咲くよと 笑ってる 貴方はいつも ひだまりの中で ちいさな 私の頭を なでてた 早く 大きくなって 守りたかったのは 微笑みながら 悲しむから。 その肩に 届きたくて 出来るだけの 背伸びもした 少しだけ 伸びた腕で 生まれたばかりの 花をつむ 何も 思い出したりせずに ただ 泣くだけなら 歩けるよ すぐに。 早く大きくなって 守りたかったのは もう二度と 出逢わないという 約束 腰を流れていく 髪に 今は たくさん うそもあるけど 消えてしまわないでいて 歩けないと 分かってる 貴方は 他の 何より 深く 深く 傷ましくて… ずっと独りにしないで その道を 選ばないで 夢の中では せめて 私を大きくして 白い塔の上 フェンスの向こう側で 夕焼けが笑い狂う 死なないよと 言った貴方を じゃあ 一体 誰がうばった? 私は誰を 憎むの? 私は私を 憎むの? ありがとう なんて言わないで ただ そばで 生きていてよ 私を いつも ひだまりの中で 遊ばせるように 優しく微笑んでいた 貴方は今 どこにいるの? 貴方は幸せだった? ねぇ 私はどうして 生きていて良いの? 足元から 芽吹く 子供は もうすぐ 咲くよと 笑ってる…。 |