あなたの蟲から生まれた蛆より

血の繋がっている男と 女と 暮らしたのは
幼少の頃。
あなたは あなたが思っている以上に 私の中で
「父 親」とは想われていないのです。
可哀想に。あなたも辛かったのでしょう?

母が私を置いて家を探していた十日間。
母がいなくなったことで あなたが壊れた。
私は今でも覚えている「私はママじゃない」と叫んだことを。
だけど 服もない私に あなたが蟲を注いだから
今も私の身体の真ん中の穴から蛆が湧いて出ます。

肉を切っても 血管を切っても 赤さは和らぐばかりで
あなたの血が通ってると考えると
黒さばかりが 映えてしまい
切ることは どんどんと容易くなってしまう。

もう 私は生きるんです。
どうか邪魔をしないで。
そこを お退きください。

あなたの種から生まれた私は
あなたの蟲から生まれた病と共に
こうやって 存在していますから。

殺される前に 消えてください。

追伸 世界中の娘を裸にする「父」が 同じく消えて去りますように。


2002年11月11日 Sea-la


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