ふたつめの産声


積もった記憶の奥に巣を作った小鳥
忘れた空の青さを 懐かしむこともなく。
腐りすぎた身体は乾いた道の上 泳ぐ
それでも 私はまだ 歩けるはずだから

手首を捨てずに抱きしめる
明日を迎えられるように

孤独を失くしたのは
生きてくことを招く証
私のちいさな声が
貴方に届いた。

壊れた時計から パパの音が聴こえてきて
小鳥は「殺さないで」と ちぎれながら叫ぶ

冷たい床にうずくまって
飛び発てる時を待っていた

孤独を失くしてから
生きてくことを信じだして
私が産まれたのは
その時だったんじゃないの?

ママの背中 消えて行く。おきざり。
鳴かない 翼が折れても。

震える肩に置かれた 白い手を握って

甘くて優しい キャンディーみたいな
あったかい夢を 見れた。

孤独を失くしてから 生きてくことを信じだして
私は孤独よりも 大事なものを…。

新しい道を抜けて きっと生きていけるの。





(某曲にオリジナルの詞をつけて歌うという作詞の練習作)
2003年2月6日 Sea-la

一緒にカラオケに行く機会のある人がいたら
是非一曲歌わせてやってください。
私泣いて喜びながら熱唱しますw