手鞠(ばびんちょ様へ捧げます)
月並みすぎる言葉を
いまさら並べようとは思えない私は
異質と言われ続け
それでも、平均型になろうと努力し、
結果
どうしようもない姿になりました。
願うことが届くようならば
どこの誰にでもなく
ただ
ここに遺を残しておこうかと。
いつ朽ち果てるかが 見えないものですから。
貴方には
手鞠に願いを架けていただきたく想います。
いつしか年を重ね
もう赤子を越え 幼子を越え
もうじき 髪を結うことになるでしょう
私は
自らの死を
望んでいるようでいて
実のところ
此処に居たいのです。
面白い話をしている訳ではなく 本当に。
ここにいたいのです。
貴方には
手鞠が描かれた衣を着る私を
袖を振り世界を見ていく私を
隣で見ていてほしい。
だから
願っていてほしい。
気が狂れているのは とうに知れています。
自分のことです
きっと いつでも どこか突飛でいることでしょう。
それは決して才ではなく
紛れもない「阿呆」であること
理解していきたく想ってます。
一部分を理解しているに過ぎないのです。
だって心底
自分がオカシナモノだと実感していたら
人様の目に触れる場所に
いられるはずが無いのだから。
言葉にするまでに至ったのも
白い服を着た方々のおかげです。
遠き山 照らしたひかり 黄泉の道
いくどと廻るは 朝という白
罪重き 罪人ならば 鎖解け
自ら罰して 腐り溶け逝く
荊触れ 私は足を 素肌にし
その血を孵して 心繋ぐよ
2002年7月17日+++Sea-la 日記より抜粋
彼氏さんが私に興味を持ってくれた一品。
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